2015年5月23日、第6回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回は、土曜日の開催ということもあり、たくさんの方に読書会へご参加いただきました。
東京アキバ読書会にご参加いただいた方ありがとうございました。
読書会で紹介された本は、コチラ!
今回の読書会もたくさんの本が紹介されましたが、その中の一部をこちらでご紹介いたします。
残念ながら予定があわず、ご参加できなかった方もいらっしゃると伺っています。
こちらの本を見て少しでも興味がある本があった場合は、是非次回の読書会にご参加頂けましたら幸いです。
ONE PIECE 77|尾田栄一郎
本日1冊目に紹介された本は、皆さんもご存知のワンピースです。
日本を代表する漫画の一つでもあるワンピース。2015年5年現在、77巻まで発売され、週刊少年ジャンプの中では『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に続いく長さでの連載になっています。
ストーリーについては、ご存知の方も多いと思いますが、この本からも多く学ぶことがあります。
そのうちの一つは、同じ目標を持つ仲間の大切さや、人脈の大切さといったところだと思います。
終身雇用や大企業神話が崩壊し、どんな企業で働いていようと、自分のキャリアは自分で切り開くという時代になりました。自分の会社は大丈夫と会社にしがみついている人に、一瞬にして悲劇が襲いかかるということも珍しくありません。直近でいうと、TOSHIBAやSHARPといった名だたる企業が一瞬にして、先が危ぶまれる企業になってしまいました。
そんな中、『フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方』や『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと 』が、大ヒットし、フリーランスやノマドといった働き方が今の日本でも主流になりつつあります。
フリーランスの人やノマドの人は1人で仕事をやっているように見えますが、そうではありません。フリーランスの人同士の繋がりや、ネットワーク、人脈といったものを駆使して、会社に縛られない働き方で活躍しているのです。
会社に決められた目標、会社に決められた仲間で、嫌々ながら取り組む仕事より、同じ目標を持っている一緒に働きたいと思った仲間と働く方が、何倍も大きな成果が出ることは、誰が考えても明らかでしょう。
そして、IT技術が発展し、グローバル化が進んだ現代では、そのネットワークは日本のみならず世界中に広がっています。
日本を代表するマーケターの神田昌典さんはこれからの時代に活躍する人を象徴する言葉として、
『グローバル』『フリーランス』『ネットワーク』
の3つのキーワードをあげています。
友に働く人は会社の人事部に決められて、嫌な上司と働くというのが当たり前はもうすぐ終わりを迎えるのかもしれません。
モンキー・D・ルフィが、様々な地で友に旅をする仲間を探していくように、私たちも誰と働くかを考える時代が来ているのかも知れません。
低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論|大前 研一
2冊目に、紹介された本は、大前研一さんの『低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論』です。
「皆が等しく貧乏になる国」で本当にいいのか?
と帯に書かれているように、今の日本は、少子高齢化と人口減少が続き、日本の給与所得者の収入の平均は年々減少しています。
タイトルだけ見ると非常に難しく見える本ですが、内容自体は普段本を読まない人でも読みやすく書かれています。
むしろ、今の日本の現状が赤裸々に書いてあり、目から鱗の情報が満載です。
日本には、報道の自由があると思っている人が多くいますが、日本の報道の自由度は、先進国の中でも非常に低く、国によってテレビや雑誌などのメディアは、操作されていると言っても過言ではありません。
アベノミクスは、良い政策だとメディアが騒ぎ立てますが、よくよく見てみれば、日本を滅ぼすような政策をしています。
私たちの年金の運用原資でもあるGPIFが株式での運用比率を挙げて、利回りを大きくして年金を安定運用するように見せていますが、よくよく考えれば、日経平均株価の株価操作です。
アベノミクスは、日経平均株価を釣り上げて、表面上だけ景気が良いように見せかけているだけなのです。
そして、そもそも日本人の大部分の人は、株式を所有していないので、いくら日経平均株価があがっても収入は増えません。
アベノミクスで、株価をつり上げること自体が、見当違いの政策であり、ただの票稼ぎをしているのです。
その証拠に、この十年間で日本の家計の所得の平均は、100万円以上減少しています。また、家計全体の総収入が年間300万円に満たない家計が、急増しています。
つまり、日本全体で、給料が減っている人が圧倒的に大多数なのです。
そして、これを打開する策を国は、全く打ち出せていません。
つまり、この皆が等しく貧乏になる国の中で、一人ひとりがどのような行動をしていくかが重要になります。
全て国任せだったり、自分は大企業に務めているから大丈夫といった認識をもっていたら、等しく貧乏になる一員になってしまうと感じます。
一人ひとりが、会社以外の場での朝活や読書会などに参加し、力を付けていく必要があると感じます。
バカになるほど、本を読め!|神田 昌典
3冊目は、神田 昌典さんの『バカになるほど、本を読め!』です。
なぜ今のデジタル化の進んだ時代に読書が必要なのかということが、非常にわかりやすく書かれており、読書会に参加した方がこのような本を紹介していただけることが非常にうれしく思います。
こちらの中でも、読書会の有用性についても書かれております。読書会に参加することは、メリットしかないというのが、神田昌典さんの意見だと感じます。
先の見えない世の中、暗い世の中と言われて久しいですが、本を読むことで、これからの世の中で明るい人生を歩んで行くきっかけになると思います。また、一人で読書をするだけではなく、読書会に参加することで他の人の考えや意見などを取り入れ、一人で読書をする時の何倍もの学びと成長を得られると感じます。
読書会のメリットの一つとして、神田昌典さんは「ソーシャルプレッシャー」をあげています。
読書会のメリットとして、「ソーシャルプレッシャー」を受けられるということが挙げられる。ソーシャルプレッシャーとは、「この人ができるなら、自分もできるかもしれない」「みんな変わっているのだから、自分も変わらなければいけないのでは」など自らの行動を変容させるきっかけになる、他人からの影響のこと。
そのソーシャルプレッシャーを最も強く受けるのは、意識が高い人がいる場に自分の身を置いたとき、読書会はまさに、意識の高い人と直接話し合える場だ。
神田 昌典│バカになるほど、本を読め! P.102,103
まとめ
東京アキバ読書会は、毎週東京の秋葉原で東京最大級の20代、30代の若手社会人中心の読書会を開催しております。
20代、30代の若手社会人中心の読書会のため、「同じ20代なのに、こんなにいろいろな価値観の人がいるのか」「この人が頑張っているなら、自分もがんばれるかも」といった、ソーシャルプレッシャーを感じることが出来ます。
一般的な、朝活や読書会などでは、年齢制限がないことも多く、「あの人は社会経験があるから、あんなにできるんだ」など、年上の人は社会人経験が長いからいろいろ挑戦できると感じたりしてしまい、なかなかソーシャルプレッシャーを受けることができません。
東京アキバ読書会では、同世代の参加者のため非常に馴染みやすく、同じ年代の人が頑張っているから、自分も頑張ろうと思えると思います。
読書会や朝活に参加したことがないという方も多く参加されておりますのでご気軽に参加していただければ良いと思います。
東京アキバ読書会に少しでもご興味がおありの方は、下記より詳細をご確認ください。
最近では、全国各地からご参加いただいているため、満席になり次第申し込みを締め切らせていただいております。
イマスグにお申し込みをいただければ、確実にお席をご用意いたしますので、ご希望の日程の申し込み漏れのないようにお気を付けください。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。