本日は、未来に関する予報を7つ、お話します。
予言じゃなくて、予報ですよ。
皆さんは、天気予報を信じますか?
占いを信じますかと聞けば、信じないという人もたくさんいると思います。
しかし、天気予報は占いとは違い、ほとんどの人が信じます。
天気予報は、はずれることもあるけれど、ほぼ確実に訪れる未来だからみんな信じるのではないでしょうか。
では、なぜ天気予報を信じるのでしょうか?
- 傘などの雨具が必要か確認する
- 厚着にするか薄着にするかなど服装を考える
- 遊びに行く場所を決める(屋内か屋外かなど)
- 天気が悪い場合は早めに行動しなければ、予定に間に合わないかもしれない
などの理由から、天気予報を見るはずです。
あえて天気予報を見なかったとしても、雲行きを見て、傘を持っていこうかどうか考えたりすることもあると思います。
つまり、天気予報を見て私たちは取るべき行動を決めているのです。
言い換えると、今日どのような行動をすればいいかを判断するために天気予報を見るのです。
ということは、私たちがこれから未来に向かっていくための行動は、未来予報を見て決めるべきではないでしょうか?
仕事や働き方の選び方や、時間、お金の使い方などは、これから未来がどうなっていくかによって、変化させていかなければなりません。
天気予報を見ないで、毎回毎回コンビニでビニール傘を買うよりも、天気予報を見て傘を予め持っているほうが賢いですよね?
未来予報を見て、今から仕事、時間やお金の使い方を変えていく方が賢いですよね?
今日は、そんな未来を予報した本をご紹介。
これからの時代を生き抜くために、20代のうちに読んでおきたい本です。
高校生向けに話した講演会の内容を本にしてあるので、非常にわかりやすく、ビジネス書を今まで読んだことがないという人にも読みやすい内容になっています。
なので、トレンドや経済のことを学んだほうがいいのはわかるけど、難しいことはよくわからないという人にもオススメです。
成功のための未来予報|神田昌典
ご紹介する本は、神田昌典さんの『成功のための未来予報』です。
非常にわかりやすく、時代のトレンドについて、網羅的に書かれているので、20代のうちに読みたい本の一冊だと思います。
この本は、栃木県立宇都宮白楊高等学校で全校生徒900名向けに行われた「未来創造推進事業講演会<宇都宮白楊生の10年後と、世界のゆくえ>」という講演の内容をまとめたものです。
高校生向けに話した内容なので、非常にわかりやすく、トレンドの本を読んだことがないという人にもオススメです!
神田 昌典氏が考える、10年後の未来を語っており、今から10年後に向けて準備をしていく必要があることを本当に実感します。
『2022――これから10年、活躍できる人の条件』の続編にあたる本にもなります。
続編ではありますが、どちらから読んでも大丈夫なので、お好きなほうからお読みください。
どちらからでも大丈夫ですが、これからも日本で生活したいと思う方は両方読むことをおすすめします。
第1の未来予報 お金がなくなる
第2の未来予報 会社がなくなる
第3の未来予報 病気がなくなる
第4の未来予報 国境がなくなる
第5の未来予報 学校がなくなる
第6の未来予報 貧困がなくなる
第7の未来予報 制約がなくなる
本書では、この7つについて、神田氏の予報が書かれています。
タイトルだけをみると、突拍子もないことに思えるかもしれませんが、 神田氏が現在にある「未来の種」を提示し、7つの予報が実現する可能性を本書には書れています。
もちろん10年後に振り返ってみて、実際に起こったことと起こらなかったことに分かれるでしょう。
しかし、今の世の中にこの7つの予報が起こりうる「未来の種」があらゆるところにあります。
つまり、全てがかなり高い確率で起こりうる可能性があるのです。
その予報を知っているか知っていないかで、私たちは、多くのことを準備できるようになるでしょう。
今の世界は、非連続性の時代に突入していて、これからの未来は現状の延長線上にはありません。
いきなりもの凄い変化が起きることも珍しくありません。
例えば、あなたは10年前にiPhoneが出ることが予想できましたか?
