2017年1月28日、第116回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の東京アキバ読書会は、読書会に初参加の方の2名を含めた、9名での読書会となりました。
また読書会も時間ギリギリまで非常に盛り上がり、その後の昼食にも全員の方がご参加いただき、全然語り足りないという方もいらっしゃるくらい、とても充実した読書会となりました。
今回、読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本はコチラ!
今回の読書会も、十人十色、様々なジャンル、種類の本が紹介されました。読書会で紹介された本の一部をご紹介いたします。
僕は君たちに武器を配りたい|瀧本哲史
激動の時代を生き抜かなければならない、20代の大学生、社会人に向けられた20代の必読書です。
本書は、2012年のビジネス書大賞を受賞した一冊でもあり、これから社会人として働いていく全ての人が必ず読むべきビジネス書の中の1冊のように思います。著者の瀧本哲史さんの授業は、京都大学で絶大な人気を誇り、他学部からも多数履修する人が出て来るほどだと言います。
家電量販店にいけば、炊飯器や冷蔵庫、洗濯機と言った、いわゆる白物家電は、どれも似たり寄ったりで、「コモディティ化」しており、どれがいいのか見分けがつきません。
著者の瀧本哲史さんは、今や就活生や若い社会人たちが、白物家電と同じように「コモディティ化」していると言います。みんな同じ黒いリクルートスーツを来て、就職活動の、面接では「サークルで〇〇をしてました」「アルバイト先で〇〇に貢献しまきた」「TOEICは〇〇点です」と、テンプレートのような同じ発言ばかりを繰り返す。
社会人になってからも、みんなある程度の学歴を持ち、ほどほどに英語を使え、資格を何個か持っているという同じようなバックグラウンドの中で、飛び抜けて活躍したり、世の中を動かすようなことをする人たちはほとんどいません。面接官も人事部も、誰が誰だか見分けすらつかないのです。
本書の中では、これから生き残る4つのタイプと、コモディティ化して差別化出来ずに価値を失う2つのタイプの人たちを紹介しています。もしあなたが価値を失うタイプの人間だとしたら、早急に本書を読み、これからの時代に生き残ることが出来る価値ある人材になる必要があります。
私たちが社会で生き抜いていために、「コモディティ」にならないための思考法をここぞとばかりに紹介してくれる1冊です。
人生は短い。戦う時は「いま」だ
時には周囲から「ばかじゃないのか」と思われたとしても、自分が信じるリスクをとりにいくべきだ、ということである。自分自身の人生は、自分以外の誰にも生きることはできない。たとえ自分でリスクをとって失敗したとしても、他人の言いなりになって知らぬ間にリスクを背負わされて生きるよりは、100倍マシな人生だと私は考える。
瀧本哲史|僕は君たちに武器を配りたい
限りなく透明に近いブルー|村上龍
村上龍さんのデビュー小説であり、芥川賞受賞作品である『限りなく透明に近いブルー』が紹介されました。本書は、2015年時点で、単行本と文庫本を合わせて発行部数367万部という大ヒット作品です。
舞台は村上龍さんが実際に20代の頃に住んでいた東京都福生市。米軍基地があり、日本とアメリカが融合した街で繰り広げられるアンダーグラウンドな日常が描かれています。現在でも横田基地の中は治外法権とされており、横田基地や周辺には多数の外国人が暮らしており、海外のような雰囲気が漂っており、日本にいながら海外の気分を味わうことが出来る人気のスポットです。
村上龍さんを始め、忌野清志郎さん、大瀧詠一さん、福山雅治さん、桑田佳祐さん、元SHAKALABBITSのベーシストKINGさんなどが住んでいたこともあり、多数のミュージシャンやアーティストを生み出した福生を感じることが出来る1冊です。
あした死ぬかもよ?|ひすいこたろう
全ての人に必ず訪れるものが、「死」であるのとは、誰も否定ができません。
しかし、あるアメリカの調査では、「死」を迎える日が来るとわかっているにも関わらず、約90%の人が死の間際に同じことを考えると言います。
それは、「もっと冒険しておけば良かった」という後悔です。
遅かれ早かれやって来る「死」の間際に、後悔ばかりと思い浮かべるのか、それとも最高の人生だったと思えるのかは、日々のどう生きているかにかかっています。いくらお金を持っていても、いくら大きな家に住んでいても、いくら高い車に乗っていても、それらのものは「死」を迎えた瞬間には何の意味もなさなくなってしまいます。ずっと残り続けるのは、記憶であり、思い出のみです。
本書はワークを交え、後悔のない人生を送るために前向きに生きるヒントを与えてくれる1冊です。ビジネス書のような体裁でありながら、涙なしには読めません。
日々の生活に何か違和感を感じたらぜひ手に取っていただきたいです。あなたは今の毎日を続けていたら、後悔のなくこの世を去ることが出来るでしょうか?
