『20代で読むべきオススメの本・ビジネス書ランキングTOP10』という記事を書いたところ大反響いただきました。
ランキングに入りきらなかったけどオススメの本がたくさんあり、いっそのこと100位までのランキングを作ってしまおうと思い、今回のブログを書くことにしました。
前回は、20代にオススメというくくりにしたため、かなり無理やり詰め込んだ感がありました。
今回は100位までにし、年代のくくりもなくしたため、前回とはトップ10もかなり入れ替わっています。
私の人生に影響を与えた度合いでランキングにしたので、一般的な売上ランキングとは、かなり違う順位になっているかと思いますが、 ご了承ください。
また、ビジネス書や自己啓発書の王道と呼ばれる世界的ベストセラーが入っていなかったり、偏りがあったりするかもしれませんが、きっとあなたにもお気に入りに本が1冊くらいは見つかると思います。
- 1000冊以上から厳選!オススメのビジネス書・自己啓発書
- 100位 世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく|渡辺健介 著
- 99位 金儲けが日本一上手かった男―安田善次郎の生き方|砂川幸雄 著
- 98位 全面改訂 ほったらかし投資術|山崎元, 水瀬ケンイチ 著
- 97位 現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!|東大ケーススタディ研究会 著
- 96位 ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~|萩本欽一 著
- 95位 お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~|家入一真 著
- 94位 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え|岸見一郎, 古賀史健 著
- 93位 おっとりした人が最後に勝つ成功法則―30代で年収3000万円を実現した300人に聞いてわかった!「ガツガツ」しないで稼ぐ秘訣|竹内正浩 著
- 92位 「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~|石井裕之 著
- 91位 ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか|エイドリアン・J・スライウォツキー 著
- 90位 本棚にもルールがある—ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか|成毛眞 著
- 89位 生き方―人間として一番大切なこと|稲盛和夫 著
- 88位 鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール|野口嘉則 著
- 87位 スタンフォードの自分を変える教室|ケリー・マクゴニガル 著
- 86位 自分の人生にレバレッジをかけなさい!―このやり方で、伸びない人はいない!|ダービー・チェケッツ 著
- 85位 バカになるほど、本を読め!|神田昌典 著
- 84位 新版 社員をサーフィンに行かせよう:パタゴニア経営のすべて|イヴォン・シュイナード 著
- 83位 医薬品クライシス―78兆円市場の激震|佐藤健太郎 著
- 82位 稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41|神田昌典 著
- 81位 敗者のゲーム|チャールズ・エリス 著
- 80位 「原因」と「結果」の法則|ジェームズ・アレン 著
- 79位 この国を出よ|大前研一, 柳井正 著
- 78位 夢が勝手にかなう脳|苫米地英人 著
- 77位 チーズはどこへ消えた?|スペンサー・ジョンソン 著
- 76位 働かないって、ワクワクしない?|アニー・J・ゼリンスキー 著
- 75位 成功のための未来予報|神田昌典 著
- 74位 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法|ロバート・キヨサキ 著
- 73位 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?|木暮太一 著
- 72位 ウォルト・ディズニー すべては夢みることから始まる|PHP研究所 著
- 71位 あなたの会社が90日で儲かる!|神田昌典 著
- 70位 スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン|カーマイン・ガロ 著
- 69位 遊ぶ奴ほどよくデキる|大前研一 著
- 68位 かもめのジョナサン完成版|リチャード・バック 著
- 67位 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる|ちきりん 著
- 66位 自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと|四角大輔 著
- 65位 君がオヤジになる前に|堀江貴文 著
- 64位 20代にしておきたい17のこと|本田健 著
- 63位 自分のアタマで考えよう|ちきりん 著
- 62位 LIFE PACKING【未来を生きるためのモノと知恵】|高城剛 著
- 61位 完訳 7つの習慣 人格主義の回復|スティーブン・R・コヴィー 著
- 60位 ザ・シークレット|ロンダ・バーン 著
- 59位 1000円ゲーム —5分で人生が変わる「伝説の営業法」|江上治 著
- 58位 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法|勝間和代 著
- 57位 ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング|赤羽雄二 著
- 56位 なまけもののあなたがうまくいく57の法則|本田直之 著
- 55位 ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理|バートン・マルキール 著
