【要約】2025年を制覇する破壊的企業|山本康正 [書評]

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2025年は、どんな世界になっているのでしょうか。

移動は電車よりも値段の安いロボタクシーに乗り、泊まるホテルはアップルが運営、小学校の先生はAIになっているかもしれません。

今、巨大なテクノロジー企業がたった数社で世界を作り替えようとしています。

日本ではGAFAのみに注目が集まりがちですが、GAFAとその関連するテクノロジー企業11社が世界中にとてつもないインパクトを与えつつあります。

山本康正さんの『2025年を制覇する破壊的企業』は、2025年の世界をイメージするのにとてもオススメの一冊です。

山本康正さんは、「フィンテック」「人工知能」が専門で最先端のテクノロジーに精通しているだけでなく、経済や金融、工学、環境など幅広い分野の知見を持っているため、他の未来予測本に比べ非常に高い制度で未来を予測してくれています。

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2025年を制覇する破壊的企業|山本康正 要約

2025年を制覇する破壊的企業_山本康正

日本でも誰もが認識するようになったGAFAと呼ばれる、グーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、フェイスブック(Facebook)、アップル(Apple)の4社は、世界に莫大なインパクトを与え続けています。

しかし、GAFAだけに注目しているのは日本だけだと言います。

シリコンバレーでは、GAFAに続くベンチャー企業が次々と出現しており、GAFAもその動向に目を光らせています。

GAFAでさえも、自分たちを脅かす存在になりそうなベンチャー企業は真っ先に買収しているのです。

そうしたGAFAとその周辺のベンチャー企業の中から、ホームラン級の成長をしており、2025年の世界の中心になっている企業11社が紹介されています。

GAFAと界隈のベンチャーの動きを見ていれば、特に、GAFAですら持っていない新たなテクノロジーを生み出している企業の動向を追うことで、これからのトレンド、未来の世界の動きを知ることができるのです。これが、世界の常識です。

(中略)

時代のトレンドに乗り遅れ、未来予測を間違えると、いかに大きな企業であっても淘汰されます。そしてその動きはすでにあり、本書で度々触れています。

現代と大きく様変わりするであろう2025年の未来で、企業やビジネスパーソンが生き残るためにはどうすればよいのか、その術も紹介しています。

5年先の2025年、さらにその先の未来において、企業もビジネスパーソンも生き残っていくための一助に本書がなれば幸いです。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

本書の続編にあたり、さらに金融業界に特化した未来が描かれている『銀行を淘汰する破壊的企業』もおすすめです。本書とあわせてお読みいただくと理解が深まります。

 

『2025年を制覇する破壊的企業』の目次

はじめに 5年後の未来はこの11社が決定づける
・2025年12月、アフターコロナの近未来
・GAFAだけ見ているのは日本だけ

第1部 2025年はどうなっているか?
第1章 世界最先端11社の目論見と3つのメガトレンド
第2章 業種の壁崩壊とコングロマリッド化の再来
第3章 ハードでもソフトでもなく「体験」が軸になる
第4章 データは新時代の石油

第2部 2025年を生き抜く処方箋
第1章 5年後に破壊される企業、台頭する企業
第2章 5年後にあなたの仕事はこう変わる

おわりに

 

『2025年を制覇する破壊的企業』の著者

山本康正(やまもと やすまさ)
1981年、大阪府生まれ。東京大学で修士号取得後、米ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。修士課程修了後グーグルに入社し、フィンテックや人工知能(AI)ほかで日本企業のデジタル活用を推進。日米のリーダー間にネットワークを構築するプログラム「US-Japan Leadership program」フェローなどを経て、2018年よりDNX Ventures インダストリーパートナー。自身がベンチャーキャピタリストでありながら、シリコンバレーのベンチャーキャピタルへのアドバイスなども行う。ハーバード大学客員研究員、京都大学大学院総合生存学館特任准教授も務める。著書に『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』(講談社)、『シリコンバレーのVC=ベンチャーキャピタリストは何を見ているのか』(東洋経済新報社)がある。

 

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世界最先端11社はこれだ!

