11月12日、東京アキバ読書会を開催いたしました。今回、読書会にご参加いただいた方々、誠にありがとうございました。
今回の読書会は、いつも通りたくさんの本が紹介されましたが、それに付随して金融の知識や不動産の知識などもたくさん紹介され、本の知識のみならずたくさんの役立つ知識が学べる読書会となりました。
読書会で、紹介された本はこちら!
今回の読書会もたくさんの読んでおくべき本が紹介されました。毎回読書会では、参加者の方の数だけ、自分の知らない本と出会えるため、1人で行う読書の何倍ものことを知ることができます。
問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論|エマニュエル・トッド
テロ、移民、難民、人種差別、経済危機、格差拡大、ポピュリズムなどテーマは多岐にわたっていますが、全てのテーマにおいて「グローバリズムの限界」という問題に繋がっている1冊。
グローバリゼーション・ファティーグ(グローバル化疲れ)に焦点を当てて、イギリスのEU離脱などグローバル化にも変化が出てきている現状について書かれている本です。
インベスターZ|三田紀房
北海道札幌市にある道塾学園という学校がテーマのマンガですが、創始者の藤田金七の巨額な財産で運営されているため、道塾学園は授業料などは全て無料になっているという不思議な学校。
しかし、実際には秘密裏に『投資部』というものが存在しており、多額の資金を学生が運用し、その運用資金で学校が運用されているのです。
今回、紹介された『インベスターZ 14巻』では、マイホームに焦点を当てたストリーリーが描かれています。
主人公の財前孝史は、不動産を運用することとなり、自分の両親が買った家の金額を計算してみることに。
すると、価格は3500万円ほどの土地と一軒家にも関わらず、ローンや仲介手数料、土地の所有権移転登記料、不動産取得税、印紙税、固定資産税、都市計画税、家の修繕費などを考慮すると合計で6000万円ものお金を払っていることに気が付き、何故両親は馬鹿げた買い物をしているのかと疑問に思います。
仮に、頭金の350万円に毎年50万円を追加して、3%運用すれば、35年目で3843万円になり、5%で運用できれば6092万円にもなり、老後の十分な資金の一部になるにもか関わらず、多くの人がマイホームを買い、身動きが出来なくなるという不自由な道を自ら選択しているのです。
『夢のマイホーム』、『一国一城の主』という日本人のステータスといったものは、高度経済成長期に阪急グループなどの大企業が利益追求のために作られたイメージであり、多くの日本人が幻想を追い求めている現実に気が付きます。
財前孝史は、翌日の夕方までに現金5000万円で良い物件を買うという勝負に参加することとなり、実際にはどのような不動産が価値のある物件なのかを探しにいきます。
大前研一 日本の論点2017-18|大前研一
毎年年末に発売され、大前研一さんの大ヒットシリーズの第4弾。シリーズ累計25万部を超える、毎年年末恒例のの大人気ビジネス書シリーズです。
雑誌「プレジデント」で毎回掲載されている大前研一さんの記事を加筆修正した内容で、毎年その年に起こったニュースの振り返りや、翌年の経済の流れ、そしてこれからの激動の時代を生き抜くためには、どんな能力や考えが必要なのかを教えてくれます。
毎年年末には似たような内容の本が多数う発売されますが、その中でも最も学びの多いシリーズであると感じますので、今の世の中の流れを学ぶには非常に有効な本で、おすすめです。
その他にも、『勇者の剣 (レッドウォール伝説)』、『水晶の栓 』、『美徳の経営』などの本が紹介されました。
まとめ
東京アキバ読書会は、毎週20代・30代の若手社会人の読書会を東京の秋葉原で開催しています。
毎回、初めて読書会や朝活に参加する方から、毎週のようにご参加いただける方まで、たくさんの20代・30代の方にご参加いただいております。
読書会では、ビジネス書や自己啓発書、小説、漫画に至るまで幅広いジャンルの本が紹介されており、初参加の方でも気軽にお好きな本を持って読書会にご参加いただけましたら、幸いです。
読書会の開催を重ねるごとに、たくさんの方から感謝の声をいただき、読書会を毎週開催し続けております。
初参加の方に合わせて進行させていただきますので、初めて読書会に参加される方にも安心の読書会を心がけておりますので、是非ご気軽な気持ちでご参加いただければと思います。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。
初めての方も大歓迎です。