2017年1月21日、東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会は、初参加の方2名を含めた合計11名での開催となりました。
今回、読書会にご参加いただいた方にご記入いただいたアンケートでは、5段階中4.6点と非常に高い満足度をいただき、ご参加いただいた方全員にご満足いただける読書会を開催できて、とてもありがたく思います。
東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本は、コチラ!
今回の読書会にご参加いただいた方にご紹介いただいた本の中から、一部をご紹介いたします。
多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~|ちきりん
ちきりんさんの著書である、『多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~』が紹介されました。
本書は、月間200万PV以上を誇るブログの管理人で、ビジネス界で著名なビジネス書著者であるちきりんさんが、Twitter上でTweetしたものの中から、反響の多かったものをまとめた一冊です。
140字という制限がある中で、非常に内容の濃いTweetがまとめられています。Tweetのまとめのため、普段本を読まないという方も、とても読みやすい一冊ですので、これから読書を初めてみようという方にも、オススメの一冊ですし、女性著者ということもあり、女性にも人気の一冊です。
本書の中で、紹介されているTweetの中から、いくつかをご紹介いたします。
「みんなと同じことをやる」 → 「供給過多の海に、自ら飛び込む」 → 「仕事の単価はまず上がらない」と理解すべき
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) August 5, 2013
人生の時間のどれくらいを誰と共有するかは、人生がどんなもんになるかを、ほぼ規定する。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 18, 2013
優位な若者を抱え込んで30年後には市場でまったく評価されない中高年のおっさんにしてしまう企業ですかね。 RT @yenshikwan: RT 突然のRTで失礼します。ちきりんさんの考えるブラック企業とはどんなですか?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) December 4, 2013
あたしが心配なのは、お金がない人生じゃなくて、やりたいことのない人生だよ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 6, 2013
「忙しい忙しい」って言うと、「私は人生で何が大事か、わかっていません」と言ってるみたいな気になるから、言いたくない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) December 4, 2011
「本を読む」と「考える」は全く違う行為なのに、本を読んで考えた気になってる人もたくさんいるよね。まあ、朝、会社に行って、夜、帰宅して、「働いた気になってる人」がいるのと同じだけど。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) May 31, 2014
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか|ダニエル・ピンク
ダニエル・ピンク氏の『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』は、21世紀になり、人々のモチベーションの源泉が変化してきているということを、様々なデータを元に証明した一冊で、世界的な大ベストセラーです。
ダニエル・ピンク氏は、人のモチベーションをコンピュータのOSに例えています。生きるために食料や身の安全などを確保するためのモチベーションである、モチベーション1.0。仕事で良い結果を出せばボーナスなどの報酬を出し、成果が上がらなければ減俸やクビなどになる、「飴とムチ」の20世紀型のモチベーションである、モチベーション2.0。そして、21世紀は、人のモチベーションは、お金では動かないことがわかってきており、やりがいや仲間、成長などをモチベーションとなる、モチベーション3.0となっていると言います。
モチベーション3.0の時代である現代は、モチベーションは会社や他人から与えられるものではなく、自分のうちに秘める価値観に沿って生まれてくるものであることがわかっています。
今の仕事や生活に、モチベーションが湧かないという方には、是非お読みいただきたい一冊です。
2022――これから10年、活躍できる人の条件|神田昌典
本書は、2012年のAmazonビジネス書・自己啓発書部門の年間1位に輝き、東京アキバ読書会の開催のきっかけとなった一冊です。
2012年に発売され、10年後を予見した本ですが、発売から数年経った今、本書の中で予測されていることが続々と現実化しており、改めて今読むことでリアルに日本、世界の現状を知ることができ、非常にオススメの一冊です。
iPhoneの成長サイクルを予見した章がありますが、神田昌典さんの予見は、ぴったりと的中しており、驚く人も多いはずです。iPhoneが、iPhone5cから多色展開されましたが、そのタイミングも寸分狂わず的中しており、神田昌典さんの先見性の高さに気がつくはずです。
その他、本書を読まれた方が、印象に残るのは、2024年までに「会社がなくなる」ということを宣言していたり、70年周期で世の中が回っていることなど、今までビジネス書などを読んだことがない人には、驚きの連続の本ですが、非常に納得感のある一冊です。2012年の年間1位になるほど読まれるには、それだけの理由があることがわかります。
また、本書では、読書会に参加するということが、全てのビジネスパーソンには、必要であり、読書会は自分を成長されるために最も良いツールであることが述べられております。本書を読んで読書会に興味を持ったという方も多く、読書会に参加している方の中でも最も人気の一冊です。
20代・30代の若いうちにに絶対に読むべき本だと感じます。


やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける|アンジェラ・ダックワース