2025年を制覇する破壊的企業_世界最先端11社

本書の中で紹介されている、これから世界を制覇する11社についてご紹介しています。

  • グーグル( Google)
  • アマゾン( Amazon)
  • フェイスブック( Facebook)
  • アップル( Apple)
  • ネットフリックス(Netflix)
  • マイクロソフト( Microsoft)
  • テスラ(Tesla)
  • インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)
  • ロビンフッド(Robinhood)
  • クラウドストライク(CrowdStrike)
  • ショッピファイ( Shopify)

本文だけではわかりにくいサービスなどについては、YouTubeの動画を挿入しています。

それぞれの動画も合わせてご覧いただくことで、よりこれらの企業の実態を掴むことができると思います。

 

グーグル(Google)|「検索前」の世界へ

Google

(画像: achinthamb / Shutterstock

グーグルといえば、誰もが使ったことがある検索エンジンが有名です。

しかし、グーグルはその「検索」を不要としてしまう未来を作ろうとしています。

金曜日の夕方になるとそのユーザーの趣味嗜好にあったディナーのレストランが表示されたりすることも実現可能です。

定期的にラーメンを食べている人であれば、食べたくなった頃に近所のおすすめのラーメン屋さんがおすすめされるということもあるかもしれません。

グーグルのミッションである「情報を整理して使えるものにする」を実現するために、「検索」がいらない未来も訪れるかもしれません。

 

グーグルは近年クラウドや人工知能関連の技術開発や企業の買収を進めています。

人工知能関連では、Waymo(ウェイモ)という子会社を設立し、ロボタクシーの実験を進めています。

 

アマゾン(Amazon)|アレクサが街中で使用されるように

Amazon

多くの人の家庭にスマートスピーカーが置かれるようになってきましたが、その中でも人気が高いのがアマゾンのAI「アレクサ」を搭載した、Amazon Echo(アマゾン・エコー)です。

2020年1月、CES(Consumer Electronic Show/世界最大のテクノロジー展示会)で、アマゾンはアレクサとガソリンスタンドを交信するサービスを発表しています。

下記の動画の中では、「Alexa, pay for gas」ということで、実際にガソリンスタンドで自動で支払いできる光景が見られます。

今まで、アレクサは家の中でのことをおこなってくれていましたが、これからは町中でアレクサによって様々なことができるようになっていくでしょう。

ある意味、都市との会話のベースがアレクサになる。そんな未来をアマゾンは描いています。  都市との会話のベースがアレクサになるとどうなるでしょう。購買・検索履歴に限らず、アマゾンエコーに話しかけた言葉は、すべてデータとして保存。そのデータを元に、サービスを提供していきます。「この人はこういったものを買っている」という個別のデータがアレクサに蓄積され、最適な商品のレコメンデーションも、無駄のない広告もできるでしょう。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

アマゾンは小売業界から全業界への進出を目指しています。

実際にローンや保険などの金融事業へはすでに動き出しています。

保険事業については、JPモルガンや世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが代表を務める資産運用会社のバークシャー・ハサウェイにも保険を提供していました。

 

顧客ファーストの観点からアマゾンを見ると、ある特徴に気づきます。オペレーションも含めた、スピード感を特に意識している点です。多くのECサイトは品数の多さ、実店舗であれば訪れることが楽しい、いわゆるエンターテインメント性を意識したり、アピールしがちです。

でもアマゾンは違っています。フォーカスしているのは、いかに短時間で効率よく、ストレスフリーで買い物ができるかどうか。そして素早く届けられるか。そのためサイトの使いやすさはもちろんですが、倉庫でのピッキングや箱への詰め込み作業などにおいても、日々、できるだけ速くなるよう、ブラッシュアップしています。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

アマゾンのスピーディーさを実感できるサービスの一つが洗剤などの消耗品をボタンワンプッシュで購入できるアマゾンダッシュです。

Amazon_バーチャルダッシュ

現在は、アマゾンダッシュは、バーチャルダッシュとサービスを変え、物理的なボタンがなくてもホームページ上でスピーディに注文をすることができるようになっています。

 

こうしたスピーディさは、創業者のジェフ・ベゾス氏の想いが詰まっており、コールセンターの業務でもスピードが重要視されていることを下記のブログでもご紹介しています。

メールの返信が早い人ほど優秀でLINEを既読スルーする人ほど仕事が出来ない
Googleのエリック・シュミット会長は次のように言います。「私たちが知っているなかでもとびきり優秀で、しかもとびきり忙しい人は、たいていメールへの反応が速い。私たちなどごく一部の相手に限らず、誰に対してもそうなのだ。」
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フェイスブック(Facebook)地球の裏側の人ともつながれる世界へ

facebook

(画像: Lloyd Carr / Shutterstock

フェイスブックのビジョンは、マーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学在学中に同社を創業したときから一貫して変わっていません。「人同士のコネクションにフォーカスする」です。今後も地球の反対側の人ともつながることができる世界をつくるでしょう。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

