読書会とは?何をするの?あなたの読書会への疑問を解消します!

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読書会という言葉自体は多くの人が聞いたことがあると思います。

しかし、参加したことがない方にとっては、具体的なイメージが付かないということも多いかも知れません。

 

読書会と聞くと

  • 黙々と本を読む集まり?
  • 一冊の本をしっかりと読みこまなければ参加できないでは?
  • 参加している人は、毎月何十冊も本を読んでる人ばっかり参加しているかも・・・
  • 普段あまり本を読まない人は参加できない。。
  • 暗くて、マジメちゃんだけの団体かな?
  • 単なる意識高い系でしょ?

のようなイメージを持たれる方も少なくないと思います。

 

しかし、東京アキバ読書会が秋葉原で2015年から開催している20代、30代の若手社会人中心の読書会は、どれにも当てはまりません。

同世代が気軽にオススメの本を持ち寄り、紹介し、その本から発展して様々な知識を体型的に学ぶことが出来ます。

読書会に、参加された方はみんな「笑いが多くめちゃくちゃ面白かった」、「アットホームな雰囲気で初参加でも話しやすかった」と言った感想をお持ちになります。

読書会は、暗くて、静かで、陰気な人が参加しているというイメージとは、全く違います。

読書会とは

読書会は、東京を中心に全国各地で大ブームを巻き起こしています。

また、様々な媒体や書籍の中でも、読書会に参加することが、今の時代には非常に有効な自己投資であることが紹介されています。

 

読書会に少しでも興味をお持ちの方に、オススメの一冊があります。

日本のトップマーケターの神田昌典さんの著書で、2012年のAmazonのビジネス書・自己啓発書の年間売り上げの第1位に輝いた『2022――これから10年、活躍できる人の条件』です。

神田昌典さん自身も読書会を主宰されており、たくさんの方に読書会へ参加する、主宰すると言うことをオススメされています。

2022――これから10年、活躍できる人の条件 |神田昌典 表紙

本書の中で、読書会について、次のように紹介されています。

読書会は、現在、私たちが仕事で直面している、スキルアップ上の課題を解決する理想的な教育になるということだ。

神田昌典|2022――これから10年、活躍できる人の条件 P. 194

社会人として仕事をこなしていく中で、自分の能力を高めたいと思った時に、最も効果的なものが読書会への参加であり、読書会は社会で働いていく人たち全てに必要であり、役に立つものなのです。

読書会には、男性も女性も関係なく参加しており、大学を卒業したばかりの新社会人から、仕事のスキルアップをしたいと考えている方、転職をしようか考えている方、会社の中だけの固定化された人脈や考え方から脱出したい方など、様々な社会人の方が参加されています。

読書会は、決して堅苦しい会ではなく、笑いが溢れ、楽しさの先にある学びや気付きを多く得られるため、年々参加者が増え続けいるのです。

 

読書会の種類

日本全国でたくさんの読書会が開催されていますが、大きく分けると課題図書型読書会と紹介型読書会があります。

その他にも、独自のフォーマットの読書会も開催されています。

読書会の種類については、下記のブログで詳しく解説しておりますので、読書会探しの参考にお読みください。

 

読書会の選び方

日々新しい読書会が開催されては、開催をやめてしまう読書会がある中、東京だけでも100以上の読書会が開催されていると言われています。

たくさん読書会があって、どれに参加すれば良いかわからないという方に向けて、読書会を選ぶ際に注意したいポイントをご紹介しています。

 

東京アキバ読書会とは

数ある読書会の中から、東京アキバ読書会にご興味をお持ちいただいた方は、下記より詳細をご確認ください。

東京アキバ読書会の当日の流れや、ある日の読書会の徹底再現、参加者の方々の雰囲気などを事細かにご紹介しています。

 