10年前の2004年はdocomoのFOMAの契約数が800万契約以上を獲得し、誰もがi-modeやauのezwebを使っていました。
i-modeやezwebはどうなったのでしょうか。
これだけ時代がめまぐるしく変化する今の時代、未来を考えていないのは致命傷になりかねません。
未来を知り、備えていくことが必要不可欠です。
著者の神田氏は次のようにいっています。
今一番やってはいけないこと。それは、現状の延長で未来に進むこと。
未来を知り、未来に進む準備を始めましょう。
お金がなくなる!?
お金がなくなるといわれて、実感が沸く人も多いと思いますし、全くそんなこと想像できないという人もいると思います。
しかし、お金がなくなる日は近いのではないかなと感じます。
お金とは何でしょうか?
「野菜を作るの人」と「クツを作る人」がいたとします。
最初は、それぞれ野菜とクツを交換していましたが、クツは何個もいりませんし、野菜は長期間保存することは出来ません。
そのために開発されたものがお金です。
お金は、物々交換の代わりに作られたものです。
モノやサービスのお礼として、対価として渡すものがお金なのです。
皆さんは、「Socueus(ソキュアス)」というSNSをご存知でしょうか?
ありとあらゆるものが物々交換で手に入れる事が出来るというサービスです。
このサービスの中では、現金は使われず「Nets」という仮想交換通貨が使われています。
また、皆さんもTポイントカードでTポイントを貯めたり、楽天ポイントを貯めたり、近くの薬局やスーパーのポイントを貯めて、それを現金代わりに使うこともあると思います。
ポイントというものは、お金の変わりになりうることを、皆さんは既に実感しているのではないでしょうか?
少し前にBitcoinという仮想通貨が話題になりました。
取引所の破産などがあり、まだまだ実用的ではないですが、国として通貨の変わりになりうると法的に認めている国もあります。
しかし、目に見えないオンライン上のデータが、お金の換わりになりうる可能性を世界中の人が実感したものでもあり、いまだにその可能性を世界中で注目されています。
会社がなくなる!?
会社がなくなるといわれて、そんなことないよ!って思う人も多いと思います。
しかし、時代は変わっています。
現在、アメリカ国民の3分の1は、フリーエージェント(日本でいうところのノマド、フリーランス)として、働いています。
つまり、会社から雇われる必要性がないし、会社は必要ないのです。
そして、この流れは、日本にも訪れつつあります。
何故なら、アメリカでこれほどノマドが多くなった原因と同じことが今の日本の現状に当てはまるのです。
日本もこれから雇われずに働く人がどんどん増えていくことでしょう。
まとめ
本当でしたら、7つ全て紹介したいところではあるのですが、続きは本で読んでいただけたらと思います。
未来が予報されているのに、それを知らずに過ごしているのは、天気予報が明日は嵐になると予報しているのに何も考えずに出かけるのと同じくらい愚かなことだと思います。
未来を知るから、これから私たちが取るべき行動が分かってくるのではないでしょうか?
非常に読みやすく、面白いので、一気に読めてしまうと思います。
20代のうちに是非読んでおきたい本で、非常にオススメの本です。
また、毎週秋葉原駅・岩本町駅周辺のカフェで開催中の20代限定の学び場 東京アキバ読書会でもこういったトレンドの話などを多く取り上げています。
本を読むのは少し苦手だなという人も、是非東京アキバ読書会に来てみてください。他の人の紹介を聞くだけで、あなたも本を読んだのと同じ知識を手軽に得ることができるのです。
カフェ会に始めて参加するという人や、トレンドとか経済のこと全く知らないという人でも、安心して参加できるような会の運営を心がけています。
10年後、未来予報の通りの未来がきていたらどうしますか?
いまから準備すれば、十分に間に合うと思います。
10年後に、こんなはずじゃなかった。。。とか、なにか準備しておけばよかった。。。と後悔しないことを願っています。