【書評】モバイルボヘミアン|本田直之&四角大輔 [要約・感想]

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今の働き方をあと何十年も続けたいか?と聞かれたら、首を傾げてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

働き方改革や新型コロナウイルスをきっかけに、これからの時代の働き方を改めて考え直している方も多いはずです。

本田直之さんと四角大輔さんの共著である『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』は、アフターコロナ時代の理想の働き方、ライフスタイルの一つになるような気がします。

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには|本田直之 & 四角大輔

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには|本田直之、四角大輔

世界中を旅をするように暮らす本田直之さんと四角大輔さんの共著です。

金融機関出身の本田直之さんと、ソニーミュージック出身の四角大輔さんという、年齢もバックグラウンドの全く違うお二人ですが、iPhoneという誰もが使えるテクノロジーを駆使して、場所や時間に制限されない生き方を手に入れています。

本書は、本田直之さんの大ベストセラーである『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと 』の続編、そして進化系のような一冊です。

ノマドライフを超越した、モバイルボヘミアンという生き方を誰もが手に入れられるようになりました。

 

本書は、次のような方にオススメです。

icon-check-square-o 今の働き方をあと何十年も続けたくない方、続けることに疑問を感じる方
icon-check-square-o 旅をするように生きていきたい方
icon-check-square-o これからの時代の働き方を考えたい方
icon-check-square-o 仕事のために生きるのではなく、本当に自分がやりたいことのために生きたい方
icon-check-square-o 組織に雇われない働き方に興味がある方
icon-check-square-o これから就職、転職活動を行う方

モバイルボヘミアンの目次

Introduction 自分を「モバイル」させる力があなたをどこまでも「自由」にする
step1 これからの時代はなぜモバイルボヘミアンなのか?
step2 モバイルボヘミアンの生き方を知る
step3 会社員からモバイルボヘミアンになるには
step4 モバイルボヘミアンに向いている人、向いていない人
step5 モバイルボヘミアンとして生きるために整えておくべき3つのこと
Epilogue 大丈夫。ぼくたちはどこまでも自由になれる

 

モバイルボヘミアンの著者

本田直之さん

本田直之さんの略歴
  • 23歳
    国際産業見本市主催会社へ就職
  • 26歳
    アメリカへ留学し、MBAを取得
  • 28歳〜31歳
    オラクル社、のちシティバンク銀行に就職
    バックスグループに出資、経営に参画
    雇われる側から雇う側にまわる
  • 33歳
    バックスグループをJASDAQに上場させる
  • 36歳
    レバレッジコンサルティング設立
  • 38歳
    初の著書『レバレッジ・リーディング』を出版
  • 39歳
    日本とハワイを行き来するデュアルライフを開始
    同時期の2007年にiPhoneが登場
    ライフスタイルそのものをビジネスコンテンツにして生きはじめる
  • 44歳
    ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと 』を出版し、ノマドの先駆けに
    世界中を旅するように、生きはじめ、訪問国は55ヵ国を超える
    以後、著者は53冊、監訳本は15冊、累計290万部を超える
  • 現在
    日本のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、サーフィン、食、トライアスロンをはじめ、仕事とプライベートの垣根のない生き方を実践している。

 

四角大輔さん

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今日は世界で最後に原爆が落とされた日。 わずか75年前の8月9日 11:02AM。 人間が引き起こしたあの地獄のことを、ぼくらは絶対に忘れてはいけない。  写真は2年前の8月に長崎を訪れた時のもの。 未だに世界中から千羽鶴が届くという。  「誰にもこんな思いをしてほしくないから、長崎を最後にしてほしい」 「8月9日は、長崎に原爆が落とされた日ではなく、世界が平和を祈る日だ」 長崎原爆資料館で、被爆者の方がおっしゃっていた言葉。  このメッセージを世界中に届けたいと思う。  #長崎原爆の日 #長崎原爆資料館

