グーグルCEO ラリー・ペイジの未来予想
グーグルCEOのラリー・ペイジが、これからの仕事について語っています。
グーグルを創業し、世界中の仕事のあり方を変えたうちの一人である、ラリー・ペイジの予想は非常に参考になります。
彼の言うことを無視して、自分の仕事は大丈夫というのは、相当危ない考えだと思います。
ラリー・ペイジはインタビューの中で必ず起こると断言していることがあります。
それは、
人工知能の急激な発達によって、今現在日常的に行われている仕事のほとんどをロボットが行うようになり、近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をしているだろう
ラリー・ペイジ|FT interview with Google co-founder and CEO Larry Page
ということです。
非常に危機感を持たされる発言です。
しかし、世界の時代の流れを読み取ってきたラリー・ペイジが10人中9人が違う仕事に就くと考えているならば、私たちも準備しておいて損はないはずです。
むしろ、何もしないで、ただ今と同じ日常を過ごしていくことのほうがとてもリスクであると感じます。
また、マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツは別のインタビューの中で次のように述べていました。
テクノロジーが発展すればするほど、人が物理的に行う仕事は無くなっていくだろう。
オックスフォード大学の調べでは、20年以内に現在人間が行っている47%の仕事が機械によって代行される。
来るべき未来を意識するように。
ビル・ゲイツ
とのことです。
ビル・ゲイツもラリー・ペイジ同様多くの仕事が機械によって行われるようになると、そしてその確実に来る未来をしっかり意識するよう警告しています。
こうした未来は、私たちが受け止めようが受け止めなかろうが確実に来るといっています。
私たちは、こうしたことをいってくれている意見を無視すべきでしょうか?
答えは、もちろん「NO」ですよね。
コンピューターが数多くの仕事をするようになる。
これは私たちが 『仕事をする』 という考えを大きく変えることになるだろう。
あなたはこんな現実は嫌だと思うかもしれないけど、これは必ず起こることなんだ。
ラリー・ペイジ
ITが嫌いな人は、機械に自分の仕事を奪われることを恐れ、新しい技術革新などは起きないほうがいいと思っています。
しかし、全員がそのように思ったら、世界の経済の成長はとまり世界中が大混乱になるでしょう。
新しいものを生み出し、世の中が便利になっていくから、経済が成長していくのです。
機械化が進むことで、仕事を失う人は出てきてしまうことは確実ですが、その分今まで人間がしていた仕事をコンピュータがするようになったら、その分人間はまた新たな仕事を生み出すことが、できるようになります。
気がついたときに仕事を、コンピュータに奪われ困り果てるのではなく、今から未来に備えましょう。
2025年の働き方の未来図を示し、世界的ベストセラーとなった書籍『ワーク・シフト』の著者で、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンさんは著書の中で次のように言っています。
「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待ち受けています。
リンダ・グラットン