読書会の歴史

読書会の歴史は意外と古く思想史学者の前田勉さんの『江戸の読書会』によれば、日本では江戸時代から読書会が開催されていたと言います。

当時の読書会は「会読」と呼ばれ、江戸時代に活躍した儒学者・思想家の伊藤 仁斎(いとう じんさい)や荻生 徂徠(おぎゅう そらい)たちが開催し、主に儒学を学ぶために用いられたとされています。

 

時代の転換点には読書会参加者が活躍した

江戸時代に始まった読書会は、その後明治にかけて日本中で大流行していったと言われています。

杉田玄白たちは日時を定めて集まり、お互いの考えを出し合い討論しながら、蘭書を翻訳する読書会を開き、その読書会が、18世紀中ごろに江戸や大坂などの都市で流行したと言われています。

また、高杉晋作や、伊藤博文、山縣有朋、福沢諭吉も読書会の参加者であったと言われています。

古くから、特に危機の時代や時代の変革期においては、こうした「読書会」が日本各地で開かれてきた。

江戸時代の末期には、吉田松陰の「松下村塾」や緒方洪庵の「適塾」などの私塾が数限りなく生まれた。松下村塾からは高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文、山縣有朋などが輩出され、適塾からは福沢諭吉や、大村益次郎、橋本左内などが輩出されたわけだけど、そこで行われていたのは、まさに全員で本を読み、議論するという教育だった。

神田昌典|バカになるほど、本を読め!

 

また、神田昌典さんは、江戸時代の読書会について、次のようにも言っています。

歴史の転換点では、繰り返し、同じことが起こっている。

江戸時代末期――良く知られている松下村塾や適塾のほかにも、名前を挙げられるだけでも七〇を超える私塾が全国で開催されていた。

その私塾で何が行われていたかといえば、まさに読書会だ。それも単なる読書会ではない。

松陰曰く「顧ふに人読まず。即し読むとも行はず(考えるに人は書を読まない。もし読んでも得た知識を行動に表すことをしない)」

知識だけではなく、行動を重視していたのである。こうした読書会に参加するものたちは、 自己変容ができる精神の持ち主であり、組織内では少数派かもしれない。しかし少数派だからこそ、組織を超えて連携したときに、社会自体を変革する力を持つことになる。

ただ彼らは、自分たちに、その力が宿されていることに気づいてはいない。勉強会に集った彼らが、イン・フォメーションで武装し、エクス・フォメーションで自らの使命に気づいたとき、サナギとなって動けなくなった組織から、美しい何かが生まれるのである。

神田昌典|2022――これから10年、活躍できる人の条件

 

吉田松陰は、『士規七則』の中で次のような言葉を残しています。

「冊子を披繙せば、嘉言林の如く、躍々として人に迫る。顧ふに人読まず。即し読むとも行はず。」

(本を開けば、学ぶべき素晴らしい事がたくさん書いてあって、私達の心に訴えかけてくる。でも、考えるに人は折角のその本を読まない。もし読んだとしても、その得た知識を行動に移すことをしない。)

まずは本を読むこと、そしてそこから得た知識を行動に移すことが重要なのです。その行動を起こすことの第一ステップが読書会への参加であると思います。

そして、その読書会の参加者たちが次の時代を切り開くリーダーになっていくのです。

 

海外での読書会

読書会は、日本独自の文化ではなく、世界中で行われています。

欧米では「ブッククラブ」と言う名前で、古くから愛され続けています。

 

またアメリカでは、アメリカのトーク番組史上最高の番組であると評価された『オプラ・ウィンフリー・ショー』の番組のコーナーの中で公開読書会を行う「Oprah’s Book Club」が放映され、アメリカ中で読書会ブームが起きました。

 

アメリカでは読書会を題材にした『ジェイン・オースティンの読書会』という映画化までされています。

主人公たちは皆若い女性で、読書会と聞くと年齢層の高い人たちが参加しているように感じるかもしれませんが、実際には日本でも最も活発に読書会に参加しているのは20代、30代の若手社会人だと思いますし、男女問わず若者が自分を高めるために参加しているのが読書会です。

