読書会に参加したことがない人は、読書会は、ただ本について話す場であると想像するかもしれません。
しかし、読書会は、本を媒介に人が集まってコミュニケーションをする場であり、本の事だけが話されるわけではありません。
本から学んだことや、本の魅力を話し合うことは、学びが多く貴重なものですが、読書そのものについて話すことが出来ることも読書会に参加した人だけが得られるメリットです。
読書会の中で、多く話される内容の一つが、読書術や読書法といった読書をどのように行っているかというものです。
読書を始めたばかりの人や、これから読書をしたい人、もっと読書量を増やしたい人、効率的に読書をしたいと思う人は、読書会に参加し、実際に読書が好きな人からそれぞれの読書法や読書術を聞いてみることが、新たな読書ライフのきっかけになるかも知れません。
読書会に参加した人だけが知れる、リアルな読書法・読書術
読書術や読書法は、無数に存在していますし、インターネットで検索すればたくさんの情報が出てきますが、記事を読んだだけで実際に実行できる人はほとんどいません。
速読が良いという情報がある一方で、速読は無駄で熟読が必要と説く人もいます。
速読だけを考えてもたくさんの方法があり、やり方は一つではありません。
とにかくたくさんの本を読む多読が良いという人もいれば、厳選された本だけを読めばいいという人もいます。
読書法や読書術に関するウェブサイトや本を読んでも、結局どの方法が良いのかわからず、今までと同じようにただ読むだけの読書になってしまうという人が多いというのが現状だと思います。
↑インターネット上には、無数の読書法・読書術が公開されており、自分にあったものを探すことは至難の技
読書会であれば、その場でそれぞれの人がどのように読書をしているかを聞くことが出来、わからないことはその人自身に質問することが可能です。
世の中に数多くの読書法や読書術が存在しますが、どの読書法や読書術も一長一短あり、自分にあったものを見付けることが一番のように感じます。
自分にあった読書法や読書術を見付けるのであれば、実際にその読書の仕方を実践してる人に聞くべきですが、多くの人に読書法や読書術を聞くのに最も適している場所が読書会です。
マッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍され、世界を代表するコンサルタントである赤羽雄二さんは、『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える”行動読書”』の中で、読書仲間を見付け、その人たちと読書スタイルについて意見交換をすることが重要であると言います。
「忙しくて時間がない人がなんとか読書の時間を捻出し、仕事に役立たせる。そしてもっと成長する」という趣旨で刺激し合うところが特徴です。忙しい毎日の中でどうやって本を読んで学んでいるかという意見交換ができれば、よりよい読書スタイルを見つけられるかも知れません。
読書会は、今までなんとなくで本を読んでいたという人も、自分にあった効果の高い読書法・読書術を知るきっかけを与えてくれる仲間と知り合うには、最も適した場所であるように感じます。