2020年9月12日、第292回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会も、zoomを使ったオンラインで実施いたしました。
初めて読書会にご参加いただく方もいらっしゃり、合計で25名の方にお越しいただきました。
オンライン読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
オンライン読書会のハイライト
(画像:ダイヤモンド・オンライン|みずほ銀行は10月に給与改革、メガバンク「年功序列打破」の現在地)
今回の読書会は、みずほ銀行が、給与体系を成果主義に移行することを発表した話題からスタートいたしました。
先日辞任された安倍首相が進めていた働き方改革は、旧来の日本の年功序列や終身雇用を廃止して、新たな働き方に移行してくこと政策ですが、それがいよいよ企業単位で具体的に制度変更の動きなどが活発になってきました。
半沢直樹の新シーズンのドラマが大ヒットしており、多くの方が金融機関の働き方について考えることが多くなっていますが、半沢直樹の世界のように上司にゴマを擦って出世する時代は間も無く終わりを迎えようとしています。
8月には、トヨタ自動車も成果主義へ移行することを発表しており、大企業の大きな方針転換は、今後日本経済全体に大きな影響を与えていきそうです。
今から、そうした新たな時代の働き方のスタンダードに備えていく必要がありそうです。
こうした成果主義への流れは、橘玲さんの『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』の本の中で、2019年から予想されていました。
橘玲さんの著書は、今後の成果主義に向かう世の中の必読書ということができそうです。
オンライン読書会の参加者
今回のオンライン読書会には、初めて読書会に参加される方もいらっしゃり、とても活気のある読書会となりました。
合計で25名での開催となりました。
既に、2020年は1000人を超える方にご参加いただいており、オフライン時代以上に多くの方にお楽しみいただけております。
初めて読書会にご参加いただく方も、大歓迎ですので、ご興味がおありの方は、ご気軽にお申し込みください。
オンライン読書会の感想
今回のオンライン読書会でも、全ての方が大変満足・満足を付けていただき、満足度100%となりました。
毎回、非常に高い評価をいただく読書会として、お楽しみいただくことができており、ありがたい限りです。
今回のオンライン読書会にいただいた感想の一部をご紹介いたします。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:本日も面白かったです。男だけの部屋でした。 プロゲーマーの話が刺さりました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:今日もとても楽しかった!1room4〜5人が最適だなと思いました。それ以上増えると一人当たりの紹介とかディスカッションできる時間が少なくなり本と本の関連性や価値観を深め合うチャンスが少なくなってしまうことがあります。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:少人数でしたので、一つ一つのテーマに深掘りして話が出来たと思います。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:読んだことがある本、これから読みたい本のシェアで学びが深かったです。
給料の仕組みの話が学びになりました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:多くの本を読んでいると、それぞれの知識がつながっていきますね!! 稼ぐ力が重要という話が参考になりました。

満足度:5点満点中4点
オンライン読書会の感想:同じ本を紹介するという奇跡が起きたり、色々と考える事も多い回でした!
様々な話や本の内容がリンクしてるような気がして面白かったです。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:自分の時間を効率的に生きたいなとただただ思いました!
数値で物事を考える姿勢は大切だなと思いました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想: 喜多川さんの書籍、下流老人について、様々意見・感想を出し合えて大変面白かったです。
「誰かのために」じゃないと頑張れない。という話が、学びになりました。

満足度:5点満点中5点
オンライン読書会の感想:喜多川さん祭りや、下流老人祭りと偶然が重なっていて、その中でも様々な視点の話が聞けて面白かったです!
心をピカピカにし続けないとホコリが溜まってしまうから、常に動き続けて常にピカピカにしておく必要がある、というのがホコリをためていた私にとってとても刺さりました。
オンライン読書会で紹介された本はコチラ!