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四角大輔さんの略歴
  • 25歳〜29歳
    ソニーミュージックに就職し、2年間の営業職を経験
    メディア宣伝と平井堅などのアシスタントプロデューサーを兼任
  • 30歳〜31歳
    スポンサー契約し、釣り専門誌へ初寄稿
    担当したCHEMISTRYが記録的大ブレイク
  • 33歳
    CHEMISTRYがアーティスト年間売上1位を獲得
  • 34〜38歳
    ワーナーミュージックにヘッドハンティングされる
    担当した絢香がデビュー。1stアルバムがミリオンヒット
    担当したSuperflyがデビュー。1stアルバムが2週連続1位
  • 39歳
    絢香とSuperflyが女性アーティスト年間アルバム1位、2位を獲得
    Lake Edge NomadLtd.設立
    ニュージーランドで半自給自足の「森の生活」をスタート
    執筆家、アドバイザー、釣りや登山のプロとして活動
    日本とニュージーランドを行き来するデュアルライフを開始
  • 42歳
  • 現在
    「森の生活」を営みながら、世界中で「移動生活」を送り、オーガニック、アウトドア、ライフスタイルに関するアドバイザーやアンバサダーを務め、様々なクリエイティブワークを行なっている。

略歴は、いずれも『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』より

モバイルボヘミアンとは?

モバイルボヘミアンは、モバイルとボヘミアンを掛け合わせた2人の造語です。

モバイル [mobile] 動ける、動かしやすい、機動性のある、移動型の
ボヘミアン [bohemian] 古い慣習にとらわれない人、自由奔放に生きていける人

モバイルボヘミアンとは、仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。

「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」 であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」 とも言える。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

こうした働き方の話を聞くと、それはその人だから出来たのではないか、自分には関係ないと感じる人も少なくないと思います。

しかし、本書をおすすめする理由は、著者の2人ともが、元々ごく普通の「会社員」からスタートしたからです。

最初から特別な人が、自由な生き方をしているのではなく、誰もが正しいやり方を行っていけば、モバイルボヘミアンを手にすることが出来るのです。

しかし、この生き方は、「一部のすごい人」にしかできないものではない。

なぜなら、 ぼくたちも多くの人と同じ「会社員」だったからだ。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

一時期、ノマドという言葉が流行し、本田直之さんと四角大輔さんは、ノマドの先駆者にもよく挙げられますが、そのノマドという言葉は今や陳腐化してしまいました。

カフェでMacBookを広げて仕事をしていれば、ノマドワーカーというイメージが先行し、オフィスに行かない働き方がノマドとして認知されるようになってしまいました。

しかし、元々、お二人はそうしたテクニック的な働き方ではなく、人生全体を自分の好きなようにデザイン出来る生き方として、ノマドを捉えていました。

本書では、ノマドライフを超越した、次のフェーズとしてモバイルボヘミアンが紹介されています。

 

時間を投資する

モバイルボヘミアンを実践するために、まず最初に行うべきことは、時間に投資をするということです。

金融商品でお金を稼ごうと思ったら、お金を投資しなければなりません。

それと同様に、モバイルボヘミアンを手にして、時間を得ようと思ったら、時間を投資しなければならないのです。

多くの人が、忙しいことを言い訳にして、自分への投資を後回しにしがちですが、今の忙しさに追われる生活の延長にある日突然モバイルボヘミアンがやってくるということは決してありません。

実際に、本田直之さんも四角大輔さんも、約15年という準備期間の末にモバイルボヘミアンという生き方を手に入れているのです。

しかし、私たちが、これからモバイルボヘミアンを目指そうと思った時に、15年もの準備期間は必要ないと断言しています。

それは、テクノロジーの進化が、私たちが自分の時間を取り戻す後押しをしてくれるからです。

 

iPhoneが働き方を変える

本田直之さんは、ご自身がどのようにモバイルボヘミアンを手に入れてきたのでしょうか。

まず、本田直之さんが1年のうち何ヵ月をどこで過ごすかを、下の画像で見ていただきたいと思います。

モバイルボヘミアン|1年のうち何ヶ月をどこで過ごすか

ぼくが1年のうち何カ月をどこで過ごしていたのか、 がわかる。

2000年、2005年、2010年、2015年。2000年で言うと、日本 11.5カ月のハワイ0.5カ月くらいだったし、もっと昔で言えば、ほぼ日本だった。

それが2005年になるとハワイ2カ月の日本10カ月になり、2007年からハワイに移住したため、2010年にはハワイが半分で日本が5カ月、海外が1カ月になった。2015年はハワイ5カ月で日本3カ月、ヨーロッパが2カ月であとの2カ月がいろいろな世界を旅する生活。今のダイスケはこれに近い配分だという。

