Googleのラリー・ペイジに学ぶ!問題解決の4つの方法!

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これからの時代の働き方はGoogleにあり

今や誰もが知っている大企業のGoogle。

人々の生活の中になくてはならないものになりました。

Googleの遊び心溢れるオフィスや、企業の文化は、見習うべき見本として様々なところで紹介されています。

多くの企業が、どのように従業員を雇うべきかや、どうすれば従業員が仕事に来るのが楽しくなる環境が作れるかということを、このGoogleという巨大企業から学ぼうとしています。

 

しかし、Googleは更に重要な例としてとりあげられることが多いです。

それは、『問題解決へのアプローチ方法』についてです。

 

Googleの元CEOのエリック・シュミットの著書で、日本でも大人気の『How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント』に面白い出来事が書かれていました。

2002年5月のある金曜日、その出来事は起きました。

Googleの共同創設者のラリー・ペイジは、Googleで検索した時にどのような検索結果が出るかやどのような広告が表示されるかを見ていました。

しかし、その結果には、非常に不満でした。

全く関係ない広告が悪質な広告が表示されていたのです。

最適な広告を出すはずのアドワーズが全く機能していなかったのです。

ラリー・ペイジは、そのページをプリントアウトし、不適切な広告に蛍光マーカーを引いて、

この広告はムカつく!

と大きく書いて、オフィスにあるキッチンの冷蔵庫に貼り付けて帰りました。

 

普通日本の企業だったら、部下や開発責任者などに電話やメールなどで修正の指示を出すはずです。

もしくは、直接呼びつけたり、緊急会議をひらき、怒鳴り散らすかもしれません。

しかし、ラリー・ペイジは、メールも電話も、誰かを呼ぶこともしませんでした。

 

このムカつく広告は、週明けの月曜日には、すっかり改善していました。

しかも、その担当部署のメンバーではない5人の手によって。

そして、今や世界中で使われている広告であり、数十億ドルのビジネスである『Googleアドワーズ』誕生したのです。

 

ポイントは、ラリー・ペイジは、課題の背景にいる人に焦点をあてるのではなく、その課題そのものに焦点をあてているということです。

日本の多くの企業だと、プロジェクトの責任者は誰かとか、どこの部署が担当かというところばかりに集中し、責任のなすりつけ合いになってしまいます。

 

こうした、普通の企業では考えられないような奇跡のような化学反応が日常茶飯事に起きるのが、Googleという企業なのです。

エリック・シュミットは、これからの時代は、『スマート・クリエイティブ』と呼ばれる人材が活躍するといっています。

『スマート・クリエイティブ』とは

自分の”商売道具”を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。私たちの業界ではコンピュータ科学者か、少なくとも日々コンピュータの画面上で起きている魔法の背景にあるシステムの理論や構造を理解している人材

そんな、『スマート・クリエイティブ』集団のGoogleが、なぜこのような働き方ができるか4つのポイントを考えてみたいと思います。

 

1.みんなが良い仕事をしたいと思っている

良い仕事

従業員は、みんなわざと失敗をしたいわけではありません。だから、失敗を怒鳴ったとしても何も起きません。

そのため、ラリー・ペイジは、アドアーズを担当している広告チームを怒鳴るのではなく、単に問題を対処したのです。

 

2.多くの知恵を集結させる

三人寄れば文殊の知恵

キッチンにプリントアウトした紙を貼ることで、ラリー・ペイジは特定の部署のメンバーではなく、オフィスの全ての人で課題を解決しようとしました。

広告チーム以外の誰かがきっと優れたアイディアを持っているはずと考えたのです。

英語のことわざに、two heads are better than one(一つの頭より二つの頭の方が勝っている)というものがあります。

日本語でいうところの、『三人寄れば文殊の知恵』にあたるものです。

 

会社にいると、その案件は○○部、その質問は●●さんに聞いて、などと全ての仕事は特定の部署や特定の人が担当と決まっています。

しかし、その担当でなくてもその仕事を好きな人や、得意な人にやってもらえばいいというのは、考えれば誰にでもわかります。

そんな簡単なことが、会社では出来なくなってしまいます。

Googleの凄さがよくわかりますね!

 

3.好きこそものの上手なれ

ラリー・ペイジは、この問題を特定のチームに解決を依頼する事が出来る立場にいました。

しかし、彼はこの問題を解決する事に興味がある誰かのために、問題を開示しました。

このことは、特定のことに情熱的な人は、その問題に飛びつき、最高の結果を導くことを意味しています。

 

やらされ仕事では、上手くいかないということはわかっていても、どうしても会社の中ではやらされ仕事がほとんどになってしまうのです。

しかし、Googleにはこのやらされ仕事というのがないように感じます。

 

4.優れたリーダーは、ミッションと目的を与える

もちろん、従業員が優れた技術と才能を持っていることは、非常に重要です。

しかし、そのような秀でたものをいくらもっていても、素晴らしい動機づけを出来る情熱的なリーダーがいない限り、良い結果は生まれない。

このような生産的で効率的な従業員を生むには、文化を作ることが重要であるいいます。

ラリー・ペイジが、キッチンにプリントアウトした検索結果を貼った時、ラリー・ペイジはGoogleにはやれと言われずとも誰かが働く文化があることを知っていたのです。

だから、ラリー・ペイジは何をすべきかについて、その紙に書く必要はなく

この広告はムカつく!

という一言で、自発的に改善しようとする人が出てきたのです。

なぜならラリー・ペイジは、すでにミッションと目的が明確化されたGoogleという会社を作りだしていたからです。

 

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まとめ

普通の会社とは全く違う環境があるGoogle。

学ぶものが非常に多くあります。

Googleの働き方が、これからの時代の働き方の主流になっていくように感じます。

 

そして、やはり環境がとても大事なことがわかります。日本の大企業がいくら努力してもGoogleの環境は作れないでしょう。それならば、自分たちでそういった環境を探すしかありません。

 

特定の人がやらなくても誰かがやるのです。日本人がやらなくても、賃金が安く能力も高いアジアの人やロボットがあなたの仕事をやる時代が来るのです。

 

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