2019年8月3日、第233回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
初参加の方2名を含めた女性5名・男性8名の合計13名の方にお越しいただきました。
今回の冒頭は、読書をアウトプットする方の重要性やSDGsの話などからスタートいたしました。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標のことを指しますが、今の20代、30代の若い方はこのSDGsに合致した仕事などを求める傾向が極めて高いと言われています。
お金を稼ぐだけのためだった仕事から、社会的な意味のある仕事をしたいという方が急増しており、そのために働き方を変化させていきたいという人が増えているようです。
今回の東京アキバ読書会に、ご参加いただいた方、誠にありがとうございました。
読書会に参加された方の感想

満足度: 5点満点中5点
感想: 読んでみたい本がたくさんありました。
まずは、森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』を読んでみたいです。

満足度: 5点満点中5点
感想: 読みたくなる本がたくさん紹介されて楽しかったです。

満足度: 5点満点中5点
感想: 普段読まないような本について知ることができ、多様な価値観を知ることができました。

満足度: 5点満点中5点
感想: 久しぶりの参加でしたが、やはり色々な学びや視点を得ることができました。また絶対、できれば毎週参加する習慣にします。
年金の話がとても参考になった。そういえば、我々が出したお金は誰がどう管理して、海外はどうしているのかを考えるきっかけになった。

満足度: 5点満点中5点
感想: 読みたかった本も登場しており、読書したくてもできてないなと感じました。

満足度: 5点満点中5点
感想: とても楽しかったです。本を読み続けます。

満足度: 5点満点中4点
感想: いろんな発表があり、勉強になります。
年金の話や人口の話、とても勉強になります。

満足度: 5点満点中5点
感想: ざっくばらんでリラックスした雰囲気で楽しめました。

満足度: 5点満点中5点
感想: 経営に関しての本が多くて楽しかった。
読書会で人気だった本はコチラ!
今回の読書会も多種多様な本が紹介されましたが、その中でも人気の高かった本をご紹介いたします。
森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』が最も人気でした。
苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」|森岡毅
窮地に陥っていたUSJを再生した立役者であり、『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』などで有名な森岡毅さんの著書である『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』が人気の本に選ばれました。
本書は、森岡毅さんのお子さんたちがキャリアなどで悩んだ時に役立つ『虎の巻』として個人的にメモをし続けた内容を出版したもので、元々は出版するつもりもなかったものでした。
本当に大切な自分の子供達に向けたメッセージということもあり、普通のビジネス書では見ることができないようなどストレートな表現で、世の中の理不尽さや多くの人が知らない真実を赤裸々に暴露しています。
USJを再建させた、カリスマは実の子供たちにどんなメッセージを送ろうとしていたのでしょうか。
本書の「第2章 学校では教えてくれない世界の秘密」の中で、資本主義社会の中では、「サラリーマン」と「資本家」の2種類の人間しかおらず、生涯で稼ぐ収入に雲泥の差が出ることを明かしています。
これは、決して能力の差ではなく選択したシステムの差であり、世の中全ては資本家中心に作られているのです。
その資本主義社会においては、大きく分けると2種類の人間しかいないことを知っておかねばならない。自分の24時間を使って稼ぐ人と、他人の24時間を使って稼ぐ人。前者を「サラリーマン」と呼び、後者を「資本家」と呼ぶ。資本主義とは文字通り、後者の資本家のためにルールが作られた社会であることを知っておかねばならない。わかりやすく言うと、資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだと言える。サラリーマン側で人生を過ごした人と、資本家側で人生を過ごした人の、生涯年収の平均値を比較すると、桁数がいくつも違う結果になる。この極端な差には本当に驚くが、それが現実だ。
(中略)
今のサラリーマンはかつての「奴隷」と違って職業選択の自由を与えられている。だから決して奴隷ではないが、わかりやすく説明するために「奴隷」という言葉を敢えて使うことを赦して欲しい。かつて労働者を「奴隷」のように扱っていた時代がある。その時代に資本家が大量の奴隷を使って儲けていた構造と、今の資本家が大量のサラリーマンを使って儲けている構造は、本質的には大きく変わらない。
森岡毅さん自身、エリートサラリーマンとして世界を股にかけて活躍していたにも関わらず、この資本家という存在に30代半ばで、USJを再生させるまで気がつくことが出来なかったと言います。
しかし、本当に子供達に知って欲しかったメッセージの一つが、サラリーマンとしての成功だけではなく、誰にでも資本家になれるチャンスがあるということなのです。
エリートサラリーマンになっても幸せではないということにいち早く気がつかせてくれる一冊で、働く全ての人達に是非お手にとっていただきたいと感じます。
まとめ
東京アキバ読書会は、東京の秋葉原で毎週20代、30代の若手社会人中心の読書会を開催しています。
2015年からスタートして、今では年間500名以上の方にご参加いただく東京最大級の読書会に成長いたしました。
初めてご参加される方は緊張されるかもしれませんが、毎回初参加の方にもたくさんご参加いただいておりますので、安心してご参加いただけます。
少しでも東京アキバ読書会にご興味をお持ちの方は、下記よりお申込みください。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。