やりたいことが見つからないという人も多いのではないでしょうか。
就職活動をして将来を考えても、何をやりたいのだかわからない。
就職してみても、今の仕事が本当にやりたかったのかと自問自答するという人も少なくないはずです。
タクシードライバーという仕事はUBERのドライバーたちに職を奪われ、日本の本屋さんはAmazonという巨大なネットスーパーに仕事を奪われている今の時代。
様々な仕事がAIに置き換えられることも珍しくなくなってきました。
キングコングの西野亮廣さんは、次のように言っています。
職業そのものがなくなっていく時代に突入し、副業、兼業、転職が常識になりつつある。
上の世代は、職業をたくさん掛け持つと「結局、何がやりたいんだ! 一つに決めろ!」と咎めてくるけれど、どっこい、やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。
西野亮廣|革命のファンファーレ 現代のお金と広告
革命のファンファーレ 現代のお金と広告|西野亮廣
お笑い芸人キングコングとしてだけでなく、時代の革命家、絵本作家など、様々な場で活躍する西野亮廣さんの『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』は、これからの時代の新しい働き方を教えてくれる、オススメの一冊です。
本書は、次のような方にオススメです。
やりたいことがわからない方
副業、兼業をしていきたい方
これからの時代の新しい働き方を知りたい方
好きなことを仕事にしたい方
「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。
ここからは、〝好きなことを仕事化するしか道が残されていない〟時代だ。
西野亮廣|革命のファンファーレ 現代のお金と広告
お金を稼ぐな。信用を稼げ。
多くの人が仕事、働くということを考えたときに、お金を稼ぐ行為だと考えると思います。
もちろん、行なったことの対価としてお金について考えることが必須ですが、お金を稼ぐ以上に大切なことは信用を稼ぐことだと言います。
何故なら、今の時代は信用をお金に変換させることが稼ぐことであり、信用無しにお金を稼ぐことが出来ない時代になってきているからです。
西野亮廣さんは、「好感度」ではなく「信用」を勝ち取り、「認知」ではなく「人気」を勝ち取るべきだと言います。
一昔前までは、テレビCMで流れていて芸能人が使っているという好感度と認知で物が売れた時代ですが、今はその商品を実際に誰が使っているかという信用と本当に売れているという人気が必要な時代になりました。
多くの人たちが、テレビCMで流れている商品を、CMに出演している芸能人たちは使っていないということを気が付いているのです。
意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
人は、環境動物と言われるように、自分の置かれた環境で大きく変わっていきます。
結果は行動が作り、行動は考え方が作り、考え方は環境が作ると言われています。
そのため、環境を変えることが結果を変えることに直結し、結果が変われば大きく人生が好転していきます。
普段よく会う5人の平均年収が自分の年収になり、肥満の人と一緒に過ごすと自分も肥満になっていくという調査もあります。



お金を集めるには信用が必要だ。
そして信用を勝ち取る為には、お婆ちゃんみたいなことを言うが、噓をつかないことが大切だ。
その為には噓をつかなくても良い環境を作ることが大切だ。
人が噓をつく理由は、噓をつかざるをえない環境にいるからだ。
僕らの意思決定の舵は、僕らの「脳」ではなく、「環境」が握っている。
考え方を変えたいなら、環境を変えた方が、てっとり早い。
西野亮廣|革命のファンファーレ 現代のお金と広告
踏み出す勇気はいらない。必要なのは情報だ。
なかなか行動が出来ない人が、行動できない理由を勇気がないからと、勇気のせいにすると言います。
しかし、行動することに勇気は必要ないと西野亮廣さんは言います。
行動できない本当の理由は、情報がないからであり、情報を得ることさえできれば、誰でも行動ができるようになるのです。
行動することに、勇気は必要ない。
子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。
「電車の乗り方」という〝情報〟を手に入れたからだ。
西野亮廣|革命のファンファーレ 現代のお金と広告
情報は、行動する人にのみ集まってきて、また更なる行動に繋がり、また情報が集まってきます。
特に書く行動したもの勝ちなのです。
まとめ
今、時代の大きな変革期を迎えています。
タイトルにもあるように、お金、広告は、今までの常識とは全く違うものになっていくことは間違いありません。
今までは、銀行に融資を受けなければ集まらなかったお金が、クラウドファウンディングで個人でも莫大なお金を集めることができるようになりました。
今までは、芸能人が広告をすればものが簡単に売れましたが、今や大企業が個人のインスタグラマー、インフルエンサーたちに頭を下げて、商品を広告してもらうのが当たり前になりました。
大企業が世の中の主導権を握っていた時代から、個人が握るようになりました。
言い換えれば、個人が大企業以上に影響力を持ち、今までは到底なし得なかった大きなことを実現することができる時代になりました。
そんな個人が活躍できる時代に、行動が出来ないということは、この先どんな時代が変化しても活躍することができないことを意味します。
本書は、今の時代の変化をわかりやすく教えてくれ、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。