【読書会】開催レポート #125|2017年4月1日|理系のための口頭発表術、営業の魔法 等

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2017年4月1日 東京アキバ読書会読書会開催レポート
読書会開催レポート
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2017年4月1日、第125回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。

新年度1回目であり、社会人の方は年次が1年上がった最初の読書会でした。「今日から社会人〇年目です!」という自己紹介がとても印象的でした。

エイプリルフールでもありますが、読書会の内容は、嘘偽りのなく、非常に内容の濃いものとなりました。

今回の読書会は、初参加の方4名を含めた7名での開催となりました。

お足元の悪い中、読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。

読書会にご参加いただいた方にご記入いただいたアンケートでは、全員の方が満足度を5点満点中5点を付けていただき、大変ありがたく思います。

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読書会で紹介された本はコチラ!

今回の読書会も、ビジネス書や自己啓発書を始め、小説や実用書、文学作品など、様々な本が紹介された読書会となりました。

今回の読書会で紹介された本の一部をご紹介いたします。

 

理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則|R.H.R. アンホルト

理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則|R.H.R. アンホルト

アメリカでは、大学生や研究者のバイブルとも言われており、アメリカでは学生が必ずと言っていいほど読んでいるそうで、学会発表や講演などで上手くいくようなノウハウが詰まった一冊です。タイトルには、理系のためと入っていますが、理系でなくても、人前で話す機会がある人には非常に学びの多い本です。

本書では、視覚資材を使うことの重要性や話し方の技術などの聞き手を魅了するためのテクニックがたくさん紹介されています。

一つは、オーディエンスを調べることが重要だと。聞き手の人が何を求めるのかをちゃんと把握しなければ、相手を魅了することができません。どんな人が聞いているのか、聞いている人たちは、何を求めて参加しているかなどをしっかりと把握することが第一条件です。

また、面白い話の構造を考えることも重要だと言います。プレゼンでは基本的には、後戻りが出来ず、スライドが進んでいため、オーディエンスが一度流れから置いていかれてしまうと、聞く耳を持たなくなってしまいます。そのために、事前に全体感や展望を説明することや、所々に今はどの部分を話しているかの説明などを織り交ぜることで、聞き手と一体感を持って、進めることができます。

また、日本人はついつい会議などでも無駄なことを延々話したりしがちですが、時には内容を削るという勇気も必要だと言います。本当に重要なことを伝えられているかを考え、ストーリー構成をしっかりすることが、より良い発表をするためにも重要です。

 

営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する|中村信仁

営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する|中村信仁

営業に対するノウハウ、心構えなどが、魔法として描かれていますが、小説形式で書かれているため、普段ビジネス書や自己啓発書を読まないという人にも読みやすい一冊です。

主人公は空気清浄機の営業の小笠原という人物です。

小笠原は意気揚々に入社するが、最初の数ヶ月は全く契約が取れず、次第に喫茶店でサボるようになりますが、そんな時に偶然喫茶店で紙谷という人物に出会います。

紙谷が商談をしているのを眺める小笠原ですが、お客さんが喜んで終わるのを見て、自分の営業との差に愕然し、神谷さんを追いかけて、営業を教えて欲しいと、頼み込みます。

小笠原は売れるテクニックを教えて欲しいと紙谷にいうが、紙谷は営業のテクニックはないと言います。しかし、紙谷は、営業の素晴らしさを教えられるだけということを言い、小笠原はいと答え、色々な営業の魔法を学び始めます。

紙谷は、小笠原に対して、空気清浄機を売るのをやめてくださいという驚くようなアドバイスもいうが、徐々に小笠原はお客さんと深い話ができるようになり、だんだんアポが取れるようになって行きます。

紙谷は、12個の営業の魔法を教えると小笠原に言い、小笠原は一つずつ学びながら、実践して行きます。しかし、12の魔法を学ぶ前に、突如紙谷がいなくなります。

小説形式で、営業について学べる一冊で、非常にわかりやすく、営業を行うビジネスマン必読の一冊です。

営業の魔法
ビーコミュニケーションズ
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「原因」と「結果」の法則|ジェームズ・アレン

「原因」と「結果」の法則|ジェームズ・アレン

1902年にジェームズ・アレンによって書かれた自己啓発書で、世界のあらゆる自己啓発書の源流とも言われ、デール・カーネギー、オグ・マンディーノなどの現代成功哲学者たちにも影響を与えているという世界で一世紀以上も読み継がれる、超ロングセラーの一冊です。

今までどうであるかはどうでも良くて、これからどうしたいかを決めて、原因を決めていくことが重要であると述べています。タイトルだけを見ると、今の「結果」は過去の「原因」に問題があるということを述べているような本に見えますが、実際には未来について多く述べられており、未来において望む「結果」があるのであれば過去は関係なく、今から「結果」を達成するための「原因」を整えていけばいいのです。

