2017年5月6日、第128回目の東京アキバ読書会を開催いたしました、
今回の読書会は、初参加の方5人を含めた13人での開催となりました。
ゴールデンウィーク真っ只中にも関わらず、たくさんの方に読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回の読書会はゴールデンウィーク中ということもあり、北海道や福島県からわざわざご参加いただいた方もいらっしゃり大変ありがたく思います。
今回の読書会で紹介された本は、コチラ!
今回の読書会も小説やビジネス書、参考書など様々な本が紹介されましたが、そのうちの一部をご紹介いたします。
2022―これから10年、活躍できる人の条件|神田昌典
神田昌典さんの著書である『2022――これから10年、活躍できる人の条件』が紹介されました。
本書は、2012年のAmazonのビジネス書・自己啓発書ランキングで年間売り上げ一位に輝いた一冊で、非常に大人気の一冊です。
今回の読書会では、なんと3名の方が本書をお持ちいただくという奇跡が起きた読書会でした。
本書は、神田昌典さんが、重度のガンになり、余命宣告をされた時に、次の世代に神田昌典さんの知識を託すために赤裸々に明かした一冊であり、日本中に大きな影響を与えた一冊です。
本書の中では、日本の近代史は70年周期で回っていると言われており、明治維新、そして70年後の太平洋戦争終戦、さらに70年後の2015年から新たな歴史のサイクルが始まると述べられています。2015年から新たな歴史のサイクルが始まっているなんて思えないという方も多いかもしれませんが、本書をお読みいただくと神田昌典さんが2012年に本書を発売してからの数年で次々と時代が変化していることにお気づきいただけると思います。
発売から数年が経ち、今こそ本書を読むことで、神田昌典さんの先見性の高さを確認することが出来、ここから数年で起きる大きな変化に気がつくことができるでしょう。特に本書の中では、iPhoneの未来予測をしていますが、その予測がピッタリ的中しており、驚く人も多いはずです。
本書の中で、これから数年間で起こる激変について多々述べられていますが、そんな激動の時代の中心となっていく若い世代が努力できることの一つとして、読書会への参加をあげています。神田昌典さんは、激動の時代に一人では問題を解決することは不可能だと言いますが、読書会に参加し、他の人との知識を創造することで次の時代に活躍する人材になることが出来ると言います。
読書会は、現在、私たちが直面している、スキルアップ上の課題を解決する理想的な教育になるということだ。
(中略)
新しい時代のリーダーとしての経験が培われると話したが、そのためにも読書会は役立つ。スムーズに古い船(情報化社会)から、新しい船(知識創造社会)へ乗り換えるために、読書会は素晴らしい架け橋を提供してくれるのだ。


砂 文明と自然|マイケル・ウェランド
世界には砂の愛好家の人がいると言いますが、ジョン・バロウズ賞受賞した、砂について詳細に解説した一冊です。
砂と聞いて、小さな時に誰もが遊んだ砂場などをイメージする人が多いと思いますが、砂とはそもそもなんなのでしょうか。意外に思われるかもしれませんが、砂の定義は粒子の大きさで決まるそうで、成分は関係ないと言います。
また私たちが砂と認識している砂のほとんどが、砂が岩になり、また砂に戻るということを、6回は繰り返していると言います。
様々な地域で砂が減って地形が変形し、生活を脅かされている人たちがいますが、地球規模で考えると、砂が減っている地域と、増えている地域があり、地球全体で見ると砂の総量はほとんど変化がないと言います。
すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論|堀江貴文
今ある教育制度がどのように成り立っているのかを述べた上で、現状の教育制度の問題点をあらゆる角度から堀江貴文さんが問題点を指摘しています。義務教育の本質を見失いつつある日本は、世界においてますます競争力を失っていくことは間違いがありません。義務教育を受けなくとも、世界で活躍する人材になることが出来ますし、義務教育を受けた人の多くが、何十年も前から変わらない教育を受けることで、本来持っている力を出し切ることが出来ず、世界の中で平凡な人のになり埋もれてしまいます。
堀江貴文さんは、本書の中で、100万分の1の人材を目標にやるべきだといます。100万分の1は、オリンピックで金メダルを取るくらいレベルだと言います。オリンピックと聞くと、ほとんどの人が自分には無理だと感じてしまうと思います。しかし、堀江貴文さんは100万分の1の人材になることはそこまで難しいことではないと言います。
なぜなら、100分の1になれる分野を3つ極めることで、100分の1×100分の1×100分の1で、100万分の1の人材になることが出来るからです。自分が、100人の中でトップになれる分野を3つ作り、それを上手く融合させることで、世界に通用する人材になることが可能なのです。
