【読書会】開催レポート #129|2017年5月13日|ゼロ秒思考 等

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読書会開催レポート
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2017年5月13日、第129回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。

今回の読書会は、初参加の方4名を含めた、11名での開催となりました。

雨が降りお足元の悪い中、東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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読書会で紹介された本は、コチラ!

今回の読書会は11名での開催とのことで、11冊の本が紹介されました。

ご参加いただいた方からも、「短時間でたくさんの本を知ることができて、とても良かった」とのありがたいお言葉もいただくことができました。

今回の東京アキバ読書会で紹介された本のうちの一部をご紹介いたします。

 

今回の読書会は、偶然にも赤羽雄二さんの著書が2冊紹介されました。

赤羽雄二さんと言えば、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』や『速さは全てを解決する—『ゼロ秒思考』の仕事術』などの大ヒット作で著名なビジネス書著者で、読書会の参加者の中でも大人気のビジネス書著者です。

赤羽雄二さんの著書がいかに20代のビジネスパーソンに読まれており、影響を与えているかがわかります。

赤羽雄二さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍された経歴を持ち、今日から実践できる内容の著書を多数出版されているため、ビジネス書を読んだけど実践できなかったという多くの人にも、オススメです。

 

入社3年塾: 今、何を知り、どう考え、挑戦するか|赤羽雄二

入社3年塾- 今、何を知り、どう考え、挑戦するか|赤羽雄二

今回の読書会で最初に紹介された赤羽雄二さんの著書は、『入社3年塾: 今、何を知り、どう考え、挑戦するか』です。入社3年目という一つの区切りにもなる若手社会人に向けられた一冊ですが、これから社会にでる大学生や、入社3年以上経つビジネスパーソン、ベテラン層にも非常に役立つ一冊で、全ての社会人必読です。

本書の中では、PDCAを回していくことで、どんな人でもごぼう抜きをすることができると言います。入社一年目だろうと、PDCAを回していくことで周囲に大きな差をつけることが可能であり、上司を追い抜くことも可能だと言います。

日々の日常の中で、振り返りが特に重要だと言います。ほとんどの人は、計画を立てることはしたとしても、振り返りをせずに、PDCAがしっかりと昨日していません。赤羽雄二さんは、寝る前の10分間だけでもいいので、その日にできたことやできなかったことを振り返ることが重要だと言います。寝る前のたった10分間でも振り返りの時間を作ることで、一年間やると膨大な時間になり、『微差が大差』になっていきます。

また赤羽雄二さんは、自分を刺激してくれる人を見つけるが非常に重要だと言います。しかし、そうした刺激的な人は、あなたが今働いている会社の中にいるとは限りません。会社外に刺激を与えてくれる人を見つけ、一週間に1回でもいいので、会うことが非常に大事です。

また、転職についてもアドバイスを送っています。今の仕事がつまらないと思ったら、4、5人に相談してみることも良いと言います。1人か2人に相談しただけでは、良い答えが返って来ない可能性も非常に高いからです。転職に成功した人に相談すれば、転職をした方が良いと言いますし、転職に失敗した人や転職をしたことがない人に聞けば転職は反対されるに決まっています。色々な角度から転職について分析する必要があります。

また、転職をする際には、10社以上は候補を出す必要があります。2-3社見ただけで転職を決めてしまう人もいますが、それでは数が少なすぎると言います。

赤羽雄二さんは、とにかくどんなことでも、ゼロ秒思考で、A4メモ書きを行うことをオススメしています。ゼロ秒思考については、今回の読書会で詳しく書かれた本も紹介されましたので、そちらをご覧ください。

 

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング|赤羽雄二

ゼロ秒思考 赤羽雄二

今回の読書会では、2冊の赤羽雄二さんの著書が紹介されましたが、もう一冊が、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』です。

本書は、前述の『入社3年塾: 今、何を知り、どう考え、挑戦するか』の中でも、紹介されている『A4メモ書き』について詳しく解説された一冊で、赤羽雄二さんの著書をまず読みたいと思ったら、本書からお読みいただくことがオススメです。

本書は、問題が生じた時にゼロ秒で答えを出せるようにする本であり、恋愛や人付き合い、子育て、日々の日常の中でのちょっとしたトラブルなど仕事以外のプライベートなことにおいても、役立つ一冊で、社会人だけでなく全ての人にオススメです。

本書の中で、赤羽雄二さんは、『A4メモ書き』を行い、頭を使って思考し、問題を解決していく必要があると言います。

頭を使わない状況で成長することはない。考えて物事を整理し、問題点を解決していかなければ、気持ちも晴れることがない。やる気もだんだん低下し、仕事も面白くなくなり、 結果も出にくくなっていく。そういった状況にいるとしたら、すぐにも自分を解き放たなくてはならない。

赤羽雄二|ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

『A4メモ書き』のやり方については、下記のブログで詳しくに解説いますので、併せてご覧ください。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)-100年時代の人生戦略|リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット

ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏とアンドリュー・スコット氏の共著である『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 』が紹介されました。本書も読書会の中でも頻繁に紹介される一冊で、多くの20代・30代の社会人に大人気の一冊で、世界中でベストセラーになっています。

ロンドン・ビジネススクールは、イギリスを代表する大学院の一つで、ケンブリッジ大学と並んで、毎年イギリスの中のNo.1大学院を競い合うほどの名門校です。英ファイナンシャル・タイムズが発表するGlobal MBA Ranking 2017によれば、2016年の調査ではケンブリッジ大学がイギリスで1位、2位がロンドン・ビジネススクールとなっており、世界ランキングでもそれぞれ5位と6位にランクインしています。日本の大学院は、一校もトップ100にもランクインすることが出来ていないことを考えても、その世界的な影響力の強さを認識できます。

リンダ・グラットンさんは、人材論、組織論の世界的権威であり、2011年には経営学界のアカデミー賞と称されるThinkers50ランキングのトップ12に選ばれており、英フィナシャルタイムズ紙は「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と賞し、英エコノミスト誌は「仕事の未来を予測する識者トップ200人」の1人に選出するほど、今世界経済に非常に強い影響力を与える1人です。

本書の中で、今の20代は平均寿命は、100歳を越えることが当たり前になっていると述べ、多くの日本人が寿命は80歳や85歳を想定して生きていますが、人生そのものの認識を大きく変える必要がある時代に生きています。

2007年生まれの50%が到達する年齢が104歳なら、10年前の1997年生まれの人の場合、その年齢は101~102歳という計算になる。さらに10年前の1987年に生まれた人は、98~100歳だ。1977年生まれは95~98歳、1967年生まれは92~96歳、1957年生まれは89~94歳となる。

リンダ・グラットン|LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

 

今までは20歳前後まで教育を受け、60歳前後まで労働をし、その後に引退後の人生を歩むという『教育』『勤労』『引退』の3つのステージをほとんどの人が生きてきましたが、人生が100年になることに伴って、その3つのステージを生きるという認識を変えていく必要があります。

↑2016年10月27日 リンダ・グラットン氏来日特別講演にて

 

これから数年間の間に、世界の約半分の仕事はロボットや人工知能(AI)などのテクノロジーに取って代わられると言われていますが、そんな時代に、絶対的に人間が優勢のある仕事をやるべきだと言います。それは、「創造性、共感、問題解決」です。こうしたAIに負けない仕事をしていかない限り、あなたの仕事は人工知能(AI)に取って代わられてしまいますが、人工知能(AI)に仕事を取られてから新たな仕事を探すのでは完全に手遅れであり、今から新たな働き方を探していく必要があると言います。

本書の中では、GIG EconomyやSharing Economyを活用する新たな働き方が世界中で伸びていることを指摘しています。今世界で急拡大している企業はAirbnbやUberといった企業であり、かつてのように大量の従業員を雇い、大規模な本社や工場を有する企業ではありません。少数精鋭の本社機能だけを持ち、実際に仕事をするのは、一般人であり、そうした一般人のレバレッジを使った企業ばかりです。つまり、物が売買される場を提供するビジネスプラットホーム企業であり、そうしたプラットホームを活用した個人が新しい働き方を手に入れ、豊かな人生を歩み始めています。

 

君に友だちはいらない|瀧本哲史

君に友だちはいらない|瀧本哲史

2012年ビジネス書大賞の大賞を受賞した『僕は君たちに武器を配りたい』の著者である、マッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍され、現在は京都大学で人気ナンバーワンの授業を行いつつも、エンジェル投資家として著名な瀧本哲史さんの著書である『君に友だちはいらない』が紹介されました。瀧本哲史さんは、20代向けに多くのビジネス書を出版しており、本書も若手社会人に向けられたビジネス書で、読書会に参加される人の中でも大人気の一冊です。

本書の中では、Facebookでいいね!を押すような友達や、Twitterでリツイートするだけの友達はいらないと説き、本当に必要なものは、「チーム」であり「仲間」だと言います。また、激変の時代を生きる今の若い世代に向けて、いつの時代も新しい時代に生き残るのは若い世代だと言います。

新しいパラダイムが必要になっているということは、これまでの価値観が役に立たない状況となっているからにほかならない。まったく前例が通用しない状況のなかで、新たな環境にいち早く適応し、生き残っていくのは常に若い世代なのである。

瀧本哲史|君に友だちはいらない

しかし、若い世代が生き残ると言っても、重要なことはチームや仲間を持った若い世代が次の時代に活躍するというと言います。そして、チームや仲間は、会社の同期や同じ部署の人たちではなく、社外の人です。

毎日顔をあわせるのは、会社の人や仕事関係の人ばかりという人は新しい時代には生き残っていくことができません。そのためにも、仕事終わりや休日などに読書会などの社外の場に参加し、次の時代を生き抜くチームや仲間を探していく必要があります。

