2017年2月25日、第120回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回は、初参加の方2名を含めた、8名での開催となりました。
今回も時間ギリギリまでとても盛り上がったにも関わらず、読書会後の昼食にも全員の方がご参加いただき、終始、話が盛り上がり続ける読書会となりました。
東京アキバ読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本は、コチラ!
今回の読書会も、たくさんの本が紹介され、どの本も20代で読んでおきたい本ばかりでした。
読書会で紹介された本の一部をご紹介いたします。
脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住|本田直之
著書の累計発行部数が250万部突破した大ベストセラー作家の本田直之さんの著書が紹介されました。本田直之さんは、今の若い社会人に常に新しい生き方や働き方の提案をしてくれており、20代、30代の社会人の間で、人気の高いビジネス書著者の一人です。
本田直之さんは、自身の生活を「6:3:3」と表現しています。その意味は、一年のうちに約6ヶ月をハワイで過ごし、残りは日本で約3ヶ月、ニュージーランドやヨーロッパなどの世界各地で3ヶ月を過ごしています。
こうした誰もが羨むライフスタイルを手に入れている本田直之さんですが、元々は外資系の金融機関で働くサラリーマンだったと言います、しかし、サーフィンをやって生きていきたいという人生設計を立て、準備と計画、そして実行してくことで、今の生き方、働き方を手に入れたそうです。
こうした人生を手に入れるにあたって、本田直之は、テクノロジーの進化が今のライフスタイルを実現させたといます。なぜなら、本田直之さんは現在は、iPhoneでほとんどの仕事をしているといい、デスクトップのパソコンは使わず、ノートパソコンですら、ほとんど使わずに仕事をするといいます。
そうした、人生を手に入れるに当たって、本田直之さんは、まず可処分時間を増やすべきだと言います。つまり、会社以外の時間で自由に使える時間をどれくらい増やせるかが重要だといます。そうして、空いた時間には本を読んだりしたり、有益な人脈を作るために時間を費やすべきだといいます。こうした時間の積み重ねが、自分で好きな時に、好きな場所で、好きな仕事をするという人生に近づくことができるといいます。
デキない人のお金の使い方 デキる人のお金の使い方|柴田博人, 竹松祐紀
投資家の2人が書いた本で、経験や知識など全くない状態から、億万長者に成り上がった2名の体験をもとに書かれているため、とても参考になる一冊です。
お金のルーツを辿れば、交換するための道具であり、物々交換の時代に、価値が合わないもの同士を交換する時にその不都合を解消するために、物以外に交換できるものが必要となり、お金が必要になって生まれて来たという背景があります。
つまり、元々はお金は何かを交換するための性質があるということを忘れてはいけません。
なので、お金が欲しいと思っても、そのお金、つまり貨幣を交換することで何を得たいのかということを常に頭に思い描いてお金と付き合っていくことが大事です。
お金を管理する時は、消費と浪費と投資の3つに分け流べきだといいます。投資は、多くの人がイメージが湧くと思いますが、消費と浪費を区別が出来ていない人が多いと言います。
- 消費→必要なもの、ご飯など
- 浪費→何も生まないもの、ストレスを解消するための支出
また、貯金をすれば、お金持ちになれると思っている人もいますが、お金は交換するものだから、貯金は何も生まないと著者は言います。次に繋がるお金の使い方をすべきであり、貯金をするにしても、何にお金を使うために貯金をするのか、お金を通じて何を得たいかをイメージした方がいいと言います。
戦略がすべて|瀧本哲史
バカは市場で勝ち残れない。
そんな帯が印象的な本が紹介されました。著者は、瀧本哲史さんで、京都大学の客員准教授として京都大学の中で圧倒的な人気を誇る授業を行っていると有名ですが、エンジェル投資家としても著名な方です。また、ビジネス書大賞 2012で大賞に輝いた『僕は君たちに武器を配りたい』など、これから社会に出る若者や20代の社会に出たばかりのビジネスパーソン向けに多数の本を出版しており、今の20代必読のビジネス書著者の一人です。
本書もそんなこれから社会に出る学生や、社会に出たばかりの20代の社会人に書かれた一冊です。
世の中には、どんな仕事であろうと「ルール」があり、成功の「方程式」が存在していると瀧本哲史さんは言います。しかし、その社会の「ルール」と「方程式」を理解している人たちがあまりにも少なく、しっかりとした戦略を取れていない人がほとんどの現状です。そうした世の中の「ルール」と成功のための「方程式」を暴露した一冊で、それを知った上で、今の激怒の時代を生き抜く戦略を解いた一冊です。
