2021年12月18日、第366回目の東京アキバ読書会を開催いたしました。
今回の読書会は、初参加の方15名を含めた35名の方にお越しいただきました。
また東京のみならず地方からご参加されたいという方も多数いらっしゃり、7名の方がZoomを使ってオンラインにてご参加いただきました。
オンサイトの現地でも、オンラインでもたくさんの方にご参加いただき、とても盛り上がった読書会となりました。
東京アキバ読書会の参加者
今回の読書会は、初めてご参加いただいた方が15名もいらっしゃり、このタイミングで読書会にご興味がおありの方がとても増えていることを感じる回となりました。
年末年始に読みたい本を今のうちから探したいという方が多いのかもしれません。
また男性にも女性にもお楽しみいただけた読書会になったように感じます。
Zoomでのオンラインでは、大阪、鳥取、福岡など全国各地からご参加いただきました。
オンサイトのリアル会場のみならず、オンラインで読書会に集まることができる、とても素晴らしい時代になったことを感じます。
東京アキバ読書会の満足度
今回の読書会も、ご参加いただいたほとんどの方が大変満足の満足度をつけていただくことができました。
Zoomにてオンラインでご参加された方は、オンサイトの会場に比べてやや臨場感がなかったかもしれませんが、それでもとても高い満足度を感じていただくことができました。
初めて読書会に参加される方が多かった中、これだけ高い満足度をいただくことができて、とても嬉しく思います。
今回の読書会の参加者の方にいただいた感想の一部をご紹介いたします。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:出会っていない本の内容を知り面白かったです。本の紹介方法も改善点を少し学べたと思います。
アウトプットの重要性の話がとても印象的でした。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:色々な方とコミュニケーションが取れました。また、普段読まない本も参考になりました!
『LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略』がとても参考になりました。午後本屋で買って、読みたいと思います。


満足度:5点満点中5点
読書会の感想:毎回、他の人の本を引用して、全て印象に残りました。読みたい本がまた増えました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:本を読んでも、アウトプットする機会がなかったのでいい機会になりました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:初めての読書会でしたが、同じような考えを持っている方がいて安心しました。 人間力を高めることが人が集まる人になるということ。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:いろいろな方と本の内容について話せて、充実した時間でした。ありがとうございました。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:いつもありがとうございます。今回は初めて小説を紹介したのですが、いまいち面白さを伝えきれませんでした。そして、本だけではなく乃木坂46トークが面白すぎた。とにかく今日の読書会も最高でした。
成毛眞さんの「2040年の未来予測」が、神田昌典さんの「2022――これから10年、活躍できる人の条件」の続編みたいな感じで、読まなきゃ!と思いました。

満足度:5点満点中3点
読書会の感想:他の人の視点があり勉強になりました。
緊張しましたが、また参加させていただきたいと思います。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:いつも本を読んでいても著者と自分の一方通行の理解や解釈でしかなく、知識は広がるものの自分の感性は閉じてしまうような感覚が少し怖いようにも感じていたので、実際自分が読んだ本を紹介して対話することや紹介してもらった本をもとに他の人と対話する機会はすごく貴重で発見もアイデアもいくつかありよかった。
ダニエル・ピンクさんの『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』を紹介してくださった方がいて、その後に商品の物語性を付加していくことの功罪についてほんの少し議論できて、物を買うときのコストについて多面的に考えられるきっかけになった。

満足度:5点満点中4点
読書会の感想:初めての読書会で緊張してましたが、周りの人が皆良い人だったので、とても楽しかったです!
宇宙からの帰還の話で、価値観が大きく変わるということを言ってましたが、それが重力がないなどの常識を覆すことでそうなるのかなと思いました。


満足度:5点満点中5点
読書会の感想:動的平衡や哲学の話が出て面白いなと感じました。
何かを頭の中で考えているときは記憶域と思考域の繰り返しで、アウトプットして外に出すことで一旦その繰り返しから引き離し整理ができるという話がとても勉強になりました。

満足度:5点満点中4点
読書会の感想:本の出会いの場をありがとうございました。皆さんお話も上手で勉強になりました。
抽象と具体の話が参考になりました。自分が抽象的な話をしがちで直したいと思っています。