2016年に発売された本の中でもトップクラスの人気で、世界中で注目されているのが、『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』です。
フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏や、Microsoft会長のビル・ゲイツ氏も、最も重要な力は、「グリット」であると述べているほど、世界で求められている力です。
かつては、努力よりも生まれ持った才能などが、重要視された傾向がありましたが、結果を出す人に共通しているのは、学歴や才能ではなく、努力を続けられるかどうか、つまりグリット(やり抜く力)だったといいます。
アンジェラ・ダックワース氏は、何故努力が重要かということについて、以下の式のように示しています。
才能 × 努力 = スキル
スキル × 努力 = 達成
つまり、努力は、二乗で達成に関連しているのです。
「才能」すなわち「スキル」が上達する速さは間違いなく重要だしかし両方の式を見ればわかるとおり、「努力」は1つではなく2つ入っている。「スキル」は「努力」によって培われる。それと同時に、「スキル」は「努力」によって生産的になるのだ。
アンジェラ・ダックワース
コーヒーが冷めないうちに|川口俊和
川口俊和さんのデビュー作である、『コーヒーが冷めないうちに』が紹介されました。本書は、デビュー作にも関わらず85万部を超える大ヒット作です。
誰もが、一度は過去に戻れたらなと感じたことがあると思います。本書は、過去に戻れるという不思議な喫茶店がテーマの小説で、心温まり感動の一冊です。
フニクラフニクラという過去に戻れるという都市伝説の噂のある喫茶店。
しかし、過去に戻るには、次の五つのルールがあります。
- 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
- 過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
- 過去に戻れる席には先客がいる。その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
- 過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
- 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
コーヒーが冷めないうちに|川口俊和
コーヒーが冷めるまでのたった数分ですが、それでも過去に戻りたいと思うでしょうか。そして、もし過去に戻れるとしたら、誰に会いに行くでしょうか。
そして、人は過去を振り返りながら、生きて行くことが幸せな人生なのか、それとも未来を見るべきなのか、を考えさせられる一冊です。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代|ダニエル・ピンク
『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』の著者のダニエル・ピンク氏の別の作品である、『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』も紹介されました。
かつて、会計士や弁護士といった職業は、高給取りの代表格のような職業でしたが、今やこうした職業についているからといって、安泰ではない時代になっています。会計士は、たった数十ドルのソフトウェアで代行されるようになり、弁護士は、AIやテクノロジーの発展により、機械に負けるようになってしまいました。
また、エンジニアのような職業は、グローバル化の進展により、アメリカ人や日本人はなく、人件費が安く、多ヶ国語を自在に扱えるインド人やベトナム人などの優秀なアジアの人材に取って代わられるようになりました。
かつて安泰と言われた職業がコンピューターやアジアの優秀で人件費の安い人材に取って代わられるようになったしまった今の時代に必要なものは、左脳的な考え方ではなく、右脳の使い方だといいます。
その他、『人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157 ~原晋、魂の語録』、『自閉症の現象学』、『なぜ君たちは一流のサッカー人からビジネスを学ばないの?』、『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』、『ビジネスに効く教養としての中国古典』、『面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた →そしたら人生観変わった』など、たくさんの本が読書会の中で紹介されました。
読書会に参加いただいた方の感想
女性 27歳
満足度: 5段階中5点
感想: 古典のような本を読むことが多いので、新しい本も読みたいと思いました。おもしろかったです。
男性 22歳
満足度: 5段階中5点
感想: 色々な本を知れて良かったです。みなさんお話も面白かったです。
男性 26歳
満足度: 5段階中5点
感想: 自分の知らない本を多く知れたので、良かったです。
女性 27歳
満足度: 5段階中4点
感想: 同じ20代でも人によって違うのだなと思いました。
男性 22歳
満足度: 5段階中5点
感想: 漫画の紹介がとても面白かったです。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で社会人を中心に、20代・30代の若手社会人中心の読書会を毎週開催しています。毎回、たくさんの20代・30代の方にご参加いただいており、東京でも最大級の読書会コミュニティとなっています。
読書会には、社会人が中心ですが、大学生から、金融、人材、メーカー、IT、公官庁などなど、幅広い業界で働く方に参加いただいています。
読書会にご参加される方のほとんどの方が、読書会に初めて参加するという方ばかりですので、今まで読書会に参加されたことがない方、これから読書会に参加して見たいという方、周りに読書をする友達がいない方、本について周りの人とは話せていない方など、大歓迎です。
今回も超満員での読書会となりましたので、満席になる前にお申込みいただくことをオススメいたします。
満席になり次第、お申込みを締め切らせていただきますので、今すぐにお申込みいただけましたら、確実にお席をご用意いたします。
東京アキバ読書会でお会い出来ることを楽しみにしています。
本日の東京アキバ読書会にご参加いただいた方、本当にありがとうございました。