本書の中で、瀧本哲史さんは「戦略的な人脈」を持つべきと主張します。これは、決して会社の同僚などではなく、同じ方向、同じ未来を目指す、仲間でありチームです。こうした人脈に出会うためには、会社の時間を一生懸命にこなすことはもちろん大事ですが、それ以上に会社以外の時間にいかに自己投資のできる場、社外の学びの場に参加できるかということが重要になります。
人事管理入門|今野浩一郎
人事の人向けに書かれた一冊ですが、企業が人をどう管理するか、どういう人採用されるかなど、人事の人が人材をどう見ているかということが書かれているため、人事部などで働いている人が以外が読んでも勉強になる一冊です。配置、転換、評価、昇進、給与、福利厚生になどについても書かれています。
また、本書の大きな特徴として、日本と欧米の管理について分けて書かれているため、日系企業だけでなく、外資系の企業で働く際にも参考になります。
配置と転換について、日本企業と欧米の企業には大きな違いがあると言います。日本は、人によって職務を与えるが、欧米はミッションに対して、適応できる人を当てはめると言います。つまり、日本はリソースベースで人員配置がされており、日本はその人がいるから仕事を与えなければいけないという考えがあるから、終身雇用に陥りやすいと言います。
しかし、欧米はミッションに応じて、その仕事をこなせる人を配置していくため、ミッションが終われば、人員は再度整理され、中にはリストラされる人も出てきます。しかし、その人は同種類のミッションであれば他社で同様の仕事をこなせるため、リストラされたとしても多くの場合は、再度すぐに職に就くことが出来ます。日本人が思っているリストラのイメージと実際の欧米企業のリストラの実態は全く違うということも大変勉強になります。
投資家がお金よりも大切にしていること|藤野英人
お金のことを話すという行為が一種のタブーのように日本人は感じてしまいます。しかし、お金の話題になった時に嫌な気分がしてしまう人は、「私は世の中のことを全く知りません」と世間にアピールしているもので、自分が無知なことを周りの人に見せつけていることであるということに、いち早く気がつかなければなりません。
なぜなら、私たちが生まれた瞬間から、この世を去るその瞬間まで、お金は人生と密接に関わっているからです。もちろん、お金が人生の全てではありません。しかし、人生の中で遭遇するトラブルの9割は、お金があれば解決するといわれています。
そんな、お金の本質を知り、人生をより豊かなものにするきっかけを与えてくれる一冊です。糸井重里さんや堀江貴文さんも大絶賛しています。
お金を知り、お金を好きになれれば、人生も世の中も、最高にカラフルに輝きだすのです。
藤野英人|投資家が「お金」よりも大切にしていること
それ以外にも、ちきりんさんの話題の一冊の『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』や、『イスラーム国』『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』などが紹介されました。
今回、読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
読書会にご参加いただいた方の感想
男性 28歳
満足度: 5段階中5点
感想: 勉強になる話ばかりでした。
女性 27歳
満足度: 5段階中5点
感想: お金のことを勉強したいと思った。
女性 28歳
満足度: 5段階中5点
感想: 楽しかった。アウトプットすることの難しさを感じた。皆さんの知識に圧倒された。
まとめ
東京アキバ読書会は、毎週東京の秋葉原で20代・30代の若手社会人中心の読書会を開催しています。
毎回、初めて読書会に参加するという方も多くご参加されており、初参加の方にも安心の読書会として、大変高く評価いただいております。
課題図書の設定はなく、オススメしたい本をご自由に一冊お持ちください。課題図書がないため、どなたでも手軽ご参加いただける読書会となっております。お持ちいただく本のジャンルも自由のため、ビジネス書、自己啓発書をはじめ、小説、マンガ、教科書、図鑑など多岐に渡ります。そのため、皆様のお好きな本をお持ちいただければと思います。
少しで、東京アキバ読書会に興味をお持ちの方は、是非下記より詳細をご確認ください。
最近では、東京以外の地域や、地方からもご参加いただいている方がいらっしゃるため、満席になり次第申し込みを締め切らせていただいております。ご希望の日程のお申し込み忘れのなきようご注意ください。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。