本を読んだ後にアウトプットをしようと思っても、どうすれば良いかわからない時もあると思います。
SNSを見たら、たくさんの読書アカウントがあります。
読書ノートを綺麗に作っている人もたくさんいます。
でも、どれも自分にしっくりこない、ということもあると思います。
「自分も読書用のSNSアカウントを作ってみても、最初は全然反応がなくフォロワーも増えず、更新しなくなってしまった。」「綺麗な読書ノートの写真を見て、自分も書こうと思ったけど、なかなか上手くまとめられない。」という方に向けて、この記事を書きました。
本をどうやってアウトプットすれば良いかわからない方に、アウトプットのコツをご紹介します。
読んだ本をアウトプットするコツ
アウトプットは書く、話す、行動する
そもそもアウトプットとは、何を指すのでしょうか。
SNSなどを見ると、多くの人たちが、読んだ本を紙に書くことがアウトプットだと思っています。
しかし、紙に書くことだけがアウトプットではありません。
藤井孝一さんは、『読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 』の中で、アウトプットの種類は3つあると言っています。
- 話す
- 書く
- 行動する
たくさんの人に読まれるようにSNSやブログに本をまとめたり、綺麗な読書ノートを作りたいという気持ちもあると思います。
しかし、1番簡単で、かつ効果が高いアウトプットの方法は、誰かに話すことです。
SHOWROOM株式会社の代表取締役社長である前田裕二さんも、最初は読んだ本を会社の隣の同僚に毎日話すことから始めたと語っています。
読んだ本を誰かに話すと、自分の耳がその話を聞くことになります。
そのため、アウトプットをしながら、耳でインプットをするため、さらに反復して学ぶことができるのです。
完璧にアウトプットしようとしない
アウトプットが苦手な方が陥りがちなことの一つが、完璧にアウトプットしようとすることです。
「本の内容を完璧に覚えるまでアウトプットしない」、「綺麗にアウトプットしなければ意味がない」と思っているのであれば、もったいないことです。
アウトプットの目的は、完璧にアウトプットすることではなく、自分が読んだ本の定着率をあげることです。
完璧なアウトプットをすることが目的になってしまっていないか、確認することが大切です。
1冊から1個でも学べたらラッキー
1冊の本を読んで、1冊の本の内容を丸ごとアウトプットする必要はありません。
本の中で本当に重要な場所は、全体の4〜11%だと言われています。
結論から言えば、一字一句をじっくり読まなくても、著者の主張は正しく理解できる。
というのも、一冊の本の中身のうち、内容を把握する上で重要な文章は、それほど多くないからだ。一説では、その量は、全文章の「四〜十一%」しかないと言われている。
神田昌典|バカになるほど、本を読め!
1冊の本を読んで、自分が大切だと思ったところが、1箇所だけならば、その1箇所をアウトプットすれば良いのです。
まずは、1冊の本を読んだら、1番学びになっただけをアウトプットしていくことから、初めていくことがおすすめです。
Kindleのハイライトを使う
読書をアウトプットしようとした時に、読んだ本が手元になくてアウトプットできないなんてこともあると思います。
紙には紙の本の良さがありますが、電子書籍はいつでもデータにアクセスできるメリットがあります。
Kindleで本読んで、気に入った箇所にハイライトをひいておけば、外出中でも、電車の中でも過去に読んだ全ての本のハイライトした内容をチェックすることができます。
ブラウザ上で、購入したKindleの本を見れるKindle Cloudへアクセスすれば、ハイライトの一覧を簡単に確認することができます。
ハイライトの一覧は、Kindle Cloudの中のノートブックから見ることができます。
下記のURLをブックマークしておくと、非常に便利です。
このように、全ての本のハイライトを一気に見ることができます。
Kindleの端末やアプリ上でも確認できますが、見たい本を開いて、ハイライトを確認して、また本を閉じてというのは少し手間がかかります。
Kindle Cloud上では、かなりスムーズにハイライトを確認することができます。
アウトプットしたい時に、すぐに内容を確認できるようにすることもアウトプットをするコツです。
1番簡単なのは誰かに話すこと
アウトプットの中で1番簡単なことは、誰かに本の内容を話すことです。
SNSにアウトプットしたり、読書ノートを作ろうとしたら、内容をしっかり考えてからアウトプットする必要があります。
しかし、誰かに話してアウトプットをしようと思ったら、内容が纏まりきっていなくても、話している中で頭が整理されていきます。
本を読んで学びがあったら、それを誰かに話してみること。
それが読書をアウトプットする第一歩です。
読書会に参加しよう
もし周りに本について、話せる人がいなければ、読書会に参加することがおすすめです。
読書会に参加すれば、本について話すきっかけになります。
初めて会う人と話すのは緊張するという方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、本や読書という共通の話題があるので、初めての人とも意外と会話が弾むものです。
また、本のアウトプットが上手い人がどうやって本の内容をアウトプットしているのかも知ることができます。
読書会に参加するという、強制的にアウトプットをする環境に身を置くとどんどんアウトプットできるようになっていきます。
ぜひ、読んだ本を読んだだけで終わりにせず、アウトプットをする習慣もつけていきましょう。
東京アキバ読書会は、年間1,000名にご参加いただく全国でも最大級の読書会を開催しています。
初めて読書会に参加する方もたくさんご参加いただいているので、初参加でも安心です。
アウトプットの習慣をつけるために参加するという方が、たくさんいらっしゃいますので、読書会に参加してみたいという方はご気軽にご参加ください。