2020年2月9日、第256回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
ここのところ土曜日開催の読書会が続いておりましたが、今回は日曜日の開催となり、いつもと少し違った雰囲気の開催となりました。
日曜日の開催となりましたが、今回もたくさんの方にご参加いただき17名での読書会となりました。
東京アキバ読書会にご参加いただき、ありがとうございました。
東京アキバ読書会のハイライト
今回の東京アキバ読書会は、ビジネスマンの平均の読書量の話題からスタートいたしました。
読書会と聞くと、読書好きな人だけが参加できると誤解しているからもいらっしゃるかも知れません。
しかし、そんなことはありません。
ある調査によれば、20代、30代のビジネスマンの人たちは1ヶ月に0.26冊の本を読んでいるそうです。
東京アキバ読書会に初めて参加される方も例外ではなく、これから読書習慣を付けたいという方や、最近本を読み始めた方にたくさんご参加いただいています。
30代で年収3000万の方は、月に平均9.88冊の本を読んでいるそうで、東京アキバ読書会をきっかけに月に読む本の数を増やしていきたいという方がほとんどです。
読書習慣は誰もが付けた方が良いと感じていますが、なかなか習慣が付けることができないという方も多いと思います。
そんな方は東京アキバ読書会をきっかけに読書習慣を付けてみてはいかがでしょうか。
読書会の参加者構成
今回の東京アキバ読書会は、初めてお越しいただいた方5名を含めた17名での開催となりました。
女性7名、男性10名とやや男性が多くなりましたが、極端に偏ることもなく、どなたにもお楽しみいただける読書会となりました。
読書会に参加された方の感想
満足:1名
普通:1名
不満:0名
大変不満:0名
今回の東京アキバ読書会も、94%以上の方が大変満足・満足という評価をつけていただけました。
読書会にご参加いただいた方の感想の一部をご紹介いたします。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:様々な本や考え方に触れることが出来て、とても勉強になりました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:皆さんいろんな本を読んでいるなと思いました。どれも読みたいと思える本でした。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:そろそろ「参加すること」ではなく、「場に自分の情報をgiveする」を目的にしようと思った。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:全く自分が読んでいない本、ジャンルばかりで刺激的でした。また気になる点も恐らく違うので、気になったもの以外も手に取ってみようかと思います。
トマス・J・レナードさんの『SELFISH(セルフィッシュ)』と、ピョートル・フェリークス・グジバチさんの『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』が気になりました。今の自分が読みたいジャンルかなと感じたので、読んでみようと思います。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:読書会に何度も参加されている方の要約力が勉強になりました!


満足度:5点満点中5点
読書会の感想:考え方の参考になりました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:自分が読まないような本が知ることが出来、有意義でした。会社の名前で働いているのは日本だけということが衝撃だった。

満足度:5点満点中3点
読書会の感想:今日はありがとうございました。東洋医学の本など、自分では選ばない本を知る機会となり、良かったです。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:みんな頑張っているなと感じました。コンビニのヤバさを知って驚いた。

