2017年4月15日、第127回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会は、初参加の方を含めて7名での開催となりました。
読書会にご参加いただいた方にご記入いただいてたアンケートでは、全員の方が、5段階中5点満点をつけていただき、全員の方がご満足いただける読書会となり、大変ありがたく思います。
今回、読書会にご参加いただいた方、誠にありがとうございました。
読書会で紹介された本は、コチラ!
今回の読書会もたくさんのオススメの本が紹介されましたが、そのうちの一部をご紹介いたします。
君に友だちはいらない|瀧本哲史
本書は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントとして活躍し、現在は京都大学の客員助教授として京都大学で1番人気の授業を行う一方で、エンジェル投資家として著名な瀧本哲史さんの著書です。
瀧本哲史さんは、2012年のビジネス書大賞で見事大賞に輝いた『僕は君たちに武器を配りたい』が著名ですが、本書も今の若手社会人に向けられた一冊で、全ての若手ビジネスパーソン必読の一冊です。
本書の中では、Facebookで「いいね!」を押し合ったり、Twitterでリツイートするような友だちは必要なく、同じ志に向かって共に進む、仲間やチームの重要性を述べており、かつてなく「仲間づくり」(チームアプローチ)が重要な時代となっていると言います。
あなたには、本当の友だちは何人いるでしょうか。友だちというのは、FacebookやTwitter、Instagramだけで繋がっているような人のことを言うわけではありません。
今の日本は、グローバル化が進み、世界中の優秀な人たちが、ライバルになります。アジアの発展途上国では、日本の数分の一程度の給料で、日本人の優秀なビジネスパーソンよりもクオリティの高い仕事をする人たちが、たくさんいます。
そんな過酷な時代において、会社だけの付き合いではなく、会社外での友だちを作るべきだと、瀧本哲史さんは主張します。
新しいことを始めようとしている人、そして若い人たちに必要なのが、「チーム」を作ることなのだ。新しい価値観も、新しいパラダイムも、ひとりだけの力では、世の中に広めていくことは難しい。自分とビジョンを共有し、その実現に向けて行動する仲間を見つけ出して初めてスタートラインに立つのだ。
瀧本哲史|君に友だちはいらない
夜は短し歩けよ乙女|森見登美彦
舞台は、京都の大人気の恋愛ファンタジー。「黒髪の乙女」の後輩に一目惚れした大学二年生の「先輩」が、なんとかして、相手の目に止まるように色々な作戦を練って、後輩を追い求めます。
純愛という言葉が、ぴったりの心が熱くなるような恋愛ストーリーです。
「黒髪の乙女」の後輩が、京都の下賀茂神社に古本市場に行くという情報を得て、その場で、出会おうと頑張り、次第に天然で全て奇遇だと感じていた彼女も、先輩のことを気にかけて行きます。
採用基準|伊賀泰代
世界最強の頭脳集団であるマッキンゼー・アンド・カンパニーで長年採用担当として、活躍された伊賀泰代さんの著書です。
本書は、表紙にあるように、マッキンゼーと聞くと、論理的思考が最も大事なように思う方も多いかもしれませんが、実際には、そうではないと言います。長年、マッキンゼーの採用担当として、数多くの名コンサルタントになる人たちを採用してきた伊賀泰代さんが、その秘密を明かした一冊です。 今では、人事のバイブルとも呼ばれ、企業の人事に関わる人はみんな読んでいると言われるため、これから就職活動や転職活動をする人にも必読の一冊です。
マッキンゼーと日本の会社は求められるものが違うように感じる人も多いかもしれませんが、実際には同じようなものが求められると言います。そして、本書のテーマになっているのが、日本人に最も欠けているが、これからの時代に最も重要な『リーダーシップ』です。
『リーダーシップ』と聞くと、出世する人だけが必要な能力、リーダー格に昇格人が身につければ良い能力と思うかもしれません。しかし、それは間違いであり、誰もがリーダーシップを身につけるべきであり、誰でもリーダーシップを身につけることが可能だと言います。
来し方の記―ひとすじの道を歩んで五十年|遠山敦子
女性で初めて、文部省の女性の官僚として働いた遠山敦子さんが、仕事人生を振り返り書いた一冊です。
遠山敦子さんは、小泉内閣時代に文部科学大臣を担当。官僚は前例を大事にする文化があるが、この方は前例踏襲ではなく、自分で考え、行動して行く姿勢は誰もが見習うべきように感じます。
文化局長官時代に、文化の振興の基金を作る際に、民間企業を回って、100億円以上をあつまえた実績もあり、官僚の域を超えた仕事をやっていたと言います。
君がオヤジになる前に|堀江貴文
ホリエモンの愛称で人気の堀江貴文さんが、38歳の時に書き記した一冊で、子供の時にはまさか自分が38歳になんてなるとは思わなかったと言います。
一般的にオヤジと呼ばれる年齢になった堀江貴文さんですが、本書のタイトルにもなっている「オヤジ」とは、年齢的なものを指しているわけではないと言います。
「オヤジ」とは年齢的なものではない。あらゆること——家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型にいたるまで——を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ。
彼らは現状にただ不満を持ち、将来に不安を抱えながらも、そこを打開しようという意思すら奮い起こせない。ただ、誰に向けるもなく不平を口にしていうるだけだ。それを僕は「思考停止状態」と呼ぶ。
堀江貴文|君がオヤジになる前に
25歳、28歳、32歳、35歳、38歳の君へという章立てで書かれており、堀江貴文さんが、それぞれの年齢において、大切なことを述べていますが、もちろん20代、30代以外の人にも楽しめる内容になっています。
その他にも、読書会では『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争』や『銀河ヒッチハイク・ガイド』などが紹介されました。今回の読書会も、たくさんの本が紹介され、時間ギリギリまでとても盛り上がった読書会となりました。読書会にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
読書会にご参加いただいた方の感想
女性 28歳
満足度: 5段階中5点
感想: 友だちではなく、仲間を作るという話がとても印象的でした。
女性 26歳
満足度: 5段階中5点
感想: 今日もとても楽しかったです。ありがとうございました。
男性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: 凄く楽しかったです。自分の知らない話、思いつかない話を聞けるのは楽しい。
男性 27歳
満足度: 5段階中5点
感想: 新たに読みたいと思える本を紹介していただき、とても良かったです。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で、東京最大級の20代・30代の若手社会人中心の読書会を毎週開催しています。
年間数百名の方に参加いただき東京トップクラスの満足度をいただいている読書会です。
読書会に初めて参加するという方は、緊張されるかも知れませんが、ご安心ください。
毎回、初めて読書会に参加するという方が多数参加されていますし、当日の進行は初参加の方に合わせて進めさせていただきますので、初めての方にも安心の読書会です。
最近では東京のみならず、埼玉、千葉、神奈川はもちろん、群馬や長野、北海道など全国各地から、読書会にご参加いただいており、満席になり次第、読書会の申し込みを締め切らせていただいております。
少しでも読書会にご興味がおありの方は、下記よりお申し込みをお願いいたします。
ご希望の日程のお申し込み漏れのなきようお気をつけください。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。