誰しも、人生で一度くらいは、自分で自分のことをダメにするような行動をしてしまいます。このような行動は、知らず知らずのうちに自分の悪い習慣になってしまいます。こうした行為に気がつくことができると、私たちの日々の生活の質は、劇的に向上します。
この自分の人生をダメにしてしまうような今すぐやめるべき13個の悪い習慣とその改善方法をご紹介します。皆さんも、ついついやってしまっている悪い習慣があるのではないでしょうか。
1.自分に影響を及ぼす範囲にネガティブな人がいる
コカ・コーラやIBMのコンサルタントとして活躍した、アメリカの起業家であり、作家・モチベーションコーチであるジム・ローンは、次のようにいっています。
あなたという人間は、あなたが一緒に過ごす時間が長い5人を平均した人物です。
ジム・ローン
有名な話ですが、年収に関しても、あなたが一緒に過ごす時間が長い5人の平均があなたの年収になるといわれています。
逆に言えば、年収をあげたければ、自分が理想としている年収の人たちと一緒に過ごす時間を長くすることが大事なのです。
あなたのモチベーションを下げ、ネガティブな気持ちにさせるような人と一緒にいる時間をなくしましょう!
そして、自分を高めてくれるような刺激的でモチベーションを高く維持できるような環境に身をおきましょう。
勉強会や朝活に参加するのも非常に効果的です。
世界的に有名なコンサルタントの大前 研一さんは次のように言っています。
人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
大前研一|時間とムダの科学
一緒にいる人がとにかく大事なのですね!
自分の過ごす環境の大事さについては、以前ブログに書いたのでそちらもお読みください。
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2.過去に生きる
人は誰しも変えたい過去があると思います。
失敗してしまったことや、やらなくて後悔したこと、あの時こういう風にしておけばよかったなど。。。
残念なことに、既に起こってしまったことは変えることはできませんし、受け入れるしかない現実なのです。
それよりも、『私はこの経験から何を学ぶことができるだろうか?これを将来にどうすれば役立てることが出来るだろうか。』と自分に問いかけてみましょう!
きっとあなたの脳は、いい答えを出してくれるはずです。
世界三大心理学者の1人でもあるアルフレッド・アドラーは次のようにいっています。
楽観的であれ。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなく、今現在の「ここ」だけを見るのだ。
過去にずっとこだわるのではなく、今出来る最善のことを行っていく中で、未来を輝かしいものに変えていくべきですね。
3.心配をする
あなたがもし困難やトラブルの中に浸かってしまっているとしたら、それは最も無駄な時間の使い方です。
グレンターナー氏の例えが非常に的を得ています。
心配事は、ロッキングチェア(揺れ椅子)のようなものだ。暇つぶしにはなるが、あなたをどこにも連れて行ってくれない。
グレン・ターナー
上手くいかないかもしれないと心配することを今すぐにやめて、自分の人生の中の上手くいっているものに焦点をあてて、全てのことはなるようになるということを認めましょう!
悩んでも悩まない、そういうように感じることができれば、人生は決して心配することはない
松下幸之助
4.失敗することや間違うことを怖がる
歴史上に名を残すような人物たちは、みんな例外なく素晴らしい失敗をたくさんしてきています。
例えば、エジソンやリンカーンやアインシュタインまでもが多くの失敗をしてきました。
映画監督のスティーブン・スピルバーグやバスケットボールの神様と呼ばれるマイケル・ジョーダン、夢の国を作り上げたウォルト・ディズニーも例外ではありません。
彼らがしてきた『失敗』というものは、単に改善のための機会に過ぎません。
覚えておいて欲しいのは、どんな経験も成功を形作るための材料の一部であるということです。
何故なら、その経験からなにか貴重な価値のあるものを学んでいるからです。
どんな経営者もスポーツ選手も失敗なしで成功したわけではありません。
大きな結果を出した人は、みんなたくさんの失敗をしてきたのです。
ということは、失敗することを喜ぶべきなのです。
失敗したということは、それだけ成功に近づいたということ。
もし、あなたが失敗したくないのならば、成功を諦めるしかありません。
5.幸せとは何か物質的なものが与えてくれると勘違いする
世の中にある広告やその広告を出している企業は、”幸せは何か物を買うことで手に入れられる”という幻想を世の中の人々の意識に埋め込んでいます。
しかし、真実は全く異なります。
本当の幸せとは、お金で買うことは出来ません。
ボランティアをしたり、誰かに賞賛の言葉やプレゼントを贈ってみたり、自分自身や自分の周りにいる人たちに感謝をして見ましょう!
あなた自身の考え方だったり、行動を少しだけ変えるだけで、今すぐに幸せになれる力をみんなが持っていることに気がつくと思います。
人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。
アルフレッド・アドラー
6.不満を言う。愚痴る。
愚痴を言うことで、何かが改善したことがありますか?
きっと何もないはずです。
愚痴というのは、物事を何も解決してくれないことは誰もが気がついているのです。
愚痴をいうより、解決策を見つけることに注力しましょう!
『どうすればこの状況を改善することが出来るか?』もしくは『何をこの問題から学ぶことが出来るのか?』と常に自問自答してみてください。
私の好きな言葉に、『言い訳そのものが人生になる』という言葉があります。
愚痴や言い訳をいうとその言葉が現実になっていきます。
常に前向きな言葉と行動を選んでいきましょう。
7.簡単な方を選ぶ
人生は、簡単なことだけが起きる訳ではありません。
そして、困難なことにもし直面した時は、多くの人々が抵抗や障害が少ない方を選択しようとします。
それは、何故でしょうか?