- 54位 イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学|矢沢永吉,「イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学」製作委員会 著
- 53位 戦略がすべて|瀧本哲史 著
- 52位 シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは|ジョセフ・シュガーマン 著
- 51位 ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える|ラズロ・ボック 著
- 50位 不格好経営―チームDeNAの挑戦|南場智子 著
- 49位 お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践|勝間和代 著
- 48位 レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術|本田直之 著
- 47位 ビジネス力の磨き方|大前研一 著
- 46位 道をひらく|松下幸之助 著
- 45位 トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉|本田直之 著
- 44位 ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」|ハーブ・エッカー 著
- 43位 大前研一 洞察力の原点|大前研一 著
- 42位 あえて、レールから外れる。逆転の仕事論|堀江貴文 著
- 41位 成功の法則92ヶ条|三木谷浩史 著
- 40位 LOVE理論|水野敬也 著
- 39位 大前研一 日本の論点|大前研一 著
- 38位 ルフィの仲間力『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法|安田雪 著
- 37位 イーロン・マスク 未来を創る男|アシュリー・バンス 著
- 36位 君はどこにでも行ける|堀江貴文 著
- 35位 読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方|藤井孝一 著
- 34位 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践|勝間和代 著
- 33位 外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々|藤沢数希 著
- 32位 燃える闘魂|稲盛和夫 著
- 31位 夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。|高橋歩 著
- 30位 低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論|大前研一 著
- 29位 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント|ロバート・キヨサキ 著
- 28位 楽観主義者の未来予測: テクノロジーの爆発的進化が世界を豊かにする|ピーター・H. ディアマンディス, スティーヴン・コトラー 著
- 27位 レバレッジ・リーディング|本田直之 著
- 26位 夢をかなえるゾウ|水野敬也 著
- 25位 人生ドラクエ化マニュアル|JUNZO 著
- 24位 How Google Works―私たちの働き方とマネジメント|エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ, アラン・イーグル 著
- 23位 ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉|リンダ・グラットン 著
- 22位 モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか|ダニエル・ピンク 著
- 21位 ボールド 突き抜ける力|ピーター・H・ディアマンディス, スティーブン・コトラー 著
- 20位 思考は現実化する|ナポレオン・ヒル 著
- 19位 僕は君たちに武器を配りたい|瀧本哲史 著
- 18位 ザ・マジック|ロンダ・バーン 著
- 17位 金融市場を操られる絶望国家・日本|副島隆彦 著
- 16位 老後破産:長寿という悪夢|NHKスペシャル取材班 著
- 15位 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代|ダニエル・ピンク 著
- 14位 君に友だちはいらない|瀧本哲史 著
- 13位 採用基準|伊賀泰代 著
- 12位 天才! 成功する人々の法則|マルコム・グラッドウェル 著
- 11位 ゴール―最速で成果が上がる21ステップ|ブライアン・トレーシー 著
- 10位 フリーエージェント社会の到来 新装版—組織に雇われない新しい働き方|ダニエル・ピンク 著
- 9位 年収のあがらないあなたへ|泉正人 著
- 8位 非常識な成功法則|神田昌典 著
- 7位 7つの制約にしばられない生き方|本田直之 著
- 6位 21世紀を生き抜く3+1の力|佐々木裕子 著
- 5位 マッキンゼー式 世界最強の仕事術|イーサン・M・ラジエル 著
- 4位 金持ち父さん 貧乏父さん|ロバート・キヨサキ 著
- 3位 ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと|本田直之 著
- 2位 即戦力の磨き方|大前研一 著
- 1位 2022―これから10年、活躍できる人の条件|神田昌典 著
- 最後に
1000冊以上から厳選!オススメのビジネス書・自己啓発書
下記のルールで、ランキングをつけました。
シリーズ物でもタイトルが違い、内容も続編ではないものはそれぞれランク付け(本田直之さんのレバレッジシリーズなど)
改訂版、新装版、新訳版などはーつの順位に(全てのバージョンを読んでいるわけではないので、読んだものを記載する)
『まんがでわかる~』のような漫画版のみを読んだものは除外(原書と漫画版の両方を読んだものは、原書の方でランク付け)
私の人生に影響を与えた順で、主観的に順位をつける
それでは、ランキングスタートです!
