2018年12月22日、第204回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
初参加の方4名を含めた、女性7名、男性6名の合計13名での開催となりました。
今回の東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
2018年最後の読書会となりました。
2018年は合計47回の読書会を開催し、587名の方にご参加をいただきました。
2018年に東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
2019年も1月5日より読書会を開催予定です。2019年も、今年以上に多くの方に楽しんでいただける読書会を運営できるよう、精一杯取り組んでまいります。
2019年も東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。
読書会で紹介された本はコチラ!
2018年最後の読書会も、ビジネス書から小説など多種多様な本が紹介されました。今回の読書会で紹介された本の一部をご紹介いたします。
人生うまくいく人の感情リセット術|樺沢紫苑
精神科医であり、作家でもある樺沢紫苑さんの2018年12月20日に発売されたばかりの新刊の『人生うまくいく人の感情リセット術』が紹介されました。たくさんの著書を書かれている樺沢紫苑さんですが、文庫本の発売は初めてとのことで、文庫ですと値段も安く持ち運びも簡単なため、今まで樺沢紫苑さんの著書を読んだことがない方にも手に取りやすくなっています。
感情のコントロールの仕方について書かれた本は多いですが、なかなか実践ができず知識として知っているだけになってしまうような本もありますが、本書はとにかく実践できるものにフォーカスされ、即効性のあるものばかりが紹介されています。
今回の読書会では、本書の中から実際に発表された方が実践している3つのことが紹介されました。
ネガティブな言葉を使わない
一つ目は、ネガティブな言葉を使わないということです。誰もがふとした瞬間に「疲れたなあ」「めんどくさいなあ」などネガティブな言葉を口にしてしまいますが、そうした言葉を言わないようにするだけでも言葉が晴れたような気持ちになるといいます。
暖簾のように生きる
暖簾のように生きると言われてどんなことかわからない人も多いかと思いますが、言い換えると上手く受け流しながら生きると言えます。他人から言われた言葉に傷ついたりすることもあるかもしれませんが、言われたことや今身の回りに起きている悪い事象を全て真正面から受け止める必要はありません。上手く暖簾のようにかわしながら生きていくことも重要だといいます。
良かったことの3行日記を書く
悪いことが重なって、ネガティブな気分になっていると身の回りには悪いことばかりが起きているのではないかという錯覚に陥り、ますます気分が落ちてしまうという経験が誰もがあるはずです。
しかし、それは単にネガティブな事象ばかりに目がいっているだけで、必ず良いことも起きています。
寝る前などに、その日あった良かったことをたった3行でも書いてみてください。気分が明るくなるのと同時に、たくさんの良かったことが身の回りで起きていることに気がつけるはずです。良かったことはほんの些細なことでも構わないので、毎日3行を書き続けることが大切です。
ノマドライフ 好きな場所に住んで、自由に働くために、やっておくべきこと|本田直之
東京アキバ読書会でもトップクラスの人気を誇る本田直之さんの『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと 』が紹介されました。
本田直之さんと言えば、元々は世界を代表する金融機関のシティバンクで働ていていましたが、社会人になって収入的には学生の時よりも豊かになったはずなのに、大好きだったサーフィンすることが出来なくなってしまい、自分の人生を改めて考えたときに働き方を大きく変えることを決心し、その準備に取り掛かりました。
現在では、一年の半分を大好きなハワイでサーフィンやトライアスロンをしながら過ごし、残りの半分をヨーロッパやニュージーランド、日本などを旅をしながら暮らしています。
誰もが羨む人生を歩まれている本田直之さんはこうしたノマドライフは誰もが実現できると断言しています。明日ノマドライフを手に入れることはできませんが、しっかり準備と勉強を重ねていくうちに絶対に手に入れられるライフスタイルだといいます。
働き方に関する本はたくさん出ていますが、起業であったり、オンラインサロンの運営をするといったものが手段として書かれているものが多く発売されている中、本田直之さんの著書はご自身がサラリーマンをやりながらリスクを取らず、ノマドライフを実現した方法を書かれているというところが他の働き方の本とは一線を画しています。起業して従業員を雇ったり、在庫を抱えたりすることがリスクである現代にとって、本田直之さんは何年も前からそうしたリスクを取らない方法をとりながら、ノマドライフを実現されているという先見性の高さに驚かされます。
