人間が変わりたいと思った時に、すぐに変化することはとても難しいことです。
結果は行動が作り、行動は思考が作っています。
根本にある思考を変えていくことは、非常に難しいからです。
そもそも思考を変える必要があるのかわかっていない人も多いと思います。
今回は、音楽シーンでもビジネスシーンでも大活躍しているGACKTさんがどのような思考をしているかを、知ることができる本をご紹介いたします。
GACKT 超思考術|GACKT
『GACKT 超思考術』は、GACKTさんの脳内を徹底解剖した一冊です。
話し方、考え方、結果の出し方、生き方に至るまで、GACKTさんの思考を知ることができます。
思考こそが行動を支配し、全ての結果を生み出す。
【思考】【行動】【結果】
その全てがアップデートされた時、初めて、その人間が変われたと言える。
GACKT|GACKT 超思考術
本書は、次のような方にオススメです。
GACKTさんの思考を知りたい方
音楽が好きな方
何かに挑戦したい方
頑張ってもなかなか結果が出ない方
本書は、【話し方】【考え方】【結果の出し方】【稼ぎ方】【生き方】などをテーマに、GACKTさんの思考術が書かれています。
Q&A方式で、88個の質問に答えてくれているため、とても読みやすく、あなたの悩みとも似た問いが含まれているのではないでしょうか。
その問いについて、GACKTさんがどのように答えているのか、是非確認してみてください。
前作の『GACKTの勝ち方』も、GACKTさんの本が好きな方にはオススメです。
またGACKTさんの名言についても、記事にまとめています。
100年に一度の大チャンスの到来
GACKTさんは、今の時代は100年に一度の大チャンスだと言います。
2020年のたった一年で10年以上の変化が、1年で起こってしまったのです。
恋うした激変の時代に、誰もが苦しんでいると思ったらそれは大間違いです。
どんな時代にも、勝者と敗者に分かれていきます。
GACKTさんは、その勝敗を明確に分けたものは、「適応力」だと断言します。
「適応力」は人生、特にビジネスにおいてとても重要なポイントです。
そして、「適応力」を持つためには、「思考」が大切になっていくのです。
思考を重ねていけば、どんな時代にも適応して、勝ち抜いていくことが出来るのです。
この時代に、利益を得られるか否か。
その差を分けるのは、マイナス面をチャンスと捉えられる視点と、そこからの行動力。
つまりは、【思考の差】ということになる。
GACKT|GACKT 超思考術
多くの人たちは、反射だけで生きているとGACKTさんは言います。
朝決まった時間に起床して、顔を洗って、歯を磨いて、ご飯を食べて、学校や会社に行くということの繰り返しの人も多いのではないでしょうか。
人間は、意識していかなければ、昨日と同じ今日を過ごすようになっているのです。
昨日と同じ今日を過ごして、何かが変わるのであれば、全人類がとっくに幸せになっているはずです。
認知科学者の苫米地英人さんは、『思考停止という病』の中で、人間には、物理的な脳の活動と創造的な問題解決活動の二つの思考があると言っています。
前者の思考が止まっている人はいませんが、ほとんどの人たちが後者の思考が止まっていると指摘します。
GACKTさんがいう思考は、後者の創造的な問題解決の思考とほぼ似た意味であると言えます。
もうすでに、ボクたちは新しい時代にいることを認めろ。
この新しい時代に必要なものは、【適応力】、【行動力】、そしてそれらを支配する全ての根源、【思考】だ。
思考が結果を生み出す。
思考を変えろ。
それだけで、世界が変わる。
GACKT|GACKT 超思考術
【結果】人生はルーティンの集合体
GACKTさんは、ベストな選択をするためには、「迷ったら、より困難な方」を選択するべきだと言います。
選択した後には、行動を取り続けることです。
何かに数日取り組んだくらいでは、人生は動き出しませんが、毎日ルーティンのように続けていけば、必ず結果はついてきます。
人生は、ルーティンの集合体。
仮にオマエの人生を80年とした場合、
その80年という一生は(1年)×(80回)のルーティンだ。
そして、1年は(1日)×(365回)となる。
結果を出すための1日をデザインし、その1日×365日×80回の
ルーティンを生きれば、お前は絶対に勝てる。
GACKT|GACKT 超思考術
スタートを切れ
GACKTさんは、とにかく早起きをしろと言います。
人生は長距離走かもしれませんが、毎日毎日は短距離走です。
スタートで出遅れた瞬間に、相手が転ぶのを待つことしか1位は狙えなくなってしまいます。
他人がミスすることでしか、勝負ができない人生を知らず知らずに歩んでいる人も多いのではないでしょうか。
結果を出すためには、とにかく早起きが重要なのです。