100位 世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく|渡辺健介 著
マッキンゼー出身の渡辺健介さんの著書で、マッキンゼーのロジカルシンキングについて、物語などを交えて、タイトル通り物凄くやさしく書いてある。
100ページくらいの薄い本で、挿絵があったり、子供でも読みやすいように書かれている。でも、ビジネスマンに人気があったようで発売から、すぐにベストセラーになったとのこと。
マッキンゼーで使われる『ロジックツリー』などの有名なフレームワークが出てくるが、そうした用語は一切使われず、『分類の木』などの言葉になっている。
中学生バンドがライブの集客を増やすために、フレームワークを使って、問題解決をするストーリーなどが書かれていて、とてもわかりやすい。
しかし、ちょっと簡単すぎる感も否めないので、100位にしました。初めて問題解決やロジカルシンキング、マッキンゼーのフレームワークについて知りたいという方には、オススメ!
99位 金儲けが日本一上手かった男―安田善次郎の生き方|砂川幸雄 著
新卒で入った金融機関が、いくつかの財閥系の企業が合併して出来ており、旧安田財閥系も入っていたので、気になって購入。
暗殺されて亡くなってしまった安田善次郎さんですが、その時の資産は日本の国家予算の1/8と言われるほど、巨額の富を築いたとは、とてつもない才能だと思います。
今の日本の銀行や保険会社の原型を作ったと言っても、過言ではない人物です。
ロックバンドの登龍門の日比谷公会堂も、安田善次郎が寄付したものであることや、安田善次郎の子孫がジョン・レノンの奥さんのオノ・ヨーコであるということは、知らない人も多いのでは。
98位 全面改訂 ほったらかし投資術|山崎元, 水瀬ケンイチ 著
大学生の時から、株式投資や投資信託、FXなどをやっていたが、実際にスタートするきっかけとなった1冊。
私が読んだのは、改定される前のものですが、今から読むなら時代に沿った全面改訂版のが良いと思います。
個人ブロガーの水瀬ケンイチさんが、インデックス投資について、とても詳しく書いてくれています。
この本と関連した本を何冊か読めば、インデックス投資は大体わかると思う。
この本やブログの『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』などでご自身の投資法を、事細かく書いていて、それを真似して実際にインデックス投資を始めた。
山崎元さんとの共著ではあるが、個人ブロガーが、新書まで出せる時代なんだと驚いた記憶がする。
投資を始めたのがリーマンショック直後だったので、何もしなくてもほとんどが2倍以上になって、何個かの理由が重なって今は全て売却してしまった(証券会社で働き始めて、運用してた証券会社は使用できないと言われたことが大きいです)。
もちろん、インデックス投資は、こんなに早く売るものではないということはわかっています。
大学生の時から1人で証券口座を開いて、運用できるほどの勇気をくれた1冊。
97位 現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!|東大ケーススタディ研究会 著
一時期、Googleの面接で出ると話題になっていたフェルミ推定に関する1冊。
「日本の電柱の数は?」、「東京のマンホールの数は?」など、普通に考えたら答えが出ないような問題を、論理立てて考えていく、頭脳ゲームなようなものがフェルミ推定。
答えは正しくなくても、導き出し方が合理的であれば良いので、とても面白い。
就活のグループワークにも出ると言われ、大学の時に友達同士で遊びながら考えていた。社会人になっても、思考力を低下させないためにも、知り合い同士で考えながら読みあっても良いと思う1冊。
96位 ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~|萩本欽一 著
欽ちゃんこと、萩原欣一さんの著書。
大学生の時に、本田健さんのPodcastを聞いていたら、本田健さんが知り合いに配っていると言っていて、配るほど面白い本なら読んでみようと思って購入。
仮装大賞の司会のイメージしかなかった萩原欣一さんだが、本を読んでイメージが一変。
