『僕たちはもう働かなくていい』|堀江貴文【書評】

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AI (人工知能)、ロボティクス、IoTなど、最新のテクノロジーの話題を頻繁に耳にするようになりました。

しかし、こうした話題になると「AIやロボットが人の仕事を奪う」「仕事は人がするべきだ」と言った、的を射ていない反対意見が付きまといます。

ホリエモンこと堀江貴文さんは、AIやロボットによって、私たちが面倒な仕事から解放され、働かなくて良い世界を手に入れると言います。

いずれは「人が働かなくていい世界」がやってくる。

AIやロボットに仕事を奪われる……ある意味では、事実だろう。

だが、奪われるという発想を持つ必要はない。

 

私たちの方から、AIやロボットの側に、面倒な仕事を受け渡すのだ。

 

そして、私たちはやりたいことだけに没頭できるようになる。

素晴らしいことではないか。

面倒な仕事をいつまでも続けていく人生を、自ら選ぶ人などいるのだろうか?

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

これからは、AIを使いこなす側とそうでない人の間の格差がどんどん広がっていくと言います。

AIを使いこなし、理想の人生を送る側へのヒントが満載の本をご紹介いたします。

 

僕たちはもう働かなくていい|堀江貴文

ホリエモンこと堀江貴文さんの著書である『僕たちはもう働かなくていい』は、AIと私たちの仕事、人生に焦点を当て、現在の最新テクノロジーから、私たちの未来の姿まで、AIについて知識がない人にもわかりやすく書かれています。

何故、AIが普及することで私たちは働かなくて良くなるのか、どのようにしてAIを使いこなす側に回るか、現在どの程度のことがAIで可能なのかなど、幅広く言及されています。

AIと聞くと、難しい技術の話と想像し、敬遠してしまう方もいらっしゃると思いますが、本書では難しい単語などは使われておらず、誰にでもわかるように噛み砕いて書かれているので、AIについて全く知識がない人にもオススメです。

 

堀江貴文さんは、本書の冒頭で次のように述べています。

世界3大発明は「羅針盤」「火薬」「印刷技術」と言われるが、なぞらえて現在の〝世界3大発明〟が、新たに提唱されている。

「AI(人工知能)」「IoT」「ビッグデータ」だ。

 

特に重要なのは、AIだと私は考える。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 

自分自身の「分身」に働かせる時代

大阪大学の石黒浩教授が監修した、マツコ・デラックスさんを再現した、マツコロイドをご存知の方も多いと思います。

マツコ・デラックスさんの皮膚感、表情、動き、クセや仕草に至るまで忠実に再現されたアンドロイドタレントとして、活躍しています。

堀江貴文さんは、著書の『多動力』の中で、「自分の分身に働かせる重要性」について述べられていましたが、自分の分身のアンドロイドを持つということが、自分の分身になる可能性が極めて高い時代になってきました。

いずれ、ひとりに1台、何なら複数のアンドロイドを所有して、 面倒ごとはすべてロボット任せ、自分は好きなことだけやっているという時代になるかもしれない。

ここでも持つ者と持たざる者の格差は、とてつもないものになるだろう。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 

無人店舗の増加

一昔前までは、高校生のアルバイトの受け入れ先や、主婦の方のパート、老後の年金の補填などに、スーパーやコンビニのレジ打ちをイメージする人がたくさんいたはずです。

もし会社をクビになっても、レジ打ちとタクシーの運転手なら誰でも出来るから、いざとなっても仕事はいくらでもあるとも言われていたほどです。

しかし、そのレジ打ちという仕事は、あと数年でこの世界からなくなってしまうかもしれません。

 

Amazonか発表した「Amazon Go」は、従来のコンビニのイメージを覆し、レジで決済する必要がなく、欲しいものを手に取ったらそのまま店を出れば自動で決済されます。

これにより、買い手の買う時間やレジに並ぶ時間を大幅に短縮し、売り手は人件費を削減できるというメリットがあり、世界中で広がって行くことが確実です。

 (画像:Rocky Grimes /Shutterstock)

日本のコンビニ業界では、コンビニオーナーからの人材の確保が困難という理由から、24時間を中止したいという意見があり、オーナーとコンビニ企業の間でのトラブルが社会問題になっています。

無人コンビニは、こうした今の日本の社会問題を解決する一つの手段にもなっていくでしょう。

 