本書の中では、周りの環境をどういう風に見えてるかということにも言及しており、自分の環境に文句を言うのではなく、今のあなたの周りの環境や出来事は全て自分自身の心を反映したものだと言います。

あなたの環境は、あなたの心を移す万華鏡です

ジェームズ・アレン

 

茶色のシマウマ、世界を変える―――日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語|石川拓治

茶色のシマウマ、世界を変える―――日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語|石川拓治

日本初の全寮制のインターナショナルスクールを軽井沢に作った小林りんさんについて書かれた一冊です。

日本の学校では、自分のことを異質だと思い、海外に留学した小林りんさんですが、海外で感じたことは、圧倒的な教育の質の違いだったと言います。そして、自分がやるべきことは教育だと気が付き、日本でも教育をしようと思ったが、日本では新しい教育機関を作ることに非常に難しかったが、それを乗り越える小林りんさんの姿に仕事に向かう姿勢や思いを学べる一冊です。

シマウマの中に茶色シマウマがいたと考えたら、異質だと思うが、キリンとかを見たら自分がシマウマだと認識すると言います。自分が異質だと思ったら、違った環境を見ることで、自分という人間と改めて向き合うことがように感じさせてくれます。

 

マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法|ちきりん

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法|ちきりん

大人気ビジネス書著者のちきりんさんの著書である『マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』が紹介されました。

近年論理的思考は、社会人の必須の能力であることは多くの人が認識していますが、ちきりんさんはそれに加えて、本のタイトルにもなっているマーケット感覚が非常に重要であるといいます。

本書では、冒頭にANAの競合はどこかを考えることが例としてあげられています。航空会社という括りで見れば、JALやシンガポール航空やエミレーツ航空などの他の航空会社をイメージします。しかし、利用客がどんな目的で飛行機に乗っているかということをイメージするとその競合は変わってきます。ビジネスパーソンが出張のために使うのであれば、新幹線などが競合になりますし、就活生や受験生が費用を抑えて移動したいと思ったら夜行バスも競合になります。国際的なビジネスパーソンが、世界各国の営業拠点とコミュニケーションを取るために出張を考えているのならば、出張をせずにテレビ会議で代替できると考えれば、GoogleハングアウトやSkype、テレビ会議システムを供給するCiscoなども航空会社の競合になります。こうして世の中の仕組みをイメージすることで、視野は一気に広がっていきます。

ちきりんさんは、マーケット感覚のことを「生きる力」「稼ぐ力」と呼ばれているものの核をなす能力だといいます。

ちきりんさんが女性ということもあり、女性にも非常に人気の一冊であり、私たちの日々の生活に溢れる様々なマーケット感覚の例をあげながら書かれているため、普段ビジネス書などを読まない人にもとても読みやすい一冊です。

 

その他にも今回の読書会では、『卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学』『僕って何』など、バラエティに富んだ様々な本が紹介されました。

 

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読書会にご参加いただいた方の感想

女性 25歳

満足度: 5段階中5点

感想: 皆さん、本の紹介が本当に上手で、他者を意識しているからこそだと思いました。

 

男性 25歳

満足度: 5段階中5点

感想: 普段自分だとまず読まない本を知れたので良かった

 

男性 27歳

満足度: 5段階中5点

感想: 普段読んでない本を紹介していただいて、すごく刺激になりました。

 

女性 29歳

満足度: 5段階中5点

感想: ビジネス書や小説など色々な本を紹介して頂いたのでためになりました。楽しかったです。

 

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まとめ

東京アキバ読書会は、毎週東京の秋葉原で東京最大級の20代、30代の若手社会人中心の読書会を開催しています。

課題図書などはないため、オススメの本や最近読んで面白かった本など、自由に紹介したい本を一冊お持ちいただければと思います。

課題図書がないため、事前の準備もほとんど必要なく、誰でも気軽に参加できる読書会、初めて読書会に参加するのに適している読書会として、社会人を中心にたくさんの方にご参加いただいております。

お持ちいただく本のジャンルにも制限はないため、ビジネス書や自己啓発書、小説、漫画、図鑑など様々な本が毎回紹介されます。

 

初めて読書会に参加するという方は、緊張されるかもしれませんが、毎回初参加の方もたくさんご参加いただいておりますので、ご気軽に参加いただければと思います。

読書会は、初参加の方に合わせて進行させていただきますので、読書会初参加の方、読書会初心者という方も安心して参加できる読書会です。

最近では、東京のみならず全国各地から読書会にご参加いただいているいるため、満席になり次第募集を締め切らせていただいております。ご希望の読書会の日程のお申し込み漏れのなきようお気を付けください。

少しでも、東京アキバ読書会にご興味がおありの方は、イマスグ下記よりお申込みください。

皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。

読書会に参加しよう!

東京アキバ読書会は、年間1,500名以上の方にご参加いただく東京最大級の読書会です。
参加者は、20代〜30代前半の若手社会人中心で同年代のみなので、気軽に参加ください。
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