2015年6月3日、東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会は、平日の夜の読書会の開催でしたが、6名での参加になりました。なんと大阪からわざわざ読書会に参加してくださった方もいらっしゃいました。
今回、読書会にご参加いただいた方からは、「今まで参加した読書会の中で一番楽しかった!」など、非常にありがたい感想をいただきました。
今回、読書会に参加いただいた方、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本は、コチラ!
今回、読書会で紹介された本の一部を紹介こちらのブログでも紹介いたします。少しでも気になった本がある方は、是非読書会にお越しください。
君に友だちはいらない|瀧本哲史
1冊目に紹介された本は、瀧本 哲史さんの著書である『君に友だちはいらない』です。
2012年に団塊の世代の人たちが一斉に退職し、時代は大きく変わりました。日本の高度経済成長を引っ張ってきた人たちが、最前線から下りることにより、時代を引っ張っていく人たちが変わったのです。
そして、新しい時代への転換点にいる今に求められていることは、若い人たちが「チーム」を作っていくことなのです。
新しいことを始めようとしている人、そして若い人たちに必要なのが、「チーム」を作ることなのだ。新しい価値観も、新しいパラダイムも、ひとりだけの力では、世の中に広めていくことは難しい。自分とビジョンを共有し、その実現に向けて行動する仲間を見つけ出して初めてスタートラインに立つのだ。
瀧本哲史|君に友だちはいらない P.35
本のタイトルは、少々ショッキングなタイトルですが、Facebookで「いいね」を押したり、友達の気に入ったツイートをリツイートするだけの友達は、これからの時代に役にたたない。そういった友達はいらないと筆者はいっています。
これからの時代に本当の必要なものは、同じ方向を見て前進していくことができる、「チーム」、「仲間」の存在なのです。
20代のうちに是非読んでおきたい一冊だと言えるでしょう。
「20代」でやっておきたいこと|川北義則
多くの人が、ずっと20代のような若いころがずっと続けばいいのにと思うはずです。
しかし、20代を全力で生きて、後悔もやり残したこともなく30代を迎えることが出来れば、申し分ないと思います。
目の前の快楽ばかりを追ってしまう人は、『20代が一番楽しかった』と年を取ってから言い、先を見据え長期的な目線で自分の好きなことを仕事にしている人は何歳になっても『今が一番楽しい』と言うそうです。
過去が楽しかったと過去ばかり考える人と、今が楽しいと何歳になっても活き活きと生きる人どちらの人生のが良いでしょうか。
将来後悔をしない20代を送るための一冊です。
若者たちにいいたい。「他人と比べて生きるのはもうやめなさい」と。人はみな初期設定が違うのだ。だから単純に比べて評価をしてはならない。それをすると、大きく間違えることになる。その間違いは不幸になるもとだ。
良い大学を出て、良い会社に入れば一生安泰、結婚をして、マイホームを買って、年金で優雅な老後を送る。そんな昭和の時代のような生き方は、これからの人口の減っていく日本では送ることが出来ないでしょう。しかし、いまだにみんなが一部上場企業に就職したから自分もそうする。周りが結婚し始めたから自分も結婚するといった人が多くいます。
しかし、本来それはあなたがしたいことでしょうか?
筆者も、雇われない働き方を考える必要があるといっています。
また、スティーブ・ジョブズはスピーチの中で次のように言っています。
人生の時間は限られている。他人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。
特に日本人は、周りと同じ行動をすることが美徳という考えを持っていますが、みんなと同じ人生を送って幸せな人生だったと胸をはれる人はいるでしょうか。
自分が本当に歩みたい人生を歩むのが一番の幸せなはずです。
将来、『20代のときに、ああしておけば良かった。。。』などと後悔しない人生を送らないために是非読んでおきたい一冊です。
LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵|高城剛
3冊目は、ハイパーメディアクリエイターとして世界中で仕事をし、ハイパーノマドとして有名な高城剛さんの一冊です。
元々高級車を乗り回していた高城さんですが、今では持ち物の99%を捨て去り、家も持たず国内外問わず好きな場所へ飛び回る生活をしています。その高城さんの持ち物が紹介されている一冊です。
人生を楽しむことに全力を注ぐ高城さんの生活を知ることができ、非常に面白い一冊です。
炊飯器や体重計や発電機を持ち歩いている人はいるでしょうか?