満足度:5点満点中5点
読書会の感想:アウトプットしてフィードバックをもらえてよかったです。
立場に合わせた生き方ではなく、目標に向けた生き方をする。
読書会で紹介された本はコチラ!
今回の東京アキバ読書会は、4つのテーブルとZoom専用グループの合計5つのグループに分かれて行いました。
どのグループでもいろいろなジャンルの面白い本が多数紹介された読書会になりました。
その中から一部の本について、ご紹介いたします。
「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問|細谷 功 著
本書の中では、知識には横幅と縦の深さがあると言います。
多くの人たちは、知識を増やそうとしていきますが、それは知識の横幅を増やしていく作業です。
著者の細谷功さんは、知的能力は縦の幅もあると言います。
本書のタイトルにもなっている具体と抽象を行き来するためには、縦の幅が大事なのです。
抽象化をしていくためには、Whyを問う、全体を捉える、捨てることなどをしていくことでトレーニングができるといいます。
逆に、具体化をしていくためには、違いを明確にしたり、手段を問うたり、数字と固有名詞を考えていったりすることなどでトレーニングしていくことができます。
前田裕二さんの『メモの魔力 The Magic of Memos』の中に細谷功さんのことが書いてあるといいます。
前田裕二さんも、抽象化する過程がとても難しいと言っており、抽象の世界が見えている人はなかなかいないと言っています。
普通の人は意識しなければ、物事を具体的にしか見ることができず、抽象的な視点は持てないと言います。
前田裕二さんのメモでも、「転用」というフェーズがあり、それこそが抽象化の具体例になります。
具体と抽象のトレーニングをしていく際に、『メモの魔力 The Magic of Memos』を読み、前田裕二さんのメモ法を実践してみるのも良いのではないでしょうか。
宇宙からの帰還 新版|立花 隆 著
ZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作さんが、宇宙旅行へ行ったことが話題になっています。
個人でも宇宙に行けるという希望を多くの人たちが持ったのではないでしょうか。
今回、前澤友作さんは、アシスタント1名と合わせて、2名で100億円ほど支払って宇宙へ行ったと報道されていますが、これから数十年以内にもしかしたら今より遥かに安価に行けるようになり、誰もが宇宙旅行に行ける可能性が出てくるのではないでしょうか。
そんな宇宙の可能性を感じられる一冊が、立花隆さんの『宇宙からの帰還 新版』です。
宇宙に行った宇宙飛行士たちが、地球に帰ってきてどう変わったかという内面をインタビューした内容をまとめた一冊です。
意外にも、宇宙に行って感じることは人それぞれだといいます。
宇宙に行くことで、人智を超える何かを感じて宣教師になったという人がいる一方で、神の存在を否定するような感覚になった人もいるそうです。
かの有名な、ガガーリンは「地球は青かった」という名言を残していますが、「私はまわりを見回したが、神は見あたらなかった」という言葉も残していると言われています。(のちにこの言葉は、ソ連の宇宙飛行士が言った言葉であるという説が有力となっていますが。)
同じ宇宙に行ったとしても、神がいないと感じる人もいれば、神はいると感じる人もいたというのは、日本人から見ても、意外な感想なのではないでしょうか。
また、宗教観は変わらなかったけど、政治家になった人という人もいるといいます。
宇宙から地球を見ることによって、国民や民族、人種などを超えて、地球人という感覚になり、差別をなくしたいと思った人もいるそうです。
私たちが思っている以上に、宇宙は神秘に満ちた空間なのかもしれません。
私たちが生きている間に宇宙に行ける日がきたら、行きたいと思う方はぜひお手に取られてはいかがでしょうか。
ほかに読書会で紹介された本
まとめ
東京アキバ読書会は、2015年5月に秋葉原のカフェでスタートした読書会です。
今では、年間1,500名以上にご参加いただく、全国でもトップクラスの人気の読書会になりました。
今までに、350回以上の開催、累計6,500名以上にご参加いただいています。
現在は、Zoomを使った『オンライン読書会』と、東京の23区のレンタルスペースでの『オフライン読書会』の両方を開催しています。
2021年12月以降は、リアル会場での『オフライン読書会』を中心に開催していく予定です。
毎回の読書会の参加者の人数は20〜40名ほどです。
読書会は、5〜8名程度の少人数に分けて実施いたしますので、大人数の前で話すのが苦手という方も安心してご参加いただけます。
各部屋・テーブルでファシリテーターがフォローしますので、うまく発表できなくても大丈夫ですのでご安心ください。
毎回読書会に初めて参加するという方もたくさんご参加いただいておりますので、今までに読書会に参加したことがない方も安心してご参加ください。
次回の東京アキバ読書会は、毎回大人気のリアル会場でのオフラインの読書会です。
日程は、2021年12月25日(土)9:30-12:00を予定しております。
次回が2021年最後の読書会となります。
クリスマスの朝ということもあり、他のご予定が入られている方も多いと思いますが、ぜひクリスマスに本について語るのはいかがでしょうか。
オフラインの読書会は、早期に満席になってしまいますため、ご希望の読書会の日程が満席になる前に、お早めにお申し込みください。
また、当面の間、十分なキャパシティのある会場を確保するため、秋葉原ではなく、中央区での開催となる予定です。
皆様の東京アキバ読書会へのご参加を、心よりお待ちしております。
初めて読書会にご参加される方も大歓迎ですので、奮ってご参加ください。
第366回目の東京アキバ読書会の開催レポートをご覧いただき、ありがとうございました。