2016年11月9日、第106回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
平日の夜の読書会となりましたが、今回も初参加の方を含めた6名での開催となりました。
平日の読書会のため休日よりは人数は少なめでしたが、その分濃密な読書会になり、お店の閉店時間が過ぎるほどまでにとても盛り上がり、学びの多い読書会となりました。
また、読書会にご参加いただいた方にご記入いただいたアンケートでも、全員の方が満足度でな5点満点中5点の評価をいただき、読書会に初参加の方の方にも、何度も参加している方にも、評価いただける読書会を開催できたことがありがたく思います。
東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本は、こちら!
今回の東京アキバ読書会でも様々な本が紹介されましたがその一部をご紹介いたします。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代│ダニエル・ピンク
クリントン政権時代のアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務められたダニエル・ピンクさんの著書の『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』が紹介されました。
かつては、計算が速かったり、言われたことを正確に行うなどの左脳型の人が活躍してきましたが、これからの時代は共感力や新しいことを生み出すイメージ力などを持った右脳型の人しか活躍することが出来ないことを表明した本で、世界的なベストセラーです。
計算や正確な記憶という技術は、パソコン一つで賄えてしまい、公認会計士や弁護士と言ったかつての高給取りが、どんどんとコンピューターに仕事を奪われています。
また、グローバル化の波は、アジアの安い人件費で有能な人材に雇用を提供し、エンジニアなどはアジアの国々に外注され、日本人がやる仕事ではなくなっているのが現実です。
本書の最後には、3つの自問が差ょうかいされており、この3つをクリアしない仕事についている人は、近い将来職を失うことを覚悟しなければならず、今から未来に備えなければなりません。
・この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか
・この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか
・自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか
本書については、下記のブログで詳しくご紹介しています。
ゴール―最速で成果が上がる21ステップ│ブライアン・トレーシー
世界を代表する自己啓発書作家のブライアン・トレーシーさんの大ベストセラーである『ゴール―最速で成果が上がる21ステップ』が紹介されました。
本書の中心にあるのは、目標を紙に書くという事です。
冒頭にハーバード大学のMBA(経営学修士)コースの卒業生に行った「未来について明確な目標を紙に書き、それを達成するための計画を立てていますか?」という調査です。
結果は以下の通りでした。
目標を立て、紙に書いている:3%
目標は持っているが、紙には書いていない:13%
明確な目標はない:84%
この卒業生たちの収入についての10年後に追跡調査を行ったところ、驚愕の事実が明らかになりました。
明確な目標を持っていなかった人たちの平均年収と比べ、目標を持っているが紙に書いていなかった13%の人たちの平均年収は、2倍になっていました。何より驚くべきは、目標を持ち、紙に書いていた3%の人たちの平均年収は、他の97%の人たちの平均年収の10倍になっていたとのことです。
目標を立てて、紙に書くという誰にでも出来ることをしっかりと行うことが出来るかというだけで、人生にとんでもない差が生まれることを、明らかにした本です。
本書では、目標の立て方や実際の実現の仕方などについて、データを交えて、わかりやすく解説されており、とてもおすすめです。
21世紀を生き抜く3+1の力│佐々木裕子
東京大学を卒業後、マッキンゼーや日本銀行で活躍された佐々木裕子さんの大ヒット作の『21世紀を生き抜く3+1の力』が紹介されました。
女性著者の作品ということもあり、女性にも大人気のビジネス書であり、テーマは2050年の世界について書かれています。
2050年の自分の年齢をイメージし、その時の自分の家族や子供を想像しながら読むと、非情に得られるものが多い、非常におすすめのビジネス書です。
2050年には、日本の人口は今よりも激減しており、高齢者の割合が増えていることは、避けられない未来ですが、そうした世の中を迎えた時に私たちはどんな働き方や生き方をすべきなのでしょうか。
人口が減るということは、それだけ物を買う人が少なくなり、物を買う人が少なくなれば企業の売上が下がるため、そこで働く私たちの給料が減っていくことは、少し考えれば誰もがイメージすることが出来ます。
その他にも、『インベスターZ』、『「うま味」パワーの活用便利帳』、『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』などの様々な本が読書会で紹介されました。
感想
読書会にご参加いただいた方にご記入いただきました感想の一部をご紹介いたします。
女性 28歳
満足度:5段階中5点
感想: 本の紹介だけでなく、読書会のコンセプト・趣旨など共有いただけて良かったです。今まで持ち家が欲しいとばかり考えていましたが、ローンを組むのが大損と知れた。
男性 24歳
満足度:5段階中5点
感想: 面白い漫画を紹介してもらえた
まとめ
東京アキバ読書会は、20代・30代の若手社会人中心の読書会を東京の秋葉原で毎週開催しています。
休日は朝活、平日は会社帰りに気軽に参加できる夜活として読書会を開催して、毎回たくさんの20代の方にご参加いただいております。
最近では、読書会の噂を聞きつけて、東京以外の他府県からご参加いただいている方や、わざわざ新幹線でご参加いただいている方もいらっしゃり、東京飲のみならず全国から評価される読書会となりました。
読書会に参加したことがないという方も多く参加されておりますので、初めて参加される方や、これから読書会に参加しようと思われる方も、是非気軽な気持ちでご参加いただければと思います。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。