 

2019年には、イギリスとフランスの合作である『ガーンジー島の読書会の秘密』が世界中で公開され、世界中で読書会人気に拍車をかけています。

 

読書会は最高の学び場

近年、魅力や学びの質の高さ、面白さは多くの書籍の中でも紹介されており、読書会への参加があなたの人生に大きなメリットがあることは、間違いありません。

前述の『2022―これから10年、活躍できる人の条件』以外に、読書会について紹介されている本の一部をご紹介いたします。

 

週刊エコノミスト 2015年 12/30・1/6迎春合併号

読書会は、有名な経済雑誌の週間エコノミスト誌でも特集が組まれるほど、人気や有用性があります。『週刊エコノミスト 2015年 12/30・1/6迎春合併号』では、『読書会ブームが来た!』というテーマで特集が組まれており、日本全国に読書会の人気の波が押し寄せていることを紹介しています。

出版や本の話題となると景気の悪い話がどうしても多くなる昨今。しかしそんな中、不思議と活況を呈しているのが読書会だ。ここ数年、各地でさまざまな読書会が頻繁に行われている。

週刊エコノミスト 2015年 12/30・1/6迎春合併号

読書会の魅力をこう分析する。

「自分だったら絶対に手に取らない本が読める、まるで違う解釈で読んでいて面白いなど、個人の読書では味わえない経験が魅力かな」と。

週刊エコノミスト 2015年 12/30・1/6迎春合併号

 

バカになるほど、本を読め!│神田昌典

部屋にこもって一人で読むだけではなく、本を持って、町に出て、大勢で読むことを勧めたい。いわゆる「読書会」に参加したり、自ら開催したりすることと言い換えてもいいだろう。

人類はあらゆる分野において壁にぶつかり、進むべき方向性が見えなくなった現代において、問題は複雑化し、一人ではとても答えを見つ出すことが出来なくなってしまった。

このような状況下で問題解決するとき、私たちに必要なものは何か。

それは、高度な知識創造をすること。すなわちダイバーシティ、異なる考え方の人同士が話し合うことが必要不可欠になるのだ。

そうした場をつくるうえで、「読書会」は最善の手段といっていい。

神田昌典|バカになるほど、本を読め!

読書会の有用性は、地域変革だけにとどまらない。身近なところでいえば、あなたのいる業界や会社、部署を劇的に変える力を持っている。

神田昌典|バカになるほど、本を読め!

 

本は絶対、1人で読むな!│中島孝志

おひとりさま読書は、1+1は2の世界だ。読書会は、10×10=100の世界だ。ぜひトライしてみてほしい。

中島孝志|本は絶対、1人で読むな!

いくら速読で頑張ったところで労多くして益少なしだとわたしは考えている。

わたし自身、速度教室に通ったこともあるけれども、どんなにスピードアップしたところで、しょせん足し算の読書なのだ。つまり、1日2冊読んでも1+1=2にしかならない。

それよりも、2×3=6という掛け算型読書、5の2乗=25という乗数効果型読書にシフトしたい。

おひとりさま読書ではできないけれども、読書会ならできる。

中島孝志|本は絶対、1人で読むな!

 

人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは│ナカムラクニオ

そんな小さな集会の中で最も人気なのが、読書会です。

ネットを通じて集まった人たちが本の感想を語り合うオフ会で、若い世代を中心に人気があります。

あらたな本との出会いや、価値観の違う他人と意見を交わす面白さがあり、20~30代の間で普及しつつあります。自分が読んで理解したと思っていたことでも、他人にわかるように話して伝える努力を実際にしてみることで、初めて気付かされることが本当に多くあるものです。人に話すことで自分の頭が整理され、本をより深く理解することができます。

ナカムラクニオ|人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは

 

読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方│藤井孝一

 最近は読書会を主催する団体が増えてきました。読書は一人でするものというイメージから離れ、みんなでワイワイと感想を言い合いのは、まさにアウトプットの理想形です。一人で読書しているとどうしても長続きしない人にとって、モチベーションを保てる場所になるでしょう。