答えは、その方が自分の痛みや苦しみが少ないからです。
しかし、時間が経過したのちに、簡単な方を選択したことは、間違いだったと気が付くでしょう。
もし、あなたが、困難に直面し、二つの選択肢がある時は考えてみてください。
『長期的な視点で考えた時に、幸せを得ることができるのはどちらの選択肢か』と。
GACKTさんも同じようにもし迷ったときは、難しい方や困難な方を選択するべきと言っています。
人生に迷ったときは、難しい方、困難な方を取れ。
これ、基本だ。その方が同じ時間を過ごしても得られる物が多い。
失った時間は帰ってこない。
みんなそれぞれ、タイムリミットがあるんだ。
なるべく早くに多くの知識と経験を手に入れた方が、
人生が鮮やかに彩る。選択肢は常に難しく、苦しい方だ。
GACKT
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8.持っていないもののことばかり考えること
あなたがもし不安を感じていたら、その不安をなくすのに一番簡単な方法は、自分の持っていないもののことを考えることです。
しかし、持っていないもののことを考え続けたところで、そのものが手に入るような魔法みたいなことは絶対におきません。
そして、あなたの気分が良くなることも絶対にありません。
持っていないものを考えるのではなく、もうあなたが持っているものを考え、感謝しましょう!
また、持っていないものを考えるならば、頭の中の検索方法を変える必要があります。
時間がない、お金がない、人脈がない、経験がない、知識がない。
など、ないものを探せば、みんなないものだらけです。
しかし、そうやって考えたところでなにも手に入りません。
そんなときは、『どうやったら、○○が手に入るか』と検索方法を変える必要があります。
自分が持っていないものについて考えそうになったら、『どうやったら、手に入るか?』と考えましょう。
9.他人と比較する
あなたが他人と自分を比較するのは、他人の資質や偉業、その人が持っているものについて考えてしまっているときです。
これは、8で述べたものに共通しています。
他人が持っていて、自分がもっていないものに注目するのではなく、今既に自分が持っているものに注目しましょう!
そして、持っていないものを考える時は必ず『どうやったら、手に入るか?』を考えましょう!
君には、君にしかできない、君ならできることがあるはずだ。
誰も君に強要はしない。
自分で考え、自分で決めろ。
自分が今、何をすべきなのか。
まぁ、後悔の無いようにな。
加持リョウジ(新世紀エヴァンゲリオン)
10.恨み続ける
もしあなたが怒りや恨み、憤りを感じ続け、それを捨て去ることが出来なければ、その怒りや恨み、憤りがあなたの人生の足を引っ張る足枷になってしまいます。
他人を許すという行為は、決してその行為が正しい行為と認めることではありません。
それは、怒り、恨み、憤りが、あなたの幸せを邪魔してしまうことを防ぐために、他人を許すということです。
怒りを持ち続け幸せになれないより、他人を許しあなた自身が幸せになりましょう!
弱い者ほど相手を許すことができない。
許すということは、強さの証だ。
ガンジー
11.人生の中で本当に大切な小さなものを見過ごす
今のあなたにとって、ほんの些細なことで自分には関係ないと思える小さなことが、後々大きな意味を持つということは珍しくありません。
あなたが愛する人たちと過ごせることを当たり前だと思わないようにしましょう。
家族と過ごす時間、親友と過ごす時間、彼氏・彼女と過ごす時間というものは本当に尊いものです。
もし、あなたが1人暮らしだとしたら、どのくらいの頻度で両親に会っているか考えてみてください。
あなたが、20歳。両親が50歳。半年に1日両親に会うとしましょう。両親は90歳まで生きると仮定します。
するとどうでしょうか?
1年で2日、10年で20日、40年で80日。
あとたった80日しか会うことが出来ないのです。
さすがに半年に1日は少ないかも知れませんが、月に1日だとしても480日しか会えません。
一年半くらいしかないのです。
もし、あなたに子どもがまだいないとしたら、両親に子どもを見せることができる日数は更に少ないかもしれません。
具体的な数字にして考えてみると、些細な日常がとても儚いものに思えるかもしれません。
『大切なものは失ってから気づく』とよく言いますが、そうならないようにしていきたいですね。
12.完璧主義
人は、往々にして自分に自信を持つために、完璧を目指します。
しかし、多くの場合、完璧を目指すという行為は、あなたの自信をなくす破滅的な習慣になってしまいます。
なぜでしょうか?
完璧というものは、ほとんどの場合、不可能だからです。
完璧を目指すのではなく、自分が改善したいものに注目して、それを目指して行動していきましょう。
あなたの辞書の中から、『完璧』という言葉を、一旦なくしてしまいましょう!
完璧を目指すよりまず終わらせろ
Done is better than perfect.
マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)
13.世界は自分中心に回っていると期待する
世界があなた中心に回る可能性はあるでしょうか?
絶対にありえないことであることは、誰もがわかっています。
世界は自分中心には回っていないと考えることが出来れば、自然と小さな悩みごとや問題は気にならなくなります。
1日のうちにあなたにどんな問題が起ころうと、その時他の人はその人自身の問題と戦っているのです。
『自分に乗り越えることが出来る壁しかやってこない』とよく言います。
それも世界は自分中心には回っていないと考えると納得がいくかも知れません。
今日の夕飯に悩む人もいれば、明日の生活費に悩む人もいますし、来年の世界経済に悩む政治家もいます。
しかし、それはその人に応じたレベルの問題であるということです。
壁を乗り越えるのは、困難かも知れませんが、不可能ではありません。
高い壁かも知れませんし低い壁かもしれませんが、壁は必ず乗り越えることが出来ます!
挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。
だから成功するまで諦めないだけ。
本田圭佑
まとめ
13個を一気に改善しようとすると難しいと思います。
しかし、一つひとつ改善していくことで、少しずつ人生は好転していくと思います。
何度もこの13個を読み返していただけたらいいと思います。
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