家族が貧乏だったことから、絶対にお金持ちになると決心し、コメディアンを目指し、とにかく努力の塊で、のし上がった人という事を初めて知った。
あがり症でネタを覚えることができなくて、アドリブを鍛えたという事も凄いと思う。
95位 お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~|家入一真 著
著者の家入一真さんも元々貧乏な家庭に育ち、不登校だった時期もあったものの、ご存知のようにJASDAQに上場させる程の企業を作り、都知事選にまで出てしまいました。
賛否両論ある方ですが、本を読んでみると、とても素敵な方だなと思います。
この本をランクインさせたのは、この本の中でセブ島でビジネスをする女性が紹介されているのですが、私の高校の同級生だったからという、あまり本文と関係ない理由です。
同級生が都知事候補の人の本に出ていたら、皆さんも驚くはずです。
94位 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え|岸見一郎, 古賀史健 著
アドラー心理学について書かれたベストセラー。相当売れたビジネス書で、いろいろなビジネス書や自己啓発書の売上ランキングで1位なども獲得してましたが、94位にしました。
アドラーの本望は世の中にアドラー心理学が広まり、人々が無意識のうちにアドラー心理学を取り込み、アドラー心理学という言葉自体がなくなること。
既に多くの自己啓発書がアドラーからの影響を受けながら書かれているため、普段から自己啓発書を読む人は、既にアドラー心理学を断片的に知っていると思うから。
年間1位になっているのは、今まで自己啓発書とかを読まなかった人が読んで、新たな視点に気がつき、感動したからだと思う。
でも、これがアドラー心理学なのかと知れたことがいろいろあったので、ランクインさせました。
他にもアドラー関連の本をまとめて何冊か読んだけど、1番売れた、嫌われる勇気を入れました。
93位 おっとりした人が最後に勝つ成功法則―30代で年収3000万円を実現した300人に聞いてわかった!「ガツガツ」しないで稼ぐ秘訣|竹内正浩 著
よくいる周りの人、5人の平均年収があなたの年収
竹内 正浩
この文章だけでも、この本を読む価値があると思う。
このブログでも、この文章を何度か引用しているが、何故か、この本の売り上げが異様に多い。
とにかく、お金持ちになりたかったら、お金持ちと一緒にいる時間を増やすことだけを意識すればいいと思う。
環境が、本当に大事だと気がつかせてくれる1冊。
92位 「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~|石井裕之 著
人間は、今より状況が悪くなることに恐怖心を感じるけど、良くなることにも恐怖心を感じている。
その理由は、ホメオスタシスという、現状維持する機能が働いているから。
熱が出たら、ホメオスタシスで熱を下げてくれる。
いきなり高い山に登ればホメオスタシスが働き、頭痛などの高山病の症状が出て、元いた高度の土地まで戻らなければならないことを教えてくれる。
しかし、人間が変わろうとするときに、このホメオスタシスが邪魔をしているということを教えてくれる1冊。
キーワードは、「Fake it until you make it.」 自分の理想が現実化するまで、それを演じ続けること。
91位 ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか|エイドリアン・J・スライウォツキー 著
様々なビジネスの利益が、どのようにして生まれるかについて書かれており、23種類の利益の生まれた方について紹介されている1冊。
今の世の中の優れた企業を見ると、この本で紹介されるプロフィットをうまく利用しているなと感じられる。
ビジネスモデルなどに興味がなくても、今自分が働いている会社の利益が、これからも安定して永続的に入る仕組みなのかを調べるのにも良いかもしれない。
もし、自分の会社に未来がないと思ったら、今回紹介する100冊の本にたくさんのヒントがあると思います。
90位 本棚にもルールがある—ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか|成毛眞 著
日本マイクロソフトの社長も務めていた、成毛眞さんの著書。
