人生は、後悔の連続だと言われます。
あなたの周りの人に後悔について聞いてみても、それぞれの人がたくさんの「後悔リスト」をすぐに教えてくれるでしょう。
20代というのは、人生の中でも非常に後悔しやすい年代ということがわかります。
20代前半は、多くの人が結婚や出産、家や車の購入をしておらず、体力も有り余っています。
20代は人生の中で最も、経済的にも時間的にも、自由度や自立性が高い10年間なのです。
そのため、多くの人が歳をとってから後悔を考えると、自由で若かった20代を振り返るのです。
中高年になるにつれ、過去を振り返ると、もっと良い選択や挑戦をして、チャンスを掴み取りたかったと後悔してしまうものです。
逆に言えば、自由度の高い20代こそ、いろいろなことに挑戦し、後悔のない人生の土台を作るべきなのです。
20代の時の9つの後悔!
もっと旅をすればよかった
後悔について尋ねた人のほとんどの人が、もっと旅をすれば良かったと後悔しています。
旅行に行くチャンスはたくさんあり、旅行に行くことは素晴らしいとわかっていたにも関わらず、適当な理由をつけて旅行に行くのをいつも後回しにしてしまいました。
誰もが、エジプトのピラミッドに行くことや、ハワイでサーフィンをすること、パリのおしゃれなカフェでお茶をし、ローマでカッコよくエスプレッソを飲み、熱帯雨林を歩き回ることを夢見ていました。
しかし、悲しいことに、ほとんどの人たちがこれらの旅をすることなく、旅行に行くチャンスを掴み損ねたまま、年を取ってしまいました。
早く投資を始める
20代で確定拠出年金(401k)にしっかり投資をしなかったことや、余ったお金を長期投資に回さなかったこと、将来に向かった自己投資をしなかったことを、何度後悔したことかわかりません。
しかし、どんなことをしても、私たちのミスを取り返すことは出来ませんし、40代、50代になってから、今まで投資しなかった分を取り返そうと思っても、ほぼ不可能です。
責任あることをしてこなかったこと
私たちの退職後や、アーリーリタイアするためには、金融知識や経済知識を身につけたり、賢く投資判断をしたりする必要がありました。それは、物を買ったりするときにも当てはまります。
中古車で十分なのに、見栄を張るために最新モデルの車を買ったり、家でご飯を食べることができるのに、無駄に外食をしたり、奨学金を返さなければならないのに、必要のない新しい靴や服を買ったりしてました。
その結果、多くのお金を蓄えるチャンスを逃し、豊かな未来を失うことと引き換えに、時間の経過と共に古くなっていく、有形のモノだけが残ってしまいました。
より良い計画を立てる
人生の中で、どこに行きたいのか、何をして生きていきたいのか、誰と一緒にいたいのか、そして何を得たいのかを、深く考えなかったことを後悔しています。
20代の時にもっとしっかりと計画を立てていれば、40代になった時に今よりずっと幸せな人生になっていたと感じます。
もっとたくさんの経験を積むこと
私は、もっとスキーをしたり、アートを学んだり、イタリア語を勉強したり、ダンスを踊ったりできれば良かったと感じます。結婚する前にもっといろんな所へ行けば良かったと後悔もしています。
もっと学び、もっと新しいことにチャレンジしておけば良かったと思いますが、40代になって共働きの妻や、具合の悪い母親の面倒を見ながら、それらのことを今からするのは不可能です。
もっとアクティブなライフスタイルにすべきだった
若い健康なカラダがいつまでも続くわけではありません。ヒザを痛める前の足が健康なうちに、もっとマラソンをしたり、自転車に乗ったり、ハイキングに行ったり、エクササイズをしたりすれば良かったと感じます。
ソフトボールチームや、バレーボールチームに入らなかったことも後悔しています。
私たちは、自分のカラダに何か不調が出るまで、健康のありがたさに気がつかずに、体力を消耗してしまっているのです。
もっとたくさんの人脈を作る
もっと多くの人に出会い、辛い時に支えてくれるような仲間をもっと作る努力をしなかったことを後悔しています。
社外の人との交流をして来なかったわけではありませんが、一生涯に渡って付き合えるような深い仲の人脈を作るには全く意味を持たなかったです。
なので、より深く、より良い人脈を、会社以外で探す努力をして欲しいと思います。
より意味あるキャリアを積むこと
多くの人たちが、もっとリスクをとっていろいろなキャリアを積むことにチャレンジすべきだと感じます。
ほとんどの人は、お金を稼ぐことを汚いことだと考え、本当に自分が歩みたいキャリアではなく、過去からの延長や親から勧められたからという理由で、なんとなくキャリアパスを送ってしまいます。
自分が望んでもいない仕事を何十年も続けることは非常に苦しいことであり、もし20代のうちに自分の理想の働き方をもっと真剣に考えていたら、どんなに良かったことかと思います。
最後に
勘違いしないでいただきたいのは、今のあなたがどう思っていようと、人生は素晴らしいものであるということです。
幼い時に暮らした場所から一歩も出ずに人生を終えるという人もいますが、私はそのような人生は望みません。
時には、過去を振り返り、切ない気持ちになることもありますが、今から後悔のない人生に変えていくために、これらの先人たちの教訓をしっかり胸に刻み、前を見て生きていく必要があります。