生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの|伊賀泰代
前作『採用基準―地頭より論理的思考力より大切なもの』が大反響があった伊賀泰代さんの待望の新作である『生産性』が紹介されました。
生産性と聞くと、会社が何とかするもの、自分には関係ないと感じてしまう人が多いかもしれませんが、日本以外の多くの国では社会人として働くほとんどの人が、生産性という概念を持って働いていると言います。
日本では、仕事が終わらなければ残業すればいいという考えがすぐに出てきてしまい、生産性を高めて、短い時間、少ない労力で、最大の結果を出そうと考える人はまだまだ少数です。
伊賀泰代さんは、生産性を次のように定義しています。
生産性とは「成果物」と、その成果物を獲得するために「投入された資源量」の比率として計算されます。「アウトプット」÷「インプット」のいってもよいでしょう。
つまり、生産性を向上させるには、
- 成果額(分子)を大きくする
- 投入資源量(分母)を少なくする
この2つの方法があります。
残業をする、部署の人を増やす、といったインプットを増やせばいいという安直な考えではなく、以下にインプットを減らして、アウトプットを増やすかを考えなければなりません。
日本人に最も欠けている概念の一つである「生産性」を知るのに非常におすすめの1冊です。多くの人が「生産性」を上げるという考えを持っていないため、本書を読み「生産性」の概念を、身につければ、周りの人達から頭一つ抜け出すことも簡単のように感じます。
読書会では、この他にも、『マチネの終わりに』『ムダにならない勉強法』『アテンション―「注目」で人を動かす7つの新戦略』『億男』『月の影 影の海』などが紹介されました。
読書会にご参加いただいた方の感想
女性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: 普段誰かと本の話をしないので、とても楽しかったです。どの本も読みたいと思いました。
男性 24歳
満足度: 5段階中5点
感想: 2ヶ月ぶりの参加でしたが定期的に参加しないと、視野が狭まりそうなので、また来ます。
女性 28歳
満足度: 5段階中5点
感想: 久しぶりに参加できて楽しかったです。
男性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: モチベーションが上がりました。
まとめ
東京アキバ読書会は、今20代、30代の若手社会人を中心にブームを巻き起こしている読書会を、東京の秋葉原で開催中です。
毎回ご参加いただいた方にはとても高い満足度をいただいており、東京で数多くある読書会の中でもトップクラスの20代、30代の若手社会人を中心の読書会と評価いただいております。
読書会に参加したことがないという方は最初は緊張すると思いますが、毎回初めて読書会に参加するという方も沢山いらっしゃいますので、ご気軽な気持ちでご参加いただければと思います。
読書会の進行は、初参加の方に合わせて進めさせていただきますので、初参加の方にも安心の読書会です。
東京のみならず、近郊の県や地方からご参加いただいている方かもいらっしゃいますので、満席になり次第申込みを締め切らせていただいております。
読書会に少しでもご興味がおありの方は、今スグに下記よりお申し込みをお願いいたします。
東京アキバ読書会で、皆様にお会い出来ることを心よりお待ちしております。