2020年9月5日、第291回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回も新型コロナウイルス感染拡大防止ため、オンラインで開催いたしました。
初めて読書会にご参加いただく方もいらっしゃり、21名の方にお越しいただきました。
オンライン読書会のハイライト
(画像:Bloomberg|ソフトバンクG、TikTokインド部門の共同買収提案を模索)
今回の東京アキバ読書会は、TikTokのニュースからスタートいたしました。
今、世界のテクノロジー企業は、GAFAと呼ばれるアメリカの巨大プラットフォーム企業と、中国のBATと呼ばれる二大勢力に二分されています。
TikTokは、その中国のBATに迫る勢いで伸びているユニコーン企業です。
しかし、様々な問題があると指摘され、アメリカで使用制限がされるなどの出来事が起きています。
これも、一概に何が問題かということを言い切ることはできませんが、現代においてもアメリカが世界の中心であることを世界に示したようなニュースになっています。
中国のたった一つのテック企業のニュースかもしれませんが、その背景には大きな国際政治の力が働いていることを感じるような出来事です。
世界を正確に捉える世界観を持っていくことも、これからの時代に必要な能力の一つに感じます。
オンライン読書会の参加者
今回のオンライン読書会にも、初めてご参加いただいた方も2名いらっしゃいました。
また、多くの方が2回目から5回目の参加の方で、コロナをきっかけに読書会に参加した方々ばかりです。
読書会の人気が、コロナをきっかけに全国的に増しているように感じます。
オンライン読書会の感想
今回のオンライン読書会も、ご参加いただいた全員の方が大変満足・満足の評価を付けていただくことができました。
読書会に初めてご参加いただいた2名の方も、また参加したいと言っていただくことができました。
初めての方も、お楽しみいただる読書会として、たくさんの方にご参加いただいていおります。
これから参加したいと感じている方も、ご気軽にご参加ください。
読書会でいただいた感想の一部をご紹介いたします。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』の話がとても参考になりました!

満足度:5点満点中4点
オンライン読書会の感想:フードテックの話を共有して頂いて、しれないことを知れて良かったです。
具体的と抽象を読んでみたくなりました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:前回の読書会の参加から1.2週空いて参加しましたが、本日も楽しく参加させて頂きました。
倒れないスケジュールの立て方の話がとても参考になりました。DaiGoさんの本読んでみようかと思いました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:皆さんと、価値観について議論することで自分の価値観がより際立ってみえました!

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:岩瀬大輔さんの『入社1年目の教科書』を共有したところ、書いてある内容をやれば目立つけど、それでもやったほうが良いという言葉をたくさんもらいました。
計画を立てる時って自分の最大のパフォーマンスを想定しがちだよって話。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:人は気づくと思考停止してしまうものだと思うので意識して行かないとなと思いました。
中田英寿さんも人・本・旅を大切にしていたんだなと感慨深くなりました。

満足度:5点満点中4点
オンライン読書会の感想:前回よりは少し慣れて楽しむことができました。参加者皆さん話を広げる力・共感力がとてもあって私もあれくらい積極的に対話を広げられるようになりたいと改めて感じました。
言葉にできるは武器になる、の紹介で内なる言葉をつきつめて考えることの大事さ、思考の迷子にならないために書き出して視覚的に把握することの有効性が、参考になりました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:ちょうど読もうとしていた本も紹介され、またディスカッションも深く出来たので大満足でした。
大きな嘘の木の下で~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)→本の紹介も分かりやすく、実体験も含めた説明で共感しやすかったです