それが高城さんです。
時間も場所も縛られず、世界中自分の楽しい事だけを仕事にしていくという人生は誰もが憧れると思います。
砂漠のど真ん中でも漫画を500冊以上、映画を200本以上見れるだけのデータも持ち歩いているそうです。
どこで何が起きようが全てを楽しむ人生、世界中を旅しながら仕事をしていく人生。最高の人生だと思います。
大抵のものはすぐに手に入いる今の世の中、本当に大切なもの、幸せな人生とはなんなのかを考えさせられる一冊です。
フォーカル・ポイント|ブライアン・トレーシー
こちらは、ノマドワーカーとして有名な本田 直之さんが訳している、ブライアン・トレーシーさんの著書です。
本田 直之さんと言えば、一年の半分以上をハワイでサーフィンなどをして過ごす、誰もが羨むような生活をしている日本を代表するノマドワーカーです。その本田 直之さんがノマドワーカーになるまでに、何度もなんども読み返した本だと言います。
この本のポイントは、
もっとも大切なポイントを見極める能力が人生においてどれほどのことが達成できるかを決める
ということです。
あなた自身が、あなたの人生の中で一番大切なものを気が付くことが重要です。
人生の質を高めるには
- 重要なことを増やす
- 重要でないことを減らす
- 新しいことを始める
- あることを完全にやめる
例えば、訳者の本田 直之さんのような自分の好きな場所で、好きな仕事をしていきたいのに、毎日会社で残業ばかりでは元も子もありません。自分自身の目標に向かうために、重要なことに費やす時間を増やしていかなければいけません。多くの人にとって、会社で好きでもない仕事をイヤイヤながらやり続けることは重要なことではないはずです。
もし自分の「フォーカルポイント」、つまり集中すべきポイントがわからない場合は、次の7つのステップを自分に問いかけてみてください。
- STEP1 価値観を明らかにする
- STEP2 ビジョンを明らかにする
- STEP3 ゴールを決める
- STEP4 必要な知識やスキルを明らかにする
- STEP5 身につけるべき習慣を明らかにする
- STEP6 毎日の日課を決める
- STEP7 具体的行動を決める
本当に自分が注力したいことに近づくような自己投資の時間を一秒でも多く作ることが重要です。
そのために朝活や読書会などに参加して、本の知識を得たり他の人の考えを学ぶということはとても有意義な時間の一つだと感じます。
また、筆者は、自分のキャリアを意識することの重要性を述べています。
キャリアといっても、もちろん会社で出世していくということではありません。
自分自身を独立したフリー・エージェントだと見なすことに、仕事で成功する鍵が隠されている
どの会社で働くかということは、今の時代大きな意味を持たなくなってきています。訳者の本田 直之さんや、ひとつ前の本の著者の高城 剛さんのようなノマドやフリーランスといった働き方をする人がどんどん増えています。むしろ、次の時代の中心になるのは、そうしたフリーランスの人であると多くの人が至る所でいっているのを皆さんも聞いたことがあると思います。
出世だけではなく、自分が本当にやりたい仕事を考えていく時代が来ているように感じます。
みなさんは、本当に自分にとって重要なことを行う時間を確保できているでしょうか。家、電車、会社の往復の毎日だけになっていないでしょうか。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で東京最大級の20代、30代の読書会を開催しています。
このまま、家・電車・会社の魔のトライアングルの往復だけの人生で終わりたくないという人が集まっています。なかなか、人生を変えたいと思っても何から始めればいいかわからないという人がほとんどだと思います。
そんな時の一つのきっかけになるのが、東京アキバ読書会です。新しい本との出会いや、普段は会わないような会社外の20代と会うことで刺激を受けてみませんか。
読書会や朝活に初めて参加すると方も多くいらっしゃり、初参加の人にも安心の読書会を心がけておりますので、ぜひご気軽に読書会にご参加いただければと思います。