日本マイクロソフトの社長とのことで、世界トップの大富豪のビル・ゲイツとも働いており、間近で世界のレベルを見てこられた成毛さんが、世界のエリートの読書についての秘密を明かしてくれています。
世界トップレベルの人は、みんな『良い本』を『大量』に読んでいます。間違えてはいけないのは、大富豪になって時間ができたから本を読んでいるのではなく、元から本を読み続け、その結果大富豪になったということ。
89位 生き方―人間として一番大切なこと|稲盛和夫 著
京セラ、KDDIの創業者であり、JALを再建させた稲盛和夫さんの長年読み継がれる名著です。
人間として正しい行動をしていくという考えが、本を通してヒシヒシと伝わってきて、たるんだ心をいつも正してくれる1冊です。
稲盛和夫さんは、人生や仕事を次のような式で表しています。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
稲盛和夫さんの著書を読むと、どうも熱意がズバ抜けて大きいような気がしますが、本当に情熱を傾けられる仕事を見つけることの重要性を教えてくれます。
88位 鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール|野口嘉則 著
数年前に、インターネットで爆発的な人気が出て一躍有名になった名作として知られる自己啓発書。
とても薄いので、すぐに読めてしまいますが、感動のストーリーで、涙を流しそうになりました。
自分の身に降りかかる出来事は、自分の心の中を現しているという鏡の法則。
何か悪いことがあると、すぐに誰かのせいや、自分以外のもののせいにしてしまいがちですが、もしかしたら自分が変わることで、そうした悪い出来事はなくなるのかもしれません。
日々の自分の行動を考えさせられる感動の自己啓発書です。
87位 スタンフォードの自分を変える教室|ケリー・マクゴニガル 著
スタンフォード大学の『意志力』に関する講義をまとめた内容で、発売から瞬く間に世界的ベストセラーで、日本でも文庫本が出たり、続編の『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』も大人気のようです。
この本では、『意志力』を、『やる力』、『やらない力』、『望む力』に分けて書かれています。
個人的にとても面白かったのが、人は良いことをした後に自分にご褒美をあげる性質がある。
例えば、ダイエットをしていてヘルシーなメインディッシュを食べた後に、デザートを食べてしまうなど。
しかし、驚くべきは、良いことをしてなくても、良いことを思い浮かべただけで、ご褒美をあげてしまう性質があるとのこと。
ファーストフード店での実験では、メニューにサラダがあるだけで、ジャンクフードの注文率が上がったとのこと。
86位 自分の人生にレバレッジをかけなさい!―このやり方で、伸びない人はいない!|ダービー・チェケッツ 著
アメリカのコンサルティング会社の経営者のダービー・チェケッツの著者で、訳者は苫米地英人さん。
レバレッジと聞くと、後ほど紹介する本田直之さんのレバレッジシリーズが有名ですが、こちらも非常に良い本です。
苫米地英人さんはレバレッジについて「人生のありとあらゆる局面について、いちばん少ない労力で最高の結果を出す方法」と言っており、早いうちから人生にレバレッジをかけていくことで、より大きな結果を出しやすくなります。
85位 バカになるほど、本を読め!|神田昌典 著
日本のトップマーケターの神田昌典さんの著者。
いろいろなメディアが出てきた今の時代も、本は依然として優良なメディアであることは変わりありません。
本書の中でも、読書会に参加することの重要性が書かれています。
読書会に参加することのメリットの1つに、ソーシャルプレッシャーがあるといいます。
読書会のメリットとして、「ソーシャルプレッシャー」を受けられるということが挙げられる。ソーシャルプレッシャーとは、「この人ができるなら、自分もできるかもしれない」「みんな変わっているのだから、自分も変わらなければいけないのでは」など自らの行動を変容させるきっかけになる、他人からの影響のこと。
そのソーシャルプレッシャーを最も強く受けるのは、意識が高い人がいる場に自分の身を置いたとき、読書会はまさに、意識の高い人と直接話し合える場だ。
神田 昌典|バカになるほど、本を読め!
