孫正義に学ぶ!考えるのは30年後の王道!ニッチを狙うのは間違いだった!?

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よく起業するならニッチ産業を狙えとか、転職するときにニッチ産業でも優良企業はたくさんあるといったことを聞くことがあります。

確かに、ニッチ産業で成功を収めることが出来れば、他から追いつけないくらいの飛びぬけた成果を出すことが出来るかもしれません。

 

しかし、ニッチであるということは、ユーザーが少ないことの裏返し。

もし、ユーザーがいなくなったらどうなるのでしょうか?

自動車やITなどの大きな市場のある産業に比べたら、ニッチな産業はそれ自体がなくなる可能性も当然高くなります。

 

もちろんニッチを辞めたほうがいいということが言いたいわけではありません。

これから、起業や転職、もしくはノマドになりたいといった新たな行動を起こすときの参考にしていただけたらと思います。

ソフトバンクの社長である孫社長がニッチについて語った記事をご紹介します!

 

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『一』

Award of Victory

本日紹介する記事は、2010年に孫社長がソフトバンクアカデミアという経営者育成学校を開校する際に話した内容になります。

 

孫正義氏「ニッチを狙え、という人はバカ」 選ぶなら常に30年後の王道を

(引用元:logmi ソフトバンクアカデミア開校記念特別講演・孫正義氏)

この中で、孫社長は、漢字の『一』という文字を見て、何を連想するかということを言っています。

経営者たるもの、常に『一』を狙っていく気持ちが必要です。

 

弱肉強食の世界であるビジネスの現場で二位に甘んじるというのは、非常に危険な行為です。

数年前に事業仕分けの場で蓮舫議員が『二位じゃダメなんでしょうか?』という発言をし、非常に問題になりました。

日々世界一を狙っている人たちに対しての、この発言は日本中のビジネスパーソンを敵にまわしてもしょうがない発言に感じます。

 

では、何で一番になるかということが非常に大事だと孫社長は言っています。

答えは簡単です。

プラットホームを取らなければいけないからです。

つまり、大きな産業で、プラットホームを取ってこそ利益が出るということです。

 

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プラットホームとは?

プラットホームとは、全ての『土台』になるようなものです。

例えば、皆さんは毎日仕事から家に帰ってきて、最初にやることはなんでしょうか?

 

『電気をつけること』ではないでしょうか?そして『夕飯の準備』や『お風呂を沸かす』ことなどを行いますよね?

ここで考えていただきたいのは、そのときに使う電気・ガス・水道水をどこの会社から買っているかということです。

電気会社は、東京だったら東京電力の家庭がほとんどだと思います。

水道もガスも同様に、どこの会社から買っているかは、日々意識することはありません。

今でこそ電力の自由化が始まり、少しずつ消費者にも選択肢が広がって来ましたが、ほとんどの人が何も意識せずに使用します。

意識せずにも人々が日々使い続けるのが、プラットホームです。

一度プラットホームを作ってしまえば、半永久的に毎月その会社は使用料金を受け取ることができます。

プラットホームといってしまえば一言で終わってしまいますが、とてつもなく凄いことなのです。

 

何故、AppleやGoogle、Amazonは強いのでしょうか?

それは、どこの会社も圧倒的ナンバーワンで、プラットホームを握っているからです。

Appleは、iPhone、iPad、Mac Bookはもちろん凄いですが、購入後の音楽や映像の管理や購入、アプリの購入などは全てAppleのプラットホームであるiTunesやApp Store上で行われることになります。

意識せずに、人々はAppleのプラットホーム上で様々なものを購入するのです。これがAndroidとの違いの1つでもあります。

Googleは、検索エンジンの代名詞ともなりました。

そして、ネット上で広告を出したければ、Googleアドセンスを使うことが世界の常識となりつつあります。

Amazonは、ネット通販といえばAmazonを誰もが使用します。

これらの会社は、みんなプラットホームをもっているのです。

 

携帯電話もそうです。

日本の携帯電話産業は、docomo、au、ソフトバンクがほぼ三分しています。

この勢力図は徐々にかわりつつありますが、まだまだ続きそうです。

後から参入したソフトバンクが他の二社とほぼ互角に戦っているのは、孫社長の力量に他ならないと感じます。

孫社長の戦略は本当に凄いと感じます。

 

こういった話を聞くとプラットホームって凄いなと感じますよね。

この瞬間でも、部屋の電気がついていれば、電気会社の利益になり、トイレにいったり手を洗ったりすれば水道代を支払わなければいけません。

もし、まだ携帯電話がない国に携帯電話を広めるチャンスがあるといわれたら、将来の自分がプラットホームを得られると考えたら誰もが挑戦したいと感じると思います。

 

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『流』

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では、このプラットホームを作るためには、どうすればいいかということが問題になります。

孫社長は、次に『流』という漢字から連想するものを聞いています。

 

「時代の流れ」、流れに逆らっちゃいけない。

ということが答えのようです。

 

これは、このブログでも何どもお話させていただいていますね。

やはり、時代の流れ、トレンドを知るということは、非常に大事なことです。

 

 

今から、電力業界でプラットホームを作りたい!と思っても到底無理な話でしょう。

もちろん大企業が電力自由化される際に参入することは可能ですし、ソフトバンクもグループ会社が電力産業に参入しています。

しかし、これを私たち個人が参入するというのは、無理があります。

 

いま既に大手の企業がプラットホームを握っている業界で、私たち個人が戦うことは不可能でしょう。

しかし、孫社長のように、これから10年、20年、30年先の王道を狙っていけば、自分のプラットホームを獲得することはだれにでも可能だと思います。

孫社長のいうように今からトレンドを学び、準備をやり始めか、10年、20年経って友達がプラットホームを所有するのを見て羨ましがってあの時始めればよかったと後悔するかのどっちかだと思います。

人生には、羨ましがる側と羨ましがられる側がいます。羨ましがる側にいたいという人はいないと思いますが、みんな小さな努力が出来ないからずっと羨ましがる側にいるだけだと思います。

 

ノマドになるということもプラットホームになることに近いかもしれません。

ノマドワーカーとして働いている人は、みんなその人にしか出来ない仕事をやることで、誰かのプラットホームになっていくのです。

ノマドワーカーとして有名な、本田直之さんや高城剛さんは、彼らにしか出来ない仕事があり、彼らを必要としている人たちが世界中にいます。

こういうと、ノマドになるのって難しいのかなって思うかもしれませんが、あなたにもあなたにしか出来ないことがあり、それが必ずビジネスになるります。

本田直之さんは、『ノマドライフは誰にでも手に入れることが出来る』と言っています。

 

東京アキバ読書会でも、このプラットホームについて考えていきたいと思います。

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