満足度:5点満点中4点
読書会の感想:働き方に関する本が多く、これからの日本に不安になった。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:皆さん明るく楽しく本を紹介していただき、楽しかったです。
ピョートル・フェリークス・グジバチさんの『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』の本は読んでみたいと思いました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:今日の読書会も新たな知識がたくさん知れて、とても勉強になりました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:初めて読書会に参加しましたが、思っていた以上に楽しくて、びっくりした。また来週も来ます。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:今まで読んだ本をアウトプットしてこなかったので、読書会に参加して、アウトプットの機会にしていきたいと思いました。
読書会で最も人気だった本はコチラ!
東京アキバ読書会でご紹介いただいた本の中から、人気の高かったものをご紹介いたします。
今回の読書会は、2テーブルに分かれての実施になったため、それぞれのテーブルで人気のあった2冊です。
偶然にも、2冊とも洋書の翻訳本が選ばれました。
When 完璧なタイミングを科学する|ダニエル・ピンク
ダニエル・ピンクさんは、クリントン政権時代のアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務められた人物です。
ダニエル・ピンクさんの著書の翻訳に携わった神田昌典さんは、「ピンク氏の新刊は3年後のビジネス界の常識をつくっている」と言い、現在世界経済で最も注目される方のお一人です。
多くの人が人生の中でどんなことをやっていこうかという、手段に注目しがちですが、本書では何をやるか以上に重要なことが、いつやるかということだと言います。
いろいろなビジネス書の中で、朝は集中力が高く、朝に重要なことを行うと良いと書かれています。
しかし、ダニエル・ピンクさんは、人間は1日の過ごし方には3種類存在していると言います。
例えば、エジソンは朝が苦手で、午後もしくは夕方から最高潮になるという生活リズムで生きていたことで有名です。
朝型のヒバリ型、夜型のフクロウ型、そしてその中間の第3の鳥型に分類されると言います。
そして、意外にも人口の中で最も多いのは、第3の鳥型で、全人口の65%が該当するとされています。
夜型のフクロウ型の人は、朝は集中力が高くならず、多くのビジネス書に書いてある通りに朝に重要なことをやることは逆に非効率になってしまうのです。
自分がどの方に当てはまっているかを調べるには、次の質問に答えることでわかります。
- 通常、何時に眠るか?
- 通常、何時に起きるか?
- その中間は何時になるか? つまり、睡眠の中間時刻はどこに当たるか?(たとえば、普通は午後 11 時半頃に寝て午前7時半に起きるなら、中間時刻は午前3時半になる)
3で出た中間の時間を次の表に照らし合わせることで、自分のタイプを判別することができます。
(画像:ダニエル・ピンク|When 完璧なタイミングを科学するより)
本書は、1日の中での最適な時間の使い方から、1年の中でどの季節にどんなことに取り組むべきか、そして長い人生の中のライフイベントをいつ行うべきかまで様々なデータを元に検証しています。
多くのHOW TO本が存在している中、WHEN TOについて解説した唯一無二の本です。
チーズはどこへ消えた?|スペンサー・ジョンソン
1999年に全米で大ベストセラーになり、いまだに世界中で読み継がれる本です。
主人公は、2匹のネズミと2人の小人。
一見子供向けの本と思われますが、世界の名だたる企業が研修に採用するほどの深い内容が詰まっています。
この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生に おいて私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた! ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは 、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに 旅立つ決心を…。
IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にい かに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。905円でアナタの人生は確実に変わる!
Amazon より
読書会で紹介された本はコチラ!
今回の東京アキバ読書会でも、ビジネス書・自己啓発書のみならず、小説や東洋医学に至るまで、様々なジャンルの本が紹介されました。
SELFISH(セルフィッシュ)|トマス・J・レナード、バイロン・ローソン
日本では、「自分本位」と聞くと、自己中心的でわがままな人というイメージを持ちがちです。
しかし、本書では、SELFISH(セルフィッシュ)=「自分本位」こそが、人生の成功に結びついていると言います。
著書は、パーソナル・コーチングの父と呼ばれたトマス・レナードさんです。
真のセルフィッシュは、「自分のやりたいこと」を実現するために、他者貢献、他人を助けることだと言います。
自分本位だけど、その性格を直した方が良いのではと感じている方は、自分を押し殺す前に是非本書をお手に取っていただければと思います。
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち|ピョートル・フェリクス・グジバチ
日本では、仕事は苦しいものというイメージがいまだに強く残っています。
しかし、そうした苦しい仕事を続けた結果、誰もが知る大企業がリストラを平然と行い、不祥事を起こし社長が謝罪すると言ったことが決して珍しくなくなりました。
ロボットやAIが発達し、2020年以降、私たちの働き方は一変していくと言われています。
多くの仕事が機械が行うようになる時代に、生き残っていく人たちは、仕事を楽しむ人たちだと言います。
本書のタイトルにもあるニューエリート。
これからの時代にエリートになる人たちは、これまでの時代のエリートとは全く違う人物像だそうです。
これからの時代に活躍するニューエリートになるための必読書です。
働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる|橘玲
前回の2月1日の東京アキバ読書会でも紹介され、人気の高かった橘玲さんの『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』が今回も紹介されました。
長らく続いていた、日本の年功序列・終身雇用がなくなることを誰もが疑わなくなりました。
実際に2020年1月21日には、経団連が新卒一括採用や終身雇用、年功型賃金の廃止の報告を発表しています。
(画像:NHK NEWS WEB|日本型雇用システムの見直し明確に 経団連が春闘に向け指針)
働き方改革により、今まで長く日本に続いていた働き方が終わりを告げようとしています。
橘玲さんは、働き方改革は、日本の雇用慣行を廃止し、成果主義のグローバルスタンダードに強制的に変更するものだと言います。
最初に、本書における「働き方」を定義しておきましょう。論者によってさまざまな主張があるでしょうが、ここでは次のように使います。
働き方1.0 年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア
安倍政権が進める「働き方改革」とは、働き方1.0を強引に2.0にヴァージョンアップしようとするものです。
これから日本でも働き方2.0が主流になっていきますが、これに対して橘玲さんは警告を鳴らしています。
なぜならば、既に世界の主流は、働き方2.0から4.0へ移りつつあるからです。
働き方4.0へ対応していくための必読書です。
その他に読書会でご紹介いただいた本
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣|ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著
道徳は復讐である―ニーチェのルサンチマンの哲学|永井均 著
伝え方が9割|佐々木圭一 著
人間使い捨て国家|明石順平 著
日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学|小熊英二 著
徹底図解 東洋医学のしくみ―気・血・津液から鍼灸、漢方治療まで|兵頭明 監修
自分を操る超集中力|メンタリストDaiGo 著
一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略|裴英洙 著
ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣|イアン・エアーズ 著
改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント: 経済的自由があなたのものになる|ロバート・キヨサキ 著
コンビニ人間|村田沙耶香 著
まとめ
今回の東京アキバ読書会にご参加いただき、ありがとうございました。
東京アキバ読書会は、20代・30代の若手社会人中心の読書会を秋葉原で開催しています。
2015年にスタートし、今では年間500名以上の方にご参加いただく、東京最大級の読書会です。
初めて読書会にご参加いただく方にもたくさんご参加いただいており、初めての方にも安心です。
少しでも東京アキバ読書会にご興味がおありの方は、下記より詳細をご確認ください。
次回の東京アキバ読書会は、2月15日(土)9:30-12:00になります。
今回の読書会は、日曜日の開催となりましたが、次回からはまた土曜日の開催となりますので、お間違えのないようお気をつけください。
初参加の方も大歓迎ですので、奮って東京アキバ読書会へのご参加ください。