皆さんは、チョウザメを知っていますか?
チョウザメは、名前の通り、サメの一種なのですが、成魚になると、2~3メートル程の巨大なサメに成長します。
しかし、このチョウザメを小さな水槽で育てるとどうなるでしょうか?
なんと、30cmくらいほどの成魚になってしまうとのことです。
このチョウザメの成長を再開させる方法があります。
それは、このチョウザメを普通のチョウザメのいる海に戻すと、成魚になったチョウザメもまた普通のチョウザメのように大きくなるとのことです。
もしあなたがダントツNo.1だったら?
では、もしあなたが魚だとして、周りの魚はの中で自分が一番大きな魚で恐いものなしだったらどうでしょうか?
きっと、チョウザメの時同様、それ以上大きくならないでしょう。
多くの餌を取るのは、大変なことですし、周りの魚に自分が襲われることもありません。
でも、その魚を更に大きな魚のいる水槽に移したら、再び大きくなり始めるでしょう。
これは、努力で成長しているのではないのです。
このままでいいと反応しているのも、大きくならなければと体が反応しているのも、全て本能なのです。
小象の話
皆さんはサーカスで象を見たことがあるでしょうか?
人間のいうことを聞き、芸をする優秀な象です。
あの象たちは、小さな時からサーカスで飼育されています。
小さな時に逃げ出さないように、足枷をはめられ、杭に繋がれています。
逃げようとしても逃げられない中でずっと飼育されているのです。
しかし、小さかった象もご存知のように、大きくなれば人間よりも何倍も大きな象になります。
大人になった象は、まだ杭に繋がれています。
子供のころには、抜けなかった杭も大人の象なら簡単に引き抜いて、逃げることが出来ます。
しかし、象は永遠に逃げません。
小さなころから、杭に繋がれている環境で育った小象は、大人になっても逃げないのです。
本能にまで、小象の時の杭が影響を与えてしまったのです。
私たちも、環境に影響を受け続けている!ソーシャルプレッシャーを受けられる環境へ
私たち人間も、チョウザメや小象のように環境に大きな影響を受け続けています。
人を成長させるのも環境ですし、人の成長を止めるのも環境です。
自分を取り囲む環境が小さければ大きくは絶対になれないのです。
自分が成長出来る環境を、選ぶ努力が必要です。
知らず知らずのうちに、学び、成長し、本能にまで影響を与えてくれる環境を探しましょう。
きっと、今まで意識をしていなかっただけで、そういった環境を探せば、見えてくるはずです。
日本を代表するマーケターの神田 昌典 氏は著書の中で次のように言っています。
読書会のメリットとして、「ソーシャルプレッシャー」を受けられるということが挙げられる。ソーシャルプレッシャーとは、「この人ができるなら、自分もできるかもしれない」「みんな変わっているのだから、自分も変わらなければいけないのでは」など自らの行動を変容させるきっかけになる、他人からの影響のこと。
そのソーシャルプレッシャーを最も強く受けるのは、意識が高い人がいる場に自分の身を置いたとき、読書会はまさに、意識の高い人と直接話し合える場だ。
神田 昌典│バカになるほど、本を読め! P.102,103
東京の秋葉原駅・岩本町駅周辺のカフェで、毎週開催している東京アキバ読書会も、皆さんにとってそんな刺激的な環境になることを目標に開催しています。
20代のうちに、小さな環境で自分を押し殺すか、大きな環境で自然に成長していくかを選択するのはあなた自身です!
週末に少しだけ早起きして、朝活してみてもいいのではないでしょうか?
20代、30代の若手社会人の学び場である 東京アキバ読書会でお待ちしております。