ぼくの場合、最近は日本の地方をまわるため、国内の移動をあえて増やして、ハワイ5カ月、東京3カ月、地方2カ月、ヨーロッパメインの海外2カ月のバランスになっている。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

本田直之さんは、大学生の時に訪れたハワイで大好きなサーフィンやトライアスロンをするために、働き方を変えていかれました。

普通の仕事をしている中で、これだけ自分が過ごす場所を変えることができる人がどれくらいいるでしょうか。

その時、自分がどの国、どの地域で過ごしたいかに合わせて、ライフスタイルを変えていくことが出来るのが、モバイルバヘミアンの特色のひとつです。

 

しかし、この5年ごとの過ごす場所の変化と連動している変化が次の画像になります。

次の画像は、本田直之さんが、デスクトップパソコン、ラップトップパソコン、iPhoneをどのくらいの割合で使っているかを現れています。

モバイルボヘミアン|仕事で使うデバイスの割合

デスクトップパソコンとノートパソコンとiPhoneを仕事で使う割合を自分なりに分析してみたものだ。

2000年で言うと、ほぼ100%デスクトップだった。2005年にようやくデスクトップとノートが半々になって、2010年にはもはやデスクトップはまったく使わなくなった。ノートパソコン7割、iPhone3割という割合。2015年以降になると、もはやノートパソコンも開かない日が出てきて、8割はiPhoneで仕事ができてしまっている。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

2007年6月に、この世界に登場したiPhoneですが、本田直之さんが仕事の中で使う割合が年々増えていっています。

今まで仕事と言えば、デスクトップのパソコンの前に座らなければ出来ないものが多かったですが、今ではiPhoneがあれば多くの仕事が出来るようになりました。

本書の著者以外でも、堀江貴文さんなども、iPhoneでほとんどの仕事を行うことと言っており、iPhoneでいかに仕事をしていくかということがモバイルボヘミアンを手に入れる一つのポイントになります。

 

2020年に世界に蔓延した新型コロナウイルスで、初めてリモートワークをしなくてはならないということに直面した人も少なくないと思いますが、本田直之さんは本書の中で、こうした働き方を2020年に気がつくのでは遅いと断言していました。

本田直之さんは、ビフォーコロナ時代から、どこでも仕事をできる準備をしていたから、モバイルボヘミアンを手に入れることができたのです。

ここで大切なことは、たとえばこれから2020年になって初めて、「こんな働き方できるんだ」と気づいて準備をしはじめても遅い、ということ。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

これからモバイルボヘミアンを目指す人は、テクノロジーを駆使していくことが大前提になります。

 

行き着いた答えは、「高度なモバイル・リテラシーを身につけ、自分を移動させる力(モビリティ)を最大限まで引き上げること」 だった。

モバイル・リテラシーとは、「モバイルテクノロジーを武器にする力」のこと。  いつでも、どこにいても、だれとでも仕事ができる状態にするためには「デジタルデバイスインターネット(=モバイルテクノロジー)」を使いこなすことが不可欠、ということにぼくたちは早い段階で気がついた。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

 

時間、場所、会社、収入源という制約からの開放

なぜ、お二人がこれからの時代にモバイルボヘミアンという生き方を、提唱するのか。

それは、iPhoneの出現によって、時間、場所、会社、収入源という4つの制約から解放されることが出来るからだと言います。

かつては、会社に決まった時間に出勤しなければいけませんでしたが、iPhoneがあればオフィスにいく必要はなくなりました。

また、iPhoneであれば、ちょっとしたスキマ時間に仕事が出来るため、まとまった時間をとってパソコンの前に座り、仕事をする必要もなくなりました。

 