このフェイスブックのビジョンを形にしたものの一つが、2019年に発表された「Horizon(ホライズン)」です。

ネット上の仮想空間で「アバター」と呼ばれる自らの分身を通じて他の参加者と交流することができます。

スティーブン・スピルバーグ監督の最高傑作とも言われる「レディ・プレイヤー1」の世界をフェイスブックが実現してくれるかもしれません。

スティーブン・スピルバーグ史上、最高の映像革命。
VRアドベンチャー超大作!〈オアシス〉に飛び込め! きっと、まだ知らない“発見”がある。
“この興奮に没入せよ!”
西暦2045年、カオスと荒廃に沈む世界で、人々は“オアシス”に救いを求めた。
それはエキセントリックな天才ジェームズ・ハリデーが創造した、夢のようなVR<バーチャル・リアリティ>ワールドだった。
ハリデーの死後、その莫大な財産は“オアシス”内に隠されたデジタルのイースター・エッグを最初に見つけた者に与えられることに。
そこで宝探しに参加したのが、およそヒーローには程遠い若者ウェイド・ワッツ。
そんな彼を待ち構えていたのは、猛スピードで繰り広げられる、謎と発見と危険に満ちた冒険の連続だった。
スティーブン・スピルバーグ監督が放つ、SFアクション・アドベンチャー。
レディ・プレイヤー1
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フェイスブックは、2012年に約810億円で当時従業員たった13名のインスタグラムを買収。

その後、2014年にはWhatsApp(ワッツアップ)を約2兆円で買収しました。

今後、世界中の人たちのコミュニケーションの多くがフェイスブック関連のサービスで行われていくことになるでしょう。

 

アップル(Apple)|五感全てがアップル製品に

Apple

(画像: ThewayIsee / Shutterstock

今、アップルのサービスの中で、最も注目されているのがクレジットカードの「Apple Card(アップルカード)」です。

日本では、まだサービス開始は未定ですが、アメリカではすでに多くの利用者がおり、ずっと噂されていたアップルの金融業界への進出が始まったのです。

まず便利なのは、アップルペイとの連携機能です。通常アップルペイを利用した際の値引率は1%ですが、アップルカードをiPhoneに内蔵したチップを経由して使えば値引率が2%に。さらにアップルと提携している企業、例えば、ウーバーの利用時に使えば3%引きに。同じく、アップル製品の購入利用でも3%の値引きとなります。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

アメリカでは、マスターカードと提携しクレジットカードを発行しており、世界トップの証券会社のゴールドマン・サックスが協力しています。

iPhoneのイメージが強いアップルですが、金融サービスへの参入はの狙いはiPhoneへの囲い込みです。

アップルの利益の半分以上はiPhoneですが、様々な中国企業が高機能なスマートフォンを安い価格帯で販売し始めています。

それに対抗するためにアップルカードをiPhoneと合わせて使うことで、より便利な生活を提供しようと考えているのです。

 

これからアップルの動向で注目されているのが、五感に関するデバイスの開発です。

現在すでに、耳にアプローチするワイヤレスイヤホンの「AirPods(エアポッズ)」を発売しています。

2021年に発表が噂されているARメガネである「Apple Glass(アップルグラス)」が目に対してアプローチしていきます。

こうした新たなテクノロジーを実現していくにあたって、今まで外部から調達していた半導体を今後自社開発することも発表しています。

その名も「Apple Silicon(アップルシリコン)」です。

Apple Silicon

 

ネットフリックス(Netflix)|嗜好に合わせた映像を

NETFLIX

(画像: Michael Vi / Shutterstock

ネットフリックスの優れている点の一つがオリジナル番組が充実していることです。

そして、何万本もあるコンテンツの中からそれぞれのユーザーが求めているだろう動画を最適化されたアルゴリズムでおすすめしています。

 

著者の山本康正さんは、今後ネットフリックスは見る人によってエンティングやシナリオが変わるサービスをも作るのではないかと予想しています。

発展型だと視聴者一人ひとりによりエンディングはもちろん、シナリオが異なる動画が配信されることもできるでしょう。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