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング|赤羽雄二
マッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍された赤羽雄二さんの著書である『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』が紹介されました。ベストセラー作品であるため、実際に読まれた方や、本書の中で紹介されている『メモ書き』を実践されている方も多いと思います。読書会参加者の中でも大人気の一冊であり、今若手ビジネスパーソン必読です。
本書の内容については、ブログでご紹介しておりますので、下記のリンクよりご覧ください。
アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール|読書猿
古今東西いろいろな発想法をまとめた一冊であり、アイデア法を集めることによって人間がいかに知的なことをしているかということに気がつくことが出来ます。本書の中では42個の発想法にまとめてあります。そのうちの2つをご紹介します。
ランダム刺激
ランダムに刺激に受け取って自由に連想する方法です。
適当に本を開いて、適当に見えた文字を選ぶことや、ウィキペディアのランダム検索などを使い、なんでもいいので、ランダムに自分の頭の中に情報を入れることで、新たな発想が生まれることがあります。
実例として、ニュートンの万有引力の法則が紹介れています。リンゴが木から落ちるという、なんの変哲も現象から、ニュートンは万有引力を発見したように、ランダムに情報の刺激を与えることで新たな発想が生まれます。この時に注意したいことは、普段は気を止めないようなところに気を止めるということです。人は、見慣れた風景などはあまり見ないようにする性質があるため、あえていつもとは違った視点で見ることが重要です。
バーチャル賢人会議
賢人ならどう考えるかということを考える発想法です。名言辞典や引用句などを見ることで発想することが出来ます。
脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める|築山節
脳がよりパフォーマンスを上げるためにはどうすればいいかの書いた本です。当たり前のことが書いてあるが、実際に実践することで脳の働きが良くなることを実感できるます。
また、脳をテーマに書いてありますが、脳の働きを切っても切り離せない関係にあるのが、運動であり、脳を活性化させるためには体もしっかりと動かすが重要だと言います。
また睡眠も脳の働きを密接に関係しており、きちんと睡眠を取ることも重要です。
また情報をインプットしたら、アウトプットを同時に行うが重要です。本も読んだだけで終わらせてしまっては、脳は活性化しません。アウトプットを行うことで活かせる知識に変わっていきます。例えば、本を読んだら、本の内容を実践してみたり、読書会に参加して発表してアウトプットすることで、脳が活性化していきます。
僕は君たちに武器を配りたい|瀧本哲史
2012年ビジネス書大賞の大賞を受賞した『僕は君たちに武器を配りたい』が紹介されました。本書は、マッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍され、現在は京都大学で人気ナンバーワンの授業を行いつつも、エンジェル投資家として著名な瀧本哲史さんの一冊です。
激動の時代を生き抜かなければならない、20代に送られた一冊であり、これから社会にでる大学生や20代の社会人は必読書です。
本書の中では、人材のコモディティ化について述べられています。コモディティとは、白物家電のような見た目も性能も同じように見え、差別化されていない商品のことを言います。本書では、人がコモディティ化していることを指摘しています。例えば、就活生を見れば一目瞭然ですが、みんな同じリクルートスーツを着て、面接の内容もみんな同じことを言う、能力にも大差がない人が溢れ、人材がコモディティ化しています。
本書では、これからの資本主義の世の中で20代が生き抜くための秘密を赤裸々に明かしています。
瀧本哲史さんの著書は、どれも20代にも身近な例を多数あげながら、書かれており、普段ビジネス書や自己啓発書を読まないような人にもオススメの一冊です。本書の中では、ハリーポッターシリーズでのエマ・ワトソンのギャラの秘密など、驚くべき内容が書かれています。
テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル|大前研一