経営者の視点から見ても、何万人もの社員を抱えながら固定した給料を払い続けることがいかに非効率化を感じるようになり、フリーランスの人へ仕事をアウトソーシングすることも増えていきます。

新型コロナウイルスで、会社に今までと同じ仕事ができなくなり、業績がガタ落ちしているにも関わらず、社員に一定の給料を払い続けることに違和感を感じ、リストラを行う企業も増えています。

しかし、こうした雇用関係の変化が起きることは、新型コロナウイルスの前から、わかっていたのです。

 

個人も自由に働くことができ、企業も人を雇うことをやめていけば、必然的に個人が複数の仕事を持つことが用意になっていきます。

個人として、収入を一つに絞るということは、それがダメになった時に収入がゼロになってしまい、非常に不安定です。

複数の仕事を持つ、複業の時代がやってくることは数年前からわかっていたのです。

 

ミニマム・ライフコストを把握する

多くの人が、会社員からモバイルボヘミアンを目指していくことになると思いますが、最初にやるべきことはミニマム・ライフコストを把握することだと言います。

ミニマム・ライフコストとは、四角大輔さんが作った概念で、「自分や家族が健康的に生活するために必要最低限なお金」のことだと言います。

組織に依存せず、個人として生きるために最初に必要なことは「お金から自由になること」 だ。そのためには、本気になってお金と対峙しないといけない。

生活収支の計算」や「お金の勉強」から逃げていると、「お金の呪縛」から永遠に逃れられず、勇気を持って行動を起こしたり、日々挑戦することができなくなる。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

人は、お金を稼げは生活水準を上げて、さらに稼ぐことを求めます。

しかし、もし給料が下がってしまったとしても多くの人は生活水準を元に戻すことができず、収入の増減に人生を支配されてしまいます。

 

ミニマム・ライフコストをしっかりと把握していれば、どれだけの収入を得ることができれば、モバイルボヘミアンを手にすることができるのか、明確にわかります。

多くの人は、最低限の生活費を考えれば、そんなに多額のお金は必要ありません。

しかし、お金の勉強から逃げてしまうと、自分がいくら稼げばいいのかも分からず、漠然とお金が足りなくなった不安ということに振り回され、新たなチャレンジができなくなってしまいます。

 

ミニマム・ライフコストを把握するということについては、冨田和成さんの『稼ぐ人が実践している お金のPDCA』にも通ずるように感じます。

冨田和成さんは、人生の財務諸表を把握することが重要だと言っており、お金の流れをクリアにし、お金への不安をなくすことが、夢などにチャレンジする前提条件だと断言しています。

 

まとめ

モバイルボヘミアンは、全ての人に向いている働き方ではないということは本書の中でも指摘されています。

会社員ではないという時点で、自由であると同時に全ての責任を負うことは避けられません。

モバイルボヘミアンは、人に言われたことだけをやるのが得意な人やリスクを負わずに公務員などが好きな人には向いていません。

 

しかし、多くの人が今の働き方に多かれ少なかれ不満を抱えながら働いていると思います。

iPhoneの出現により、多くの人により身近になったモバイルボヘミアン。

本田直之さんと四角大輔さんは、約15年の月日をかけて手に入れましたが、今やiPhoneを駆使すれば、3〜5年でモバイルボヘミアンを手に入れられる人も多くいると思います。

新型コロナウイルスの影響で、多くの人が働き方を変えざるを得なくなりましたが、その一つの選択肢がモバイルボヘミアンだと思います。

様々な働き方がある中で、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方がモバイルボヘミアンです。

「昔の方がよかった」、なんてことはない。もし、あなたの周りでそういう人がいたら、距離を置いていい。ぼくたちの生きる今も未来も、間違いなくエキサイティングだ。この先も、世界は混沌としていくだろうが、絶対におもしろくなる。

環境もある、武器もある、あとは「やるか、やらないか」だけ。

大丈夫。ぼくたちは、どこまでも自由になれる。

本田直之 & 四角大輔|モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

とてもおすすめの一冊ですので、ぜひお手にとって詳しくご覧ください。

 

本田直之さんの他の著書についても、ご紹介しています。

他の本もとてもおすすめですので、あわせてご覧ください。

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