藤井孝一|読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方

 

1時間の違いですべてが捗る 朝活のススメ 安心して参加できる 厳選朝活ガイド付き

1時間の違いですべてが捗る 朝活のススメ 安心して参加できる 厳選朝活ガイド付き

読書会の朝活なら、新しい人と出会えて、彼らがおすすめする書籍から新たな気付きをもらえます。正に一石二鳥なのです。自分が読んだこともないジャンルの書籍から、新たな知識や考え方を学べます。それも、出会った人の短時間のプレゼンから効率的にさまざまなヒントをもらえるのです。もし、興味がある書籍に出会えたなら、その本を改めて読むことで、新たな世界が広がって行きます。読まず嫌いの著者の書籍が実は面白い書籍だったと言うことも多々あります。以前に読んだ本も、他の人の全く違う視点でプレゼンされれば、新たな気付きが生まれ、脳が活性化されます。

1時間の違いですべてが捗る 朝活のススメ 安心して参加できる 厳選朝活ガイド付き

 

このように様々な本をはじめ、新聞記事やインターネットの記事などで読書会の特集が組まれていたり、魅力が紹介されています。

 

読書会に参加しよう

読書会と聞いただけでは、なかなか自分には関係ないと思われる方も多いと思いますが、私も最初はそうでした。

しかし、一度参加してみると、笑いが絶えず、似た価値観を持った人が多く、今までに感じたことがない充実感を感じたというのが、読書会に初めて参加した時の感覚でした。

 

例えて言えば、冬にサーフィンをやっている人を見ると寒そうに見えますが、テクノロジーが発展して、ウェットスーツが非常に温かく、冬でも海の中は実際はそんなに寒く感じないため、真冬でもサーフィンが出来、むしろ外から見ている人の方が寒く感じてしまいます。

読書会も同じで、参加したことがない人にとっては、読書会に参加して面白いのかと疑問に思うかもしれませんが、参加している人にとっては、面白くて、毎週参加してしまうような場になっているのです。

一度勇気を出して、読書会に参加をしてみると、その今まで参加しなかったことがバカらしく感じるくらい、楽しむことが出来るでしょう。

 

東京アキバ読書会は、東京最大級の20代、30代の若手社会人中心の読書会を東京の秋葉原で開催しています。

初参加の方にあわせて、進行させていただきますので、まだ参加したことがない方、初めての人でも参加しやすい読書会を探しているという方にも、ぴったりの読書会です。

是非、ご気軽な気持ちでご参加いただけましたら、幸いです。

皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております。

 

東京アキバ読書会に参加しよう!

東京アキバ読書会は、2015年にスタートし、今では年間500名以上の方にご参加いただく東京最大級の読書会コミュニティです。

 

申込み受付中の読書会の日程

【2023年】読書会(リアル会場)
icon-check-square-o6月3日() 9:30-12:00満員御礼
icon-check-square-o6月17日() 9:30-12:00残り16名
icon-check-square-o6月24日() 9:30-12:00残り25名

 

【2023年】Zoom読書会
icon-check-square-o6月6日(火)19:30-22:00残り9名
icon-check-square-o6月13日(火)19:30-22:00残り29名
icon-check-square-o6月27日(火)19:30-22:00残り37名

 

※座席数が限られております。お早めに申し込みください。
※十分な会場のキャパシティを確保するため、当面の間、秋葉原以外の会場になります。
リアル会場の読書会の会場は、6月は浜町区民館を予定しています。

読書会の詳細、お申し込みは下記のページにて、ご確認ください。

読書会申込みページ
東京アキバ読書会の申し込みページです。初めてご参加いただく方から、常連の方までお楽しみいただける東京最大級の読書会です。今までに6000名以上の方にご参加いただいています。奮ってご参加ください。

皆様の東京アキバ読書会へのご参加を心よりお待ちしております!