マッキンゼー・アンド・カンパニーの初代日本史社長を務め、世界No.1コンサルタントと行っても過言ではない大前研一さんの著書である『テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル』が紹介されました。
エコノミスト誌は、下記のように大前研一さんを評しています。
現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない
本書の中で、産業革命のテクノロジー1.0、大量生産時代のテクノロジー2.0、インターネット革命のテクノロジー3.0、そしてこれからはテクノロジー4.0の時代に突入していると言います。
大前研一さんはテクノロジー4.0は、4つの要素が共存しています。
- リアル(実体)経済
- ボーダレス経済
- インターネットによる見えない大陸
- マルチプル・経済の論理がイノベーションを加速
テクノロジー4.0時代は、FinTech、位置情報、IoTなどあらゆるテクノロジーが融合し、時代が一変し始めてると言います。しかし、大前研一さんが4つの要素で述べているように、テクノロジー4.0はインターネット上の見えない大陸で変化が起きることがほとんどのため、普段生活している街並みはほとんど変化がありませんし、テクノロジーに疎い人などはほとんどその変化に気がつくことが出来ないかもしれません。
FinTech、位置情報、IoTなど名前は聞いたことがあるが、よくわからないと言う方にもオススメの一冊です。私たちが想像する以上のスピードで世界が変化していることを思い知らされることでしょう。
その他にも、『詩羽のいる街』『まんがでわかる 7つの習慣』『高慢と偏見』『ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね ~常識を疑えば未来が開ける~』『予備校に行っている人は読まないでください』『リンケージ英語構文100』『大学入試 関正生の英語長文プラチナルール』『部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~』などたくさんの本が紹介された読書会となりました。今回の読書会も時間を過ぎるほど盛り上がった読書会となり、大変ありがたく思います。
読書会にご参加いただいた方の感想
女性 28歳
満足度: 5段階中5点
感想: 知識を更に身につけなければならないと思った
女性 26歳
満足度: 5段階中5点
感想: 刺激的な時間でした。自分では手に取らないような本も知れて読んでみたいと思った。久しぶりの読書会でめっちゃ緊張しましたが、また来たいと思います。
男性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: 読んだことがある本で自分とは違った考えが面白く刺激的でした。
女性 26歳
満足度: 5段階中5点
感想: 普段読まない本にふれることができて勉強になりました。
男性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: ワクワクした読書会でした。
男性 25歳
満足度: 5段階中5点
感想: 初めて読書会に参加しましたが参加しやすかったです。勉強になりました。
男性 26歳
満足度: 5段階中4点
感想: 今日は読書会に初参加でしたが、様々な人の話や本の紹介を聞くことが出来て、興味深かったです。
男性 27歳
満足度: 5段階中5点
感想: 読みたいと思う本がたくさんありました。いい刺激をいただきました。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で東京最大級の20代・30代の若手社会人中心の読書会を毎週開催しています。
年間数百名の方に参加いただき東京トップクラスの満足度をいただいている読書会です。
読書会に初めて参加したいと言う方は、不安や緊張などがあるかも知れませんが、毎回初めて参加すると言う方も多数ご参加いただいておりますので、読書会初参加の方にも安心の読書会です。
また、読書会の当日の進行も初めて参加すると言う方に合わせて進めさせていただきますので、ご安心ください。
これから読書会にお申し込みいただく方に一点注意点がございます。
東京アキバ読書会には全国各地からたくさん方にご参加いただいており、満席になってしまうことが頻発しております。
たくさんの方から読書会のお申し込みの締め切り後に、読書会に参加したいと言う大変ありがたいメッセージをいただきますが、会場のキャパシティの関係上、読書会の参加者の人数は一定数の方にのみ限らせていただいております。
少しでも読書会にご興味がおありの方は、下記よりイマスグ読書会の詳細をご確認いただくことをオススメいたします。
ご希望の日程の読書会が満席になる前に、お申し込みをお急ぎください。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。