今回のオンライン読書会でも、たくさんの本が紹介されました。
今回は、偶然にも同じ本や同じ著者の方の本が紹介されるなど、奇跡がたくさん起きました。
同じ本でも、読む人によって、全く違った感想を持つこともあり、同じ本についての感想を聞くのも、非常に興味深く読書会の面白さの一つに感じます。
賢者の書|喜多川 泰 著
『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』や『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』などの大ヒット作がある喜多川 泰さんのデビュー作です。
毎日の暮らしと、思うようにいかない仕事に絶望を感じていたアレックスは、ある日、思い出の公園で14歳の少年サイードと出会う。サイードは9人の賢者と出会う旅を続けていて、この公園で最後の賢者と会うことになっているという。
アレックスはサイードの許しを得て、サイードの旅の集大成である「賢者の書」を読み始めた。そこには、サイードが14歳の誕生日を機にスタートしたさまざまな冒険譚と、賢者たちから学んだ最高の賢者となるために必要なエッセンスがしるされていて…。
人間は何度だって生まれ変わることができることを強く確信し、生きるエネルギーをもらえるファンタジー仕立ての自己啓発書。
Amazonより
本書の中で言われていることの一つが、今この瞬間を生きないさい。ということです。
過去の功績にすがって、過去に生きる人があまりにも多すぎるように感じます。
また、逆に未来の自分に対しての願望に対して生き、白馬の王子様を待っているなど、未来に生きるのも、危険だと言います。
人生にとって、一番大事なものはなんであり、今の自分が何に投資すべきなのか、財産は何かについて、考えさせられる感動の一作です。
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~|喜多川 泰 著
今回の読書会では、偶然にも喜多川泰さんの大ベストセラーの『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』も紹介されました。
就職活動に出遅れ、将来を思い悩む大学四年生の「僕」は、とあるカフェで奇妙な広告と出会う。その名も『手紙屋』。10通の手紙をやりとりすれば、夢を実現させてくれるというのだが…。主人公といっしょに働くことの意味を見つめ直す本。ロングセラー「賢者の書」「君と会えたから…」で読者を感動の渦に巻き込んだ著者が贈るメッセージ。自分らしく生きたいあなたへ―明日を変える10の教え。
Amazonより
10通の手紙の中に、様々な教えが書かれていますが、その一つがお金についてです。
お金とは、そもそもは物々交換のために存在しています。
お金の意味っていうのは、相手の持っているものの中で、お互いがちょうどいいと思う量で交換をしている。
しかし、多くの人が相手が欲しいと思っているものは、お金だけだと思っているのではないのか。
笑顔であったり、言葉であったり、言葉はGIFTであって、相手が欲しいものをあげることで、お金以上のものになったりもするのです。
また、手紙屋は、成功者が成功者であり続けるために必要なことを教えてくれます。
止まっている人は、止まり続けようとしますが、動いている人は、動き続けようとします。
動き続けていれば、心はピカピカのままに維持することができますし、止まってしまうと、どんどん汚れが溜まっていきます。
私たちは、常に動き続ける必要があることを教えてくれます。
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる|ちきりん
月間200万PV以上のブログを運営し、正体不明ながら日本のビジネスシーンに大きな影響を与えているちきりんさんが、これからの働き方を書いた一冊です。
本書の中で、私たちが未来の働き方を考えていかないといけない理由として挙げられているのが、今世界で三つのパワーシフトが起きているからだと言います。
3つの革命が起き、三つの分野でパワーを持つ層の交代していくのです。
一つ目は、ITによって大企業から個人にパワーシフトが起きています。
ITが発達すると個人でも情報発信をできるようになっていることを誰もが実感せざるを得ないと思います。
例えば、大企業がアンケートを取らないと行けなかったけど、今や個人でもアンケートをとることができます。
ちきりんがアンケートを取ったところ、費用をかけずに7000名以上の人からアンケートを回収できたと言います。
二つ目が、人生の長期化でストックからフローにパワーシフトが起きています。
一回働いて貯めたものを減らしていって0にするのは厳しいのが現実です。
せっかく貯めた貯金や資産を切り崩しながら老後を生きていくのは、苦痛以外の何物でもありません。
今後は、資産をストックし続けるのではなく、何歳になっても稼ぐことができるフローになっていくと言います。
個人でいかに稼ぐ力を持つかが重要な時代になっていきます。
三つ目が、グローバリゼーションによって、先進国から新興国へのパワーシフトです。
先進国では、消費意欲の高い層人口が減っていきますが、新興国ではその層がどんどん増えていきます。
三つの変化がある中で、どんな働き方があるのかのヒントを後半部分では示してくれています。
働く社会人必読の一冊です。
本書については、下記のブログでも詳しくご紹介しています。
その他にオンライン読書会でご紹介いただいた本
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神|水野 敬也 著
フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方|ダニエル・ピンク 著
超入門 資本論|木暮 太一 著
下流老人 一億総老後崩壊の衝撃|藤田 孝典 著
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術|伊藤 羊一 著
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」|梅原 大吾 著
完訳 7つの習慣 人格主義の回復|スティーブン・R・コヴィー 著
大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)|田中 修治 著
人生の勝算 (NewsPicks Book)|前田 裕二 著
書けるひとになる! ――魂の文章術|ナタリー・ゴールドバーグ 著
苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」|森岡 毅 著
ウチら棺桶まで永遠のランウェイ|kemio 著
21世紀を生き抜く3+1の力|佐々木 裕子 著
資本家マインドセット (NewsPicks Book)|三戸 政和 著
非常識な成功法則|神田 昌典 著
まとめ
オンライン東京アキバ読書会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
東京アキバ読書会は、20代〜30代前半の若手社会人中心の読書会を開催しています。
2015年5月に秋葉原のカフェからスタートし、今では年間500名以上の方にご参加いただく、東京最大級の読書会の1つに成長いたしました。
約5年に渡って、東京の秋葉原で開催をしておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、Zoomを使ったオンライン読書会として開催しています。
多くの読書会が、新型コロナウイルスをきっかけに開催を辞めてしまっていますが、東京アキバ読書会はオンラインでも開催を継続できている数少ない読書会の一つです。
オンラインになってからは全国各地から毎回20〜40名ほどの方にご参加いただき、秋葉原で開催していた時の2倍以上の方にご参加いただいております。
2020年は、既に1000名以上の方にご参加いただいている全国でもトップクラスの人気を誇る読書会です。
少しでもオンライン東京アキバ読書会にご興味がおありの方は、下記より詳細をご確認ください。
次回のオンライン東京アキバ読書会は、9月19日(土)9:30-12:00です。
Zoomを使ったオンラインの開催となります。
初めての方も、奮って東京アキバ読書会へのご参加ください。
第292回目の東京アキバ読書会の開催レポートをご覧いただき、ありがとうございました。