スターバックスのCEOのハワード・シュルツさんや、俳優の哀川翔さんも早起きの重要性を述べています。
世の中で結果を出している人たちは、皆早起きであることを改めて実感します。
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逆算の感覚を持て
GACKTさんが、重要視していることのひとつが逆算思考を持つということです。
まず、大切なことは【将来なりたいモノ】と【将来やりたいコト】の二つの観点でゴールを明確にすること。
理想のゴールである目的地が、Z地点とするならば、「Z地点に行くためにY地点を通過し、Y地点に行くためにX地点を経由し、、、」とルートを考えることができます。
楽天を創業した三木谷浩史さんは、『成功の法則92ヶ条』の中で、アポロのついて言及しています。
月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。 飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。
三木谷浩史|成功の法則92ヶ条
この考え方こそ、まさに逆算思考だということができると思います。
世の中で、結果を出している人たちのほとんどが逆算思考を実施していますが、これは学校では教えてくれません。
そもそも、【なりたいモノ】【やりたいコト】が明確にならないという方は、下記の本がとてもおすすめです。
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【稼】大馬鹿が成功する理由
「【大馬鹿】と【馬鹿】、そして【普通】と【天才】。この中で、誰が一番結果を出すのが早い?」
昔、ある人が僕に投げ掛けた言葉だ。ボクは【天才】と答えたが、その時に求められていた答えは【大馬鹿】だった。
GACKT|GACKT 超思考術
GACKTさんは、稼ぐのであれば、やれと言われた瞬間に考えることなく行動して、結果を出すまで必死な大馬鹿になれと言います。
変に頭で考えて行動ができない人が大半な世の中で、がむしゃらに行動をし続けることができる大馬鹿が結果を出していくのです。
堀江貴文さんも、ビジネスでうまくいくためには、馬鹿になるべきだといろいろなところで言っています。
僕は、ビジネスで成功するのはバカなやつだと思ってます。バカはリスクがわからずに挑戦するからです。逆に「小利口」なやつはリスクのことばかり考えて実行しません。だから、中途半端に「小利口」になってはいけないんです。
変に周りを気にして、行動できないくらいならば、とことん大馬鹿になって突き進むのが良いのです。
理想の金額を稼ぐ秘訣
GACKTさんは、漠然とした目標では達成は難しいと断言して言います。
具体的に必要な金額を設定することで、具体的な行動まで落とし込むことが可能になるのです。
そのためにやるべきことは、【欲しいものリスト】を作ることです。
欲しいモノや行きたい場所、やってみたいコトなどを全て書いていき、それぞれの金額を明確にしていくことです。
そうすることによって、具体的に稼がなければいけない金額が明確になり、今年稼ぐべき金額、今月稼ぐべき金額が決まるのです。
人は明確なビジョンを伴う目標があることで、より頑張ることができるのです。
【欲しいものリスト】を作成する際には、神田昌典さんの『非常識な成功法則』を読みながら行うことがおすすめです。
関連記事 【書評】『非常識な成功法則』お金と自由をもたらす8つの習慣|神田昌典 著【要約】
まとめ
GACKTさんの『GACKT 超思考術』の中から、【結果】と【稼】の章から一部をご紹介いたしました。
本書では、【結果】【稼】【話】【関係】【身体】【生】の6つの章で、合計88個のQ&Aに答えてくれています。
GACKTさんの痺れる言葉が満載で、一気に読むことができます。
GACKTさんが普段話している言葉のまま書かれているので、ビジネス書を読み慣れていない方も安心です。
結果を出すには、行動を変える必要があります。
行動を変えるには、思考を変える必要があります。
その根本になる思考を変えることができるオススメの一冊で、ぜひお手に取っていただきたい本です。
本書の前に書かれ、GACKTさんのビジネス書デビューとなった『GACKTの勝ち方』も、合わせて読むとより、日々のモチベーションに繋がると思います。
前作は、読むととにかくやる気がみなぎってくるような、GACKTさんの情熱が詰まった一冊です。
弟分としてかわいがっている『ホスト界の帝王』ことROLANDさんの著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』もオススメです。
(画像:GACKT Instagramより)