ロボット化に抵抗しても無駄

かつて自動ドアが高級だった時代は、自動ドアを設置するよりもドアマンをつけたほうが安上がりという理由で、至る所のドアにドアマンがいました。

しかし、自動ドアの方が安くなれば、企業は容赦なく自動ドアを普及してきました。
駅には切符を切る人がいましたが、自動改札の方が安くて確実になった今は、日本のほとんどが自動改札になりました。

そうした、人からロボットへの流れは今までもたくさん起こっており、これからは更に色々な分野へ拡大していくことになります。

AIやロボットは、家庭の中にもどんどん入り込んでおり、お掃除ロボットを家で使っている人も少なくないはずですし、今急速に拡大しているのが、スマートスピーカーです。

昨今、一般の人たちの生活圏に、うまく順応しているAIロボットの代表格として挙げられるのが、スマートスピーカーだ。アマゾンの「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」やグーグルの「Google Home(グーグル・ホーム)」がテレビCMをバンバン流しているが、それだけ消費者の関心が高いことの表れだろう。

生活に関わるあらゆる質問に答えてくれて、スムーズな会話もできる。スピーカーの形状をした、いわば対話型のAIロボットである。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 (画像:seewhatmitchsee/Shutterstock)

これからをどう生きるか

AIが奪うのはブルーカラーの仕事というイメージを持つ人も少なくないと思いますが、その波はホワイトカラーにも押し寄せています。

2000年に600人いたゴールドマン・サックスのトレーダーは今やたった2人になっています。
ゴールド・サックスといえば、世界最強の投資銀行であり、世界中のエリート中のエリートが集まる集団ですが、その世界トップクラスの人材たちも、AI以上の仕事をすることは出来ないことが証明されています。

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並んで、世界三大投資家の1人であるジム・ロジャーズも次のようにいます。

世界的投資家のジム・ロジャーズも「AIが進化すれば、証券ブローカーなど株式売買に関わるプロは消える」と断言していた。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい


(画像: South China Morning Post via Getty Images)

 

ゴールドマン・サックスのエリートたちですら職を失う今の時代、AIが人間の仕事を行なっていくことに抗うのではなく、どのようにAIと共存していくかが重要な時代になっていきます。
堀江貴文さんは、次のように言っています。

私たちにいま問われているのは、「仕事が奪われる」とかいう次元の問題じゃない。

AIやロボットによってリデザインされる世界を、どう生きるかという話だ。

 

間違いなく、いまある仕事の大半は、AIやロボットに奪われていく。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 

何のために働くのか

何のために働いていますか?

何のために生きていますか?

何のために時間を投じ、身体を動かし、人生を費やしているのですか?

こうした問いに対して、「生活のためです」「お金目的です」と堂々と答えられる人は、ある意味すごいな、とすら私は思う。

 

人が働く根源的なモチベーションは、楽しいから、好きだから。それが基本だろう。

楽しんでいるだけで暮らしていける環境が、AIやロボットなどのテクノロジーの進化のおかげで、到来しようとしている。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

AIやロボットに仕事を奪われることに不安ばかり感じている人は、「不安好き」の自己洗脳にかかってしまっていると、言います。

自己洗脳を解き、行動を起こし始める人にのみ、明るい未来がやってくるようです。

声を大にして、改めて伝えたい。

 

僕たちはもう働かなくていい。

嫌な仕事、面倒なことはしなくていい。

 

これからの時代、生き残れるのは、安定した仕事を与えられた人でも、お金持ちでもない。働かなくてもいい世界で、なおモチベーションを持ち、何かの行動を起こせる人が、生き残れるのだ。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 

まとめ

私たちが思っているよりも速いスピードで世の中は変化しているようで、好きなことを配信するYouTuberや、趣味や旅行をSNSに投稿して仕事をしているSNSインフルエンサーなとが、従来の嫌な仕事を我慢して働くサラリーマンよりも遥かに高い収入を得るようになりました。

仕事は我慢をして当たり前、嫌なことをするのが仕事といった、古い価値観を捨て去り、自分の人生の中にAIという強力なサポーターを組み込むことによって、好きなことをして生きていこうとしている人にのみ、明るい未来がやってくるようです。

AIに仕事を奪われると恐怖に怯える前に、是非本書をお手に取っていただき、自分の未来をAIと共に切り開いていっていただきたいと思います。

やりたいことをやり尽くせる世界は、夢とか幻想ではなく、あなたのいますぐ近くに立ち上がっている。それは、いつでも誰でも、飛び込むことが可能な世界だ。

 

僕たちはもう働かなくていい。

 

噓でも、誇張でもない。

それが事実であることを、私はこの身をもって、いつまでも実証し続けていくつもりだ。

堀江貴文|僕たちはもう働かなくていい

 

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