84位 新版 社員をサーフィンに行かせよう:パタゴニア経営のすべて|イヴォン・シュイナード 著
世界的スポーツブランドである、パタゴニアの創業者のイヴォン・シュイナードさんの本。
パタゴニアは、社員はいつでもサーフィン(アウトドアスポーツ全般)に行っていいという独自のルールがあり、仕事中だろうと良い波が来れば、社員は一目散にサーフィンに行く。
そのためにオフィスは、海のすぐ目の前にある。
普通の会社では、こんなことをしたら社員がサボるのではないかと思うが、むしろこうしたルールでメリットがあるという。
いつでもサーフィンに行けるため、仕事は他の時間に埋め合わせをすれば良いという仕事に対する「責任感」が芽生え、良い波が来た時にサーフィンに行けるよう仕事を「効率的」に行うようになる。
良い波はいつ来るかわからないため、突然良い波が来ても対応できるように、仕事にも人生にも「融通がきく」ようになる。
同僚が数日間アウトドアに行くと言えば、みんなでその間の仕事助け合い、そのお礼として、別の日は他の人がサーフィンに行くという「協調性」が生まれる。
日本企業は、どうも固苦しく社員を拘束し過ぎなような気がして、もっと社員が楽しんでクリエイティブに仕事をできる環境があれば良いのにと感じる1冊。
83位 医薬品クライシス―78兆円市場の激震|佐藤健太郎 著
世界の人口のたった1.6%の日本人が、世界の薬の40%を消費しているという、薬大好きな日本人。
2010年に、それまで医薬品業界を牽引していた大型の薬が続々と特許切れが始まる、2010年問題。
ジェネリック医薬品がどんどん普及していくものの、患者数が多い病気の医薬品は一通り作ってしまった製薬会社は、新たな売り上げが見込める新薬がなかなか開発できず、M&Aを繰り返す大合併時代に入ってしまったことが、とてもわかりやすく解説されている1冊。
薬全般のことや、新薬の作られ方、副作用について、これからの製薬業界などについて知りたい方、普段よくわからず薬を飲んでる方、製薬業界への就職を考える就活生などいろんな方にオススメです。
82位 稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41|神田昌典 著
日本に、ダイレクトレスポンスマーケティングなどを導入した、日本トップマーケターの神田昌典さんの1冊。
人は、言葉を通して、思考し、コミュニケーションを取り、文章を読んだりしている。
当たり前のことだけど、この言葉の使い方が、お金を稼ぐにしても、人間関係を構築するにしても、仕事をするにしても、非常に重要。
同じ内容のことを言っていても、単語の選び方や、言い回し、言う順番で、人間の心の動き方は全く違う結果になると言う。
神田昌典さんは、今まで『PASONAの法則』と言っていたが、時代の流れと共に変化し、バージョンアップした『新・PASONAの法則』が紹介されていたり、具体的な41個の公式が書かれていたり、とてもボリューム満点。
しっかり実践すれば、かなり即効性があるオススメの1冊。
81位 敗者のゲーム|チャールズ・エリス 著
金融商品を投資するなら、絶対に読んでおきたい世界的ベストセラー。
98位で紹介した『ほったらかし投資術』の著者の水瀬ケンイチさんのブログで紹介されており、投資を始める前に購入。
現在最新版は、〈原著第6版〉ですが、私が購入した時は第5版までしか出ていなかったので、第5版を読みました。
株式投資と聞くと、株価のチャートの画面をずっと見続けて、秒単位で売り買いを繰り返すデイトレーダーをイメージしてしまいがちです。
しかし、そんな投資ばかりではないし、そうした短期投資がいかに非効率かを教えてくれます。
世界中の投資家はみんな読んでる1冊だと思うので、株式投資に興味があるなら、始められる前に読まれた方が良いと思います。
惜しくも、ランク外になってしまいましたが、ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザース、クレディ・スイスなどで働いた著者による『投資とお金について最後に伝えたかったこと』もオススメ。
80位 「原因」と「結果」の法則|ジェームズ・アレン 著
1902年にジェームズ・アレンによって書かれた本で、1世紀以上読み継がれる伝説的な自己啓発書。
ナポレオン・ヒルやデール・カーネギーなど、数々の成功哲学者に影響を与えてる、元祖自己啓発と言っても過言ではない。
全ての結果には、原因があることをわかりやすく教えてくれる。
全ての原因は、自分の中にあるということ。