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:初めてお会いする方が多く、色々な視点での話が聞けて面白かったです。良い土曜日の始まりとなりました。
教養を身につけるには、「読書・人・旅」がキーワードということが共感できました。さらに、旅一つとってもその場所の歴史を学んでから行くとただ何となく行くのと比べて視点が変わって違った視点で楽しめると思うので、歴史に関する勉強は今後力を入れていきたいと思います。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:様々な本の紹介をしていただき、非常に参考になりました。またぜひよろしくお願いします。
オンライン読書会で紹介された本はコチラ!
今回のオンライン読書会でも、たくさんの本が紹介されました。
ビジネス書や自己啓発書、小説や教養に関する本まで、様々なジャンルがあり、とても学びの多い読書会になりました。
人生を面白くする 本物の教養|出口 治明 著
本書の冒頭で、ココ・シャネルの言葉が引用されています。
一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。
その分だけ人生と世界は単純になっていく。
ココ・シャネル
本書の中で、出口治明さんは、二つのことをやるべきだと言っています。
- 知識をつける
- 自分の頭で考える
自分で見たものを考えていく、自分で考えることが大事だと言いますが、その中で日本人は勉強が圧倒的に足りないそうです。
オックスフォード大学の人に聞いたときに、イギリス人は自分の国が廃れていっていることを事実と知って、国を盛り上げるような仕事をしたいと誰もが考えていると言います。
一方で日本人は、自分の国がどうなっているかがわかっておらず、尚且つそのことを自覚できていない人が多い。
そうなっている要因が、教育の問題や、教養がないこと、自分の頭で考えられないことだと言います。
年功序列は成果を出さなくても一緒のため、思考を停止させている原因になっているとも言われます。
出口治明さんは、知識をつける際に横と縦の軸で見るといいと言います。
縦とは時間軸、横とは世界と場所だと言います。
横と縦を広げると物事の本質が見えてくるのです。
例えば、中国で横に物事を広げ、縦に歴史を見るなどをして見ると、中国は歴史的に見ると、栄えている時期が多いなどのことをわかってくると思います。
また、出口治明さんは投資は危険というイメージがあるけど、自分で勉強をして、事実を重視していくべき
出口治明さんは、人生の教養を深めるためには、
本を読み、人に会い、旅をする。そして自分の頭で考え抜く。
ことだと言います。
「言葉にできる」は武器になる。|梅田 悟司 著
著者の梅田悟司さんは、「バイトするなら、タウンワーク。」や、缶コーヒーのジョージアの「世界は誰かの仕事でできている。」などをキャッチコピーを作ったコピーライターの方です。
言葉を仕事にしている梅田悟司さんは、内なる言葉を磨くことと、外に向かう言葉の2種類があり、内なる言葉を磨くことが大切だと言います。
自分から出ている言葉と向き合うために、
・アウトプットをする
・T字型思考法をする
の2つが重要です。
ただアウトプットすればいいわけではなく、そのままストレートに物事を言うと人間観関係崩壊することにもなりかねません。
そのためにT字型思考法をすることをおすすめされています。
T字型思考法は、「なぜ?」と「本当に?」と問いかけることだと言います。
「なぜ?」と問いかけることで考えを進めることができます。
「本当に?」と問いかけることで、自分の考えを確かめることができます。
ただし、掘り下げると思考の迷子になることがあると言います。
思考の迷子を防止するために、抽象的な最後に戻ってこれるものを設定しておくべきだそうです。
自分の中で、人生の中でないをしたいのかを持つべき、そうすればブレないと言います。
その他にオンライン読書会でご紹介いただいた本
超入門 資本論|木暮 太一 著
思考停止という病|苫米地 英人 著
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法|藤原 和博 著
インベスターZ(1)|三田 紀房 著
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと |本田 直之 著
夢をかなえるゾウ1|水野 敬也 著
漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則|ジョージ・S・クレイソン 著
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる|ちきりん 著
倒れない計画術 まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!|メンタリストDaiGo 著
入社1年目の教科書|岩瀬 大輔 著
コロナ後の世界|大野 和基 著
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる|ロバート・キヨサキ 著
時間革命 1秒もムダに生きるな|堀江 貴文 著
参謀の思考法 トップに信頼されるプロフェッショナルの条件|荒川 詔四 著
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義|田中 宏隆、岡田 亜希子、瀬川 明秀 著
21世紀を生き抜く3+1の力|佐々木 裕子 著
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学|ロバート・キヨサキ 著
大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)|田中 修治 著
君に友だちはいらない|瀧本 哲史 著
まとめ
オンライン東京アキバ読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
東京アキバ読書会は、20代〜30代前半の若手社会人中心の読書会を開催しています。
2015年5月に秋葉原のカフェからスタートし、今では年間500名以上の方にご参加いただく、東京最大級の読書会の1つに成長いたしました。
約5年に渡って、東京の秋葉原で開催をしておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、Zoomを使ったオンライン読書会として開催しています。
多くの読書会が、新型コロナウイルスをきっかけに開催を辞めてしまっていますが、東京アキバ読書会はオンラインでも開催を継続できている数少ない読書会の一つです。
オンラインになってからは全国各地から毎回20〜40名ほどの方にご参加いただき、秋葉原で開催していた時の2倍以上の方にご参加いただいております。
少しでもオンライン東京アキバ読書会にご興味がおありの方は、下記より詳細をご確認ください。
次回のオンライン東京アキバ読書会は、9月12日(土)9:30-12:00です。
Zoomを使ったオンラインの開催となります。
読書会に初参加の方も大歓迎です。
奮って東京アキバ読書会へのご参加ください。
第291回目の東京アキバ読書会の開催レポートをご覧いただき、ありがとうございました。