誰もが多くの収入を得たいと考えるはずです。
同じ仕事内容であれば、少しでも収入が多くなることを願うと思います。会社に入社した時は、出世したいとか、たくさん稼ぎたいという気持ちで働き始めることだと思います。
女性の方でしたら、ばりばり稼ぐキャリアウーマンになりたいという人もいれば、結婚して寿退社したいと考える人もいると思います。結婚して寿退社したいと考える人も、結婚するなら収入の高い男性と考えるのではないでしょうか。
方法はどうであれ、多くの収入を得たいとほとんどの人が考えているはずです。
一生涯で稼げる金額をなるべく高くするにはどうすれば良いのでしょうか?
ニューヨーク連邦準備銀行が1978年から2010年までの間に約2億人分の収入データを徹底的に調べ上げ、驚くべき研究結果を発表しました。
収入規模と成長率の関係
ニューヨーク連邦準備銀行のエコノミスト、Fatih Guvenen氏らが発表した研究です。なんと約2億人分もの収入データを研究し、収入の多さとその成長率の関係についてある事実を見つけ出しました。
まず、その報告の中にある一つのグラフが以下のグラフです。横軸が収入の多さになり、右に行けば行くほど、収入は多くなります。縦軸が成長率です。
このグラフからわかることは、
収入が多い人ほど成長率も高い
ということです。能力、才能、センスや運ではなく、重要なのは成長率だったのです。元々稼ぐ能力があった人が収入が高いわけではなく、成長することで稼げるような人間になったということです。今は能力や才能がなくても、これから成長していけばいいのです。
平均的な収入を得ていた層の人たちは、25歳~55歳までの間での収入の増加率は38%でした。しかし、グラフの右端の上位5%の人たちの増加率は230%、更にトップ1%の人たちは1450%の収入の増加率になっています。つまり、2倍成長したからといって2倍の収入になるわけではなく、成長すればするほど収入はそれ以上に増え、平均収入の何十倍、何百倍、何千倍の収入に増えてしまうということです。
20代に成長した人がとてつもない収入を手にする
年代別に成長率を色分けしたグラフが、次のグラフになります。「0」の線上にある黒い点線は、成長率が0%のラインであり、このラインより下は収入が減少していることを示しています。
このグラフからわかるのは、
25歳から35歳までの年代が最も成長に影響を及ぼす
ということです。
この研究から大きく分けて二つのことが判明しました。
- 成長率が高い人が収入が指数関数的に増えていく。
- 成長率が高いのは25歳~35歳。
つまり、25歳~35歳のうちに、成長に繋がることを行っていれば、生涯の収入が爆発的に変わるということです。
成長にもっとも影響を与えるものは環境であることもわかっています。20代のうちにどれだけ成長する環境にいることが出来るかということが重要であるということです。
今がよければそれでいいと考え20代で遊びまくるというのも、間違いではないと思いますが、不安は残ると思います。しかし、未来のために今日があるという考えを持ち、未来を楽しむために20代は学ぶという考えも正しいと思います。どちらを選ぶかは皆さん次第です。
東京アキバ読書会には、20代は成長のために学び、自分らしい人生を過ごしたいという前向きな20代が集まる東京最大級の読書会です。毎週秋葉原駅・岩本町駅周辺で、大好評開催しています。