理想の人生があるのならば、それを結果として決めて、その結果を導くだけの原因をこれから自分で作っていけば良いだけのこと。
嫌なことを周りのせいにするのではなく、自分を変える努力をするヒントを与えてくれます。
世界中で100年以上読み継がれる名著なので、まだ読まれていない方は是非。
本格的な自己啓発書は分厚いボリュームがあるものが多いですが、これは薄い本なので、自己啓発書などを普段読まない人でもオススメです。
79位 この国を出よ|大前研一, 柳井正 著
世界を代表するコンサルタントの大前研一さんと、ファーストリテイリング創業者の柳井正さんの共著。
著者が世界を代表する2人の日本人ということだけで、読む価値があるビジネス書です。
柳井正さんは本書の冒頭で、
国民全員が、今の日本はあとのない崖っ縁にいる現実を知らなければいけない
柳井正|この国を出よ
と言っており、2人の意見として共通しているのは、日本はもうアメリカに次ぐ世界2位の国ではなく、抜本的な打開策が見つかれなければ、どんどん衰退してくということ。
毎年、国の借金が増大していき、少子高齢化で人口が減り、若い人たちが少なくなる日本は、このまま世界に対抗できる若きリーダーが生まれなければ、国民揃って破たんしてしまう。
タイトルにある「この国を出よ」というのは、一方的に若者に日本を捨てて、世界に出ろと言っているわけではなく、日本を飛び出し世界から学び、また日本に戻って日本を活性化して欲しいというもの。
パスポート1つで、世界中のほとんどの国に行くことができる日本人は、もっと日本だけの内向き志向になるのではなく、世界を見据えて大きな視点で、物事を見ることの重要性を教えてくれる1冊です。
78位 夢が勝手にかなう脳|苫米地英人 著
脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・認知心理学者の苫米地英人さんの本。
苫米地英人さんの本には、よく抽象度を上げるという言葉が出てきますが、その抽象度について、非常にわかりやすく書かれています。
また、人間が現状を維持しようとするホメオスタシスや、居心地の良い空間であるコンフォートゾーンを抜け出すべき理由、自己肯定感(エフィカシー)の高め方や、人間の盲点であるスコトーマなど、苫米地英人さんの本でよく出てくる キーワードについて、学ぶことができます。
まず苫米地英人さんの本を読んでみたいという人にはオススメです。
人間が変わろうと思っても、なかなか変わることが出来ませんが、変わることが出来ない原因を脳機能などの観点 から、新たな視点で学ぶことができます。
77位 チーズはどこへ消えた?|スペンサー・ジョンソン 著
360万部以上発行されており、AppleやIBM、ベンツなどの社員教育などでも使われているという1冊。
私が、人生で2冊目に読んだ、ビジネス書(自己啓発書)。
この本を、大学生のうちに読めたことが、その後の人生に大きな影響を与えたと思う。
2匹のネズミのスカリーとスニッフ、2人の小人のヘムとホーの物語。ある日、大量のチーズを発見して、毎日チーズを食べながら暮らしていました。
しかし、そのチーズがいつまでもあるわけではなく、全て食べ終わってしまった後の行動に差が出るという話。
小人は、チーズがなくなった現実を受け入れられず、喚き散らし、いつかチーズは戻ってくるはずと、何も行動しません。ネズミたちは、新たなチーズを探しにすぐに行動に移していきます。
子供向けに書かれているようなストーリーですが、非常に奥が深い。
現実世界でも、自分の状況を受け入れず何かのせいにし、誰かが助けてくれるはずと指示を待つだけの人がいる。
その一方で、自分の現状は自分で変えようと、どんどん行動していく人たちがいます。
もちろん理想の人生を歩めるのは、後者の人たち。
しかし、自分自身がそうした自分で情報をつかみ取るための行動をしているかを、考えさせられる1冊。
待っているだけの受け身の人生に、いいことなんて起こるはずことと、本当に感じる。
76位 働かないって、ワクワクしない?|アニー・J・ゼリンスキー 著
タイトルに惹かれ、即購入。
もちろん、働かずに、ぐうたら過ごすことをオススメしているような本ではない。
本当の成功は、所有するモノや仕事で測るものではない。私たちのアイデンティティはモノとは別の次元にある。結局、重要な唯一のことは、現在、私たちがどう生きているかということだ。何を学び、どれだけ笑い、どれだけ遊び、どれだけの愛を周囲の世界に注いでいるか。それこそ、人生で本当に大切なことだ!
アニー・J・ゼリンスキー|働かないって、ワクワクしない?
