2016年11月5日、第105回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会は、初参加の方2名を含めた開催となりました。
今回の東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
時間ギリギリまで非常に盛り上がった読書会となりました。
読書会で紹介された本はコチラ!
今回の読書会でもたくさんの本が紹介されましたが、その中の一部の本をご紹介いたします。
多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~|ちきりん 著
まず紹介された本は、社会派ブロガーとして著名なちきりんさんの著書である『多眼思考』です。
本書は、世界最強の頭脳集団であるマッキンゼー・アンド・カンパニーで長年活躍した、ちきりんさんがTwitterでつぶやいた発言の中から厳選のものをまとめた本です。Twitterとい140字の発言をまとめた本のため、普段読書をしないという方にも非常に読みやすく、読書会の参加者の中でも人気の一冊です。
本書の中で紹介されているツイートの中から、今回の読書会で紹介されて反響のあったものをいくつかご紹介いたします。
「みんなと同じことをやる」 → 「供給過多の海に、自ら飛び込む」 → 「仕事の単価はまず上がらない」と理解すべき
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) August 5, 2013
人生の時間のどれくらいを誰と共有するかは、人生がどんなもんになるかを、ほぼ規定する。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 18, 2013
優位な若者を抱え込んで30年後には市場でまったく評価されない中高年のおっさんにしてしまう企業ですかね。 RT @yenshikwan: RT 突然のRTで失礼します。ちきりんさんの考えるブラック企業とはどんなですか?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) December 4, 2013
あたしが心配なのは、お金がない人生じゃなくて、やりたいことのない人生だよ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 6, 2013
誰でもすぐにできる 売上が上がるキャッチコピーの作り方|堀内伸浩 著
タイトルの通り、キャッチコピーをどのように作るべきかということをわかりやすく解説してくれている1冊。既に、キャッチコピーの作り方について学ばれている方には、知っている内容が多いかもしれませんが、これからキャッチコピーについて学ばれたいという方には基本から丁寧に解説されていて、とても良い1冊です。
キャッチコピーを作る時の基本は、ターゲットを明確にし、その人をドキッとさせる表現を使うこと、数値化すること、誰でもわかる言葉を使うこと、期間をアピールすることなどを盛り込むことだと言います。
医者が末期がん患者になってわかったこと―ある脳外科医が脳腫瘍と闘った凄絶な日々|岩田隆信 著
50歳のエリート脳外科医が、ある日突然悪性脳腫瘍と診断され、そこからの心情や日常を日記形式で綴った一冊。
患者の病気を治すことに全身全霊を注ぎ続けていたのが、突如自分が重病にかかり絶望の日々が目の前に現れ、今まで必至に患者のことを考え続けていたものの、死を目の前にした人の心情はいくら医者であろうと、病気にかかった本人にしかわからないようです。
エリート脳外科医ということもあり、来る日も来る日も患者が自分の治療を求めて、病院にやってくるため、自分の治療の時間を作れないという日々を過ごしていきます。
自分の人生、家族との時間、人生の中で本当に大切なものというのは、皮肉にも絶望に襲われた瞬間に気が付くのかもしれません。当たり前の日常のありがたみを感じさせてくれる一冊です。
人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは|ナカムラクニオ 著
荻窪にあるブックカフェ「6次元」の店主であるナカムラクニオさんが、6次元がなぜ人を集めるのかといったことをテーマに、カフェの特徴やイベントなどを紹介している一冊。
本書の中でも、今若者の間で読書会が非常に人気であることも紹介されています。
小さな集会の中で最も人気なのが、読書会です。
ネットを通じて集まった人たちが本の感想を語り合うオフ会で、若い世代を中心に人気があります。
あらたな本との出会いや、価値観の違う他人と意見を交わす面白さがあり、20~30代の間で普及しつつあります。自分が読んで理解したと思っていたことでも、他人にわかるように話して伝える努力を実際にしてみることで、初めて気付かされることが本当に多くあるものです。人に話すことで自分の頭が整理され、本をより深く理解することができます。
ナカムラクニオ|人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは
本は絶対、1人で読むな!|中島孝志 著
年間3000冊もの本を読む、著者の中島孝志さんがたくさんの本を読んでいく中でたどり着いた答えは、読書を1人で行うことは大損であり、絶対に読書会に参加すべきだということだったと言います。
何故なら、1人で行う読書は所詮どれだけ速読をして読む本が増えても、足し算型の読書であり、読書会に参加することで短時間で何冊もの本を読んだとどうようの効果を得ることができる読書会は、掛け算型、乗数効果型読書になるからです。
いくら速読で頑張ったところで労多くして益少なしだとわたしは考えている。
わたし自身、速度教室に通ったこともあるけれども、どんなにスピードアップしたところで、しょせん足し算の読書なのだ。つまり、1日2冊読んでも1+1=2にしかならない。
それよりも、2×3=6という掛け算型読書、5の2乗=25という乗数効果型読書にシフトしたい。
おひとりさま読書ではできないけれども、読書会ならできる。
中島孝志|本は絶対、1人で読むな!
その他にも、『ザ・ラストエンペラー』、『インフェルノ』など、どれも20代で読んでおきたい本が多数紹介された、非常に濃密な読書会となりました。
読書会の感想
読書会にご参加いただいた方にご記入いただきました感想の一部をご紹介いたします。
女性 22歳
満足度:5段階中5点
感想:いつもは読まない本であったり、話題を知ることができた
男性 29歳
満足度:5段階中4点
感想:新しい本との出会いもありましたし、すぐに活かせそうな内容もあった
男性 24歳
満足度:5段階中5点
感想: イベントの作り方が参考になった
まとめ
東京アキバ読書会は、毎週東京の秋葉原で20代・30代の若手社会人中心の読書会を開催しています。
2年以上継続して東京で読書会を開催しており、年間数百人が参加している東京でも最大級の読書会として、多くの方にご評価いただいております。
読書会の満足度の高さを聞きつけ、東京以外の県や新幹線で地方から読書会にご参加いただいている方も多数いらっしゃるほど、ご好評いただいております。
皆様の東京アキバ読書会のご参加を心よりお待ちしております。
初参加の方も大歓迎ですので、奮ってご参加ください。