マイクロソフト(Microsoft)|スマートシティのOSの覇者へ

Microsoft

(画像: JeanLucIchard / Shutterstock

マイクロソフトが他のGAFAなどと一線を画している点の一つは、GAFAが主にB to Cのサービスに力を入れているのに対して、マイクロソフトはB to Bの覇者になりつつある点です。

マイクロソフトは、今度都市OSの覇権を狙っていると見られています。

民間では当たり前になったクラウド化ですが、国や自治体のシステムは今まさにクラウド化が進んでいる最中で、そこにマイクロソフトは動き出しています。

公共機関システムの受注において、アマゾンとマイクロソフトはライバル関係にあります。日本のシステムはアマゾンに決まりましたが、アメリカ政府(アメリカ防総省)のクラウドシステムでは、当初はアマゾンが優勢でしたが、結果はマイクロソフトが受注。入札で勝ち取りました。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

テスラ(Tesla)|東京-大阪間を時速1000kmでつなぐ?

tesla

イーロン・マスク率いるテスラ・モーターズからも目が離せません。

イーロン・マスクがTwitterでつぶやいた渋滞の愚痴から始まり、ハイパーループ構想が着々と進んでいます。

現在のリニアモーターカーは最高時速500kmですが、ハイパーループでは時速1000kmを実現しようとしています。

 

テスラは電気自動車を販売している会社であると思う人も多いと思いますが、それは正確ではありません。

電気自動車はあくまで手段であり、テスラ、正確には代表であるマスク氏が掲げているミッションは、エネルギー問題、大気汚染の解決や地球温暖化の防止など、環境問題の解決だからです。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

このビジョンに向けて「Powerwall(パワーウォール)」事業を始めています。

これは、ソーラーパネルの設置、充電サービスなどをサブスクリプションで行うものです。

月額5000円ほどかかりますが、ソーラー発電で6000円分ほど発電が見込めるため、利用者は1000円毎月得する仕組みになっています。

 

インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)|ベジタリアンにも肉の食感を

Impossible foods

(画像: rblfmrShutterstock

食品業界に革命を起こすと言われているのが、インポッシブル・フーズです。

アメリカでは、肉を食べないベジタリアンの人が多く、街中でもベジタリアンメニューが普通に売られています。

ベジタリアンの人がお肉を食べない理由は、動物の命を考えてのことであり、多くの人たちは肉の食感を食べたいという気持ちもあります。

それを実現しようとしているのが、インポッシブル・フーズです。

原材料は大豆で、味は美味しく、牛肉よりも価格も安くなっています。

健康にも非常に栄養価が高いこともメリットの一つです。

今後、日本は人口減少していきますが、世界は人口爆発をしていき、それに伴い食糧危機も不安視されています。

そうした、世界人口に耐えうる食料を確保するためにも、テクノロジーが助けになります。

 

ロビンフッド(Robinhood)|手数料0で投資を

Robinhood

(画像: rblfmrShutterstock

「フィンテック界きってのユニコーン企業」との呼び声の高い同社ですが、ロビンフッドがすごいのは当時としては異例だった「売買手数料無料」を打ち出したことです。それにより、これまではすでに、ある程度の資産を持つ富裕層が主だった証券投資に資産や投資経験のない10代、20代を呼び込んだ点が革新的でした。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

日本にはまだ進出していませんが、アメリカでは若者が気軽にロビンフッドで日常的に投資をできるようになりました。

手数料0を打ち出したことにより、業界を震撼させ、追随するように大手の証券会社までもが手数料を割引や0にするなど、業界全体に影響を与えています。

株式投資や暗号通貨投資と聞くと、口座を作るだけでも煩雑な手続きがあり、その上割高な手数料を取られることも珍しくありませんが、そうした障害を取り除いたのがロビンフッドなのです。

 

クラウドストライク(CrowdStrike)|テレワーク社会の強力な助っ人へ

Crowdstrike

(画像: Michael Vi / Shutterstock

リモートワークがなかなか進まなかった企業が懸念していたことの一つが、セキュリティ面です。

セキュリティ面の準備が整わず、社員をオフィスに出社させ続けた企業が多く存在しています。

それを解消させようとしているのが、クラウドストライクです。

クラウドストライクの考えはこうです。従来のアンチウイルスソフトはそもそも、今のようにインターネットに常につながっていることを前提に開発されたセキュリティツールではない。一方で、今のデバイスはそのほとんどがネットワーク、クラウドにつながっている。だったらそのクラウドで、セキュリティを担保しようと。

イメージとしてはクラウドにつながっている間は常に、端末ならびに利用者のアカウントをクラウドストライクがチェックしています。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

実際に、日本ではすでにソニー、竹中工務店、バンダイナムコといった大手企業も、クラウドストライクのサービスを導入しています。

 

ショッピファイ(Shopify)|アマゾン、楽天を破壊する!?