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代|ダニエル・ピンク

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代|ダニエル・ピンク

ダニエル・ピンク氏の著書である『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』が紹介されました。

2006年に発売された著書ですが、これからロボットやAIに多くの仕事が置きかわり、人間が行い続ける仕事も先進国の給与の高い人ではなく、アジアなどの発展途上国の人件費の安い人たちに置き換わることを予見しています。アメリカは日本の10年先を行くと言われ、10年遅れの日本もいよいよ本書に書かれた内容が現実化してきているように感じられるため、今読んでも非常に学びの多い一冊です。

ダニエル・ピンク氏といえば、クリントン政権時代のアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務められていたことで著名で、世界中の経済の中枢のあらゆるデータを見続けてきた人物であることもあり、とても詳細なデータに基づき本を執筆しているため、世界のビジネス界で莫大な影響力を持つ人物です。

ダニエル・ピンク氏の別の著書である『人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!』の訳者である「ピンク氏の新刊は3年後のビジネス界の常識をつくっている」と言っているほど、ダニエル・ピンク氏の著者は世界中に影響を与えています。

本書の中で、ダニエル・ピンク氏は、仕事に関して次の3つのことを避けたほうがいいと言います。「発展途上国にできることは避ける」「コンピュータにできることは避ける」「反復性がある仕事は避ける」ということです。

また、ダニエル・ピンク氏は、これからの成功者と脱落者を分けるポイントを以下のように挙げています。

  • この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか
  • この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか
  • 自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか

ダニエル・ピンク|ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

こうした時代を生き抜くに当たって、右脳思考が大事だと言います。学校の勉強や言われたことだけを淡々とこなす左脳的な人はこれからの時代には活躍することができません。そして、これからの右脳の時代のキーワードは「ハイ・コンセプト」と「ハイ・タッチ」です。

ハイ・コンセプト

パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力、など。

 

ハイ・タッチ

他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力、など。

 

 

Quiet: The Power of Introverts in a World That Can’t Stop Talking|Susan Cain

Quiet- The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking|Susan Cain

元々弁護士だったSusan Cain氏が2012年に出版した一冊で、アメリカで大ヒットした一冊です。Tedでも人気のSusan Cain氏による性格分析本です。

世の中には大きく分けて、内向的な人と外交的な人に分けられますが、それは血液型や性別出身地などに関係ないと言います。内向的な人は暗いくてネガティブなイメージだが、実際には全ての人が内向的な要素と外交的な要素を持ち合わせており、その人の周囲の刺激に対する反応の違いだと言います。

 

その他にも、『短歌という爆弾: 今すぐ歌人になりたいあなたのために』『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』『騎士団長殺し』『「新しい働き方」ができる人の時代』『ボードゲームカタログ 201』などバラエティに富んだ、様々な本が紹介された読書会となりました。

 

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読書会にご参加いただいた方の感想

男性 28歳

満足度: 5段階中5点

感想: 初参加でしたがとても楽しめました。また読書会に参加できればと思います。

 

男性 25歳

満足度: 5段階中4点

感想: 様々なバックグラウンドの人たちの意見が聞けて参考になった。

 

男性 28歳

満足度: 5段階中5点

感想: 知識を更に身につけなければならないと思った

 

男性 26歳

満足度: 5段階中5点

感想: みなさん本を読んでいらっしゃるので、自分も読まないといけないと思いました。普段知られないこれとが知れて勉強になりましたし、アウトプットの練習にもなりました。また読書会に来たいです。

 

男性 28歳

満足度: 5段階中5点

感想: 様々な本に触れられるのは単純に読書会は面白いと感じた。本を読んだ頭の整理になるなと思った。

 

女性 28歳

満足度: 5段階中5点

感想: ゼロ秒思考の話をしていただき、実際に成果が出ているという話を聞き、私も読んでみようと思います。

 

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まとめ

東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で東京最大級の20代・30代の若手社会人中心の読書会を毎週開催しています。

年間数百名の20代・30代の方に参加いただき東京トップクラスの満足度をいただいている読書会です。

 

読書会に参加したことがないという方は、不安や緊張があるかも知れませんが、ご安心ください。

毎回、たくさんの読書会に初めて参加するという方もご参加されておりますし、東京アキバ読書会の参加者は全員20代・30代の同年代のため、安心してご参加いただける読書会です。

読書会の当日の進行は読書会に初めて参加される方に合わせて進めさせていただきます。

 

少しでも読書会に興味がおありの方は、下記より読書会の詳細をご確認ください。

皆様の東京アキバ読書会のご参加を心よりお待ちしております。

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東京アキバ読書会は、年間1,500名以上の方にご参加いただく東京最大級の読書会です。
参加者は、20代〜30代前半の若手社会人中心で同年代のみなので、気軽に参加ください。
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