人生で本当に大事なものは、何かということを教えてくれる。人生で大切なことは、毎日満員電車で長時間かけて会社に行くことでも、晴れた日にずっと会社でエクセルやワードと睨めっこしていることでも、居酒屋でビールを片手に、上司の悪口を延々と愚痴ることでもないはずです。
朝起きた時に、早く動き出したくてたまらないような、使命を見つけ、それに取り組むことです。朝起きたくないという気持ちがあるのならば、それは自分の人生での使命を見つけられていないとい うこと。本当に熱中できるものに取り組める人生って楽しいと思います。
この本を読むたびに、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行ったスピーチを思い出します。
“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
「もし今日が人生最後の日だったら、私は今日やることをやりたいだろうか?」そして、答えが「いいえ」という日が何日も続くようであれば、何かを変える必要があると分かった。
スティーブ・ジョブズ
75位 成功のための未来予報|神田昌典 著
神田昌典さんが、これからの日本や世界について、高校生向けに講演会で語った内容の本。
高校生に話したの内容をまとめただけあって、とてもシンプルにわかりやすく、トレンドを学べる1冊。大ベストセラーになった『2022――これから10年、活躍できる人の条件』の続編的存在。
神田昌典さんのトレンドの話は、聞いた時はピンとこない時も結構多いが、少し経つとそれが現実化してきて、先見性の高さにいつも驚かされる。神田昌典さん自身本書の中で、次のように言っていて、物すごい自信だと感じるが、 本当に当たっているから、いつも神田昌典さんの新刊はすぐに購入し、目を通すようにしている。
未来の方向性を見せることを仕事にしていますから、私の予想は結構、当たります。
なぜ未来は予想できるのでしょう?
その答えは、ひまわりの種が、ひまわりの花になることを予想出来ることと同じです。
現在には、すでに未来の種が宿っているからです。
神田昌典|成功のための未来予報
74位 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法|ロバート・キヨサキ 著
ロバート・キヨサキさんの世界的な大ベストセラーの「金持ち父さんシリーズ」の1冊。
お金のレバレッジのかけ方を中心に、シリーズのテーマである経済的自由の手に入れ方、アーリーリタイアの考え方などを学べる。私が読んだのは、改訂版ではないが、今から読むなら改訂版のが良いと思います。
最近、『レバレッジ』という言葉が、いろんな本にタイトルなどに入っていることからもわかるように、お金にしても、仕事にしても、人生全体にレバレッジをかけていくというのは、これからの時代を生き抜く、一つのキーワードだと思う。
私自身が外資系の投資銀行で働いていたということもあり、外資系の投資銀行やコンサルティングファームで働いている人は、みんなアーリーリタイア、セミリタイアということを前提に働いているが、日本人にはほとんどそうした意識がないと実感する。外資系の投資銀行で、定年退職まで働くという人は、まずいない(いても、ほんのわずか)。
確かに日本と、海外では、法律が違っていたり不動産や金融商品のルールは多少違っていたりということはあるが、どこの国にいても考え方次第で、どうにでもなると思う。そんな、日本でもタイトルのように、若くして豊かに引退出来るかもという、きっかけを与えてくれる1冊。
いきなり、この本から「金持ち父さんシリーズ」を読むのは、酷だと思うので、上位で紹介する「金持ち父さん貧乏父さん」、「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」などから、順番に読む方が個人的にはいいと思う。
ランキングには、この最初の2冊だけでもいいかなと思ったが、何故、この本もランクインさせたかというと、最後の章がとても感動的だったから。最後の章だけ、他の章やシリーズの他の本などとも、テイストがかなり違うような気がするが、非常に感動した思い出があるので、選びました。
73位 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?|木暮太一 著
マルクスの資本論などを題材に、何故、労働者は不利な立場にいるかをわかりやすく、書かれていて、とても読みやすい。マルクスと聞くと、経済学部でもないのに知りたくもないと敬遠しがちですが、本書ではわかりやすく書かれているので、きっかけには非常に良いと感じました。
この本にある、労働者の給料の決まり方については、社会人の誰もが知っておいた方がいい内容だと思います。会社の従業員の給料は、ほとんどの場合、その人の実力では決まっていないということです(もちろん一部のフルコミッション制等は除く)。
いろいろな働き方などの本を読んでいましたが、正直目から鱗だった内容が多かったです。
マルクスの資本論や経済学を学ばれた方は知っているか