Shopify

(画像: Paul McKinnon / Shutterstock

ショッピファイは、企業のECサイト開発・運営を手がけています。ウェブサイトの制作、カード決済の仕組み、売上分析、その他もろもろ。企業がインターネットで商売をするために必要な、専門知識がなければ難しいことを、すべてまとめて代行してくれます。事業者が用意するのは、パソコンと画像くらいのものです。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

オンラインショッピングと聞くと、アマゾンや楽天をイメージします。

出店する企業サイドから考えると、他社の商品と同じ画面で比べられてしまいブランドイメージが毀損したり、アマゾンや楽天への手数料が煩わしく感じます。

実際に大手の企業でもアマゾンへの出品を避ける動きも出てきています。

それをショッピファイは、自社のECサイトを充実させる手助けをしてくれています。

しっさいに、ルイ・ヴィトンやディズニー、ナイキ、ワークマンなどがショッピファイを利用しています。

 

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これからのメガトレンド

メガトレンド① 業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来

その1つが、「業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来」。つまり昔の財閥のように1つの企業が業種を超えた多種類の事業を営み巨大化していくという現象です。なぜこのような現象が起きるのか。

1つの事業で得たデータや知見を別の新しい事業にも活かし、シナジーを生んでいく。

この動きが鮮明になってきているからです。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

以前のコングロマリッドは、本業で儲けた資産を他の事業に展開するものでしたが、この11社が行っているものは全ての事業がデータ連携しているのです。

様々な業界に進出していますが、全てデータで繋がっているのです。

また、旧来のコングロマリッドはハードウェアからソフトウェアへ進出していましたが、現代はソフトウェアカンパニーがハードウェアに進出しているのです。

ソフトウェアカンパニーがいとも簡単に業界を超えていくことができるのは、クラウドとサブスクリプションサービスが台頭してきているからです。

 

メガトレンド② ハードでもソフトでもなく”体験”が軸になる

今回の11社のような未来をつくる企業が、業種の壁を簡単に超えていく理由は、他にもあります。彼らはそもそも、ハード、ソフトを意識していません。

大切にしているのは、ミッション、ビジョンだからです。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

メガトレンド③ データを制するものが未来を制す

アマゾンはなぜ、リアルレジ無し店舗のアマゾンゴーを出店したのか。EC以外、リアルでの顧客の情報も取りたいからです。もっと言えば、いずれはアマゾンゴーだけでなく、車、電車など、人の生活の24時間に密接し、あらゆる時点でタッチポイントを持ち、顧客に関する情報を得ていくことを考えています。

(中略)

データの利活用ならびにシナジーは、今後ますます注目されていくことでしょうし、逆にやらない、できない企業は、この11社をはじめとするできる企業に飲み込まれていきます。

山本康正|2025年を制覇する破壊的企業

 

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まとめ

かつてないスピードで世の中が変化しています。

シンギュラリティ(技術的特異点)を唱える未来学者レイ・カーツワイルは、「われわれはこれから100年で、2万年分の技術変化を経験することになる」と述べています。

人類が農業を行うようになってからインターネットが誕生するまでの変化の2倍くらいをこれから100年で体験することになるのです。

そして、その中心にいるのが、本書で紹介されている11社であるはずです。

 

これから私たちが生き残っていくためには、こうした企業へ就職し、世界最先端のテクノロジーを生み出す側に回るか、こうしたテクノロジーをうまく活用する側に回るかのどちらかだと感じます。

前者を実現できるトップエリートはごく一部の人たちに限られると思います。

しかし、誰もが後者のテクノロジーを活用する側には回ることができるはずです。

時代の変化に取り残されぬよう、今世界でどんな変化が起きているのかを知るためにも、本書はとてもおすすめです。

今まで、こうしたテクノロジーについて知らなかったという方にもわかりやすく書かれている一冊のため、ぜひお手にとっていただきたい著書です。

 

本書の続編にあたる『銀行を淘汰する破壊的企業』をおすすめです。

本書の中でも触れられているテクノロジー企業が金融業界にいかにインパクトを与えるかについて、内容を金融に絞って書かれています。

 

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