働き方改革と国が声高に宣言していますが、国は何も手段を与えてくれません。多くの若手社会人が将来の働き方に不安を感じるなか、本田直之さんはそうした若手社会人の未来の働き方に多大な影響を与えている一人といって間違いありません。これからの働き方に不安を感じる社会人の方にぜひお手に取っていただきたい1冊です。
2022―これから10年、活躍できる人の条件|神田昌典
2018年の東京アキバ読書会の最後に紹介された本は、東京アキバ読書会の開催のきっかけになった『2022――これから10年、活躍できる人の条件』です。
2012年に発売され日本中を震撼させた本書ですが、発売から7年弱がたった今でも根強い人気を誇ってると同時に、読書会でも大変人気の一冊です。なぜ、これほどまでに人気が続いているかというと、本書に書かれている内容が当たりすぎているからということに他なりません。
2018年9月には、モノグラフでも特集されていましたが、その内容は2012年発売されたにも関わらず、未来を予見しすぎているからというものです。
本書の中では、iPhoneの多色展開やiPhone Xの発売などが予想されていましたが、そのほぼ全てが現実のものとなり、驚きを隠せない方も多くいると思います。もちろん、細かいところではそれ通りにはなっていないこともありますが、全体を通してほぼ神田昌典さんの予想通りの未来を進んでいることは間違いありません。
本書の32ページでは、大手銀行に就職することの是非について書かれていますが、2012年当初銀行は大学生の就職先のトップに君臨し、誰もが銀行に入れば安泰と思っていた時代です。しかし、神田昌典さん本書の中では銀行へ就職することには極めて否定的でした。
多くの人が銀行までもを否定する神田昌典さんに同意できなかったと思いますが、2017年の年末になんとメガバンク3行が前代未聞の超大規模なリストラを敢行することを発表した時に、神田昌典さんの言葉がとうとう現実のものとなりました。
「僕は大手銀行に勤めます」という息子を親孝行だ、なんて思ってはいけないのだ。
あなたが賢い親なら、そういう息子には、こう言わなければならないかもしれない。
「バカなことを言うな! フリーターになれ! それがお前のためなんだ」と。
はぁ、ものすごい変化。
その社会大変革に、私たちは、あと数年で立ち合うことになる。
神田昌典|2022――これから10年、活躍できる人の条件 32ページより
発売から数年が経ち、神田昌典さんの未来予報が次々と現実化してきていますが、発売当初に本書読み、一見トンデモ本に見える本書を信じて行動をした人は明るい未来に向かって歩み始めていることは間違いないはずです。しかし一方で本書の内容を信じようとしなかった人は、今になってその過去を後悔しているのではないでしょうか。
まだ読まれていない方は今からでも遅くないと思いますので、本書をお読みいただくことを強くオススメしますし、読まれたことがある方は再度お読みいただいて2022年までの自分が進む方向性を再確認されてはいかかがでしょうか。


その他にも『鎌倉資本主義』『再生巨流』『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』『AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である』『ことばが劈(ひら)かれるとき』『なぜ生物に寿命はあるのか?』『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』『タルト・タタンの夢』『和菓子のアン』『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』などの本が紹介されました。
2018年の最後の東京アキバ読書会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で20代、30代の若手社会人中心の読書会を毎週開催しています。年間500名以上の方にご参加いただき、今まで数千名の方にご参加いただいている読書会です。
2018年は47回の読書会を開催し、587名の方にご参加いただきました。
まだ読書会に参加されたことがないという方は、緊張されるかもしれませんが、毎回東京アキバ読書会には読書会に初めて参加されるという方がたくさんご参加されています。
読書会の当日の進行も読書会に初めて参加された方に合わせて進めさせていただきますので、ご安心ください。
読書会は新年に何か新しいことを始めるのにもぴったりです。
難しすぎず、継続して参加できるため、新年の新たな気持ちでご参加され、そのまま毎週ご参加いただく方も毎年たくさんいらっしゃいます。
東京アキバ読書会に少しでもご興味がおありの方は、下記よりお申込みください。
皆様の東京アキバ読書会のご参加を心よりお待ちしております。