テクノロジーが発達して、多くの仕事をロボットが行うようになりました。
Googleの開発している自動操縦の車が一般化すれば、バスの運転手もタクシーの運転手も必要なくなってしまいます。
コンピューターが数多くの仕事をするようになる。これは私たちが “仕事をする” という考えを大きく変えることになるだろう。あなたはこんな現実は嫌だと思うかもしれないけど、これは必ず起こることなんだ。
人工知能の急激な発達によって、今現在日常的に行われている仕事のほどんどをロボットが行うようになり、近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をしているだろう。
ラリー・ペイジ Google CEO
今存在している仕事のうち、90%はロボットが代替可能であるということです。
そんな機械がいろいろな仕事をするなんて、まだまだ先の話だろうと考える方もいるかもしれません。
数年前までは多くの専門家が、『ロボットがブルーカラーの仕事を奪うだろう』と予測していました。しかし、それは間違いだったに多くの人が気が付いていることでしょう。ロボットは、確実に『ホワイトカラーの人の仕事』までも脅かしています。
デューク大学の研究結果は、日本のみならず世界中に衝撃を与えたので、ご存知の人も多いと思います。
2011年に入学した小学生の65%は、大学卒業時に今はまだ存在していない職業に就くでしょう
デューク大学教授 キャシー・デビッドソン氏
つまり、2025年頃には、今ある職業の65%は新しく仕事に就く人がいない、もしくはなくなっている仕事になるのです。
そう考えると、自分の仕事は大丈夫という能天気なことを、誰も思うことは出来ないはずです。あなたの仕事も例外ではありません。
あなたの仕事がロボットに奪われる!?
今回は、既にロボットが行うようになっている、驚くべき仕事をご紹介します。誰もが、人間がやるのが当たり前だと思っている仕事が、一瞬にしてロボットが行う仕事になる時代がもう来ているのです。
俳優
イギリスのEngineered Arts社が開発したロボセスピアンは、多言語に対応したロボットです。タブレット端末によって操作ができ、アイコンタクトを取ることができます。人の気分や年齢を推測したり、歌に入ったり、ジョークを飛ばしたりすることもできるといいます。
まもなく、歩くことや、ジャンプしたりすることも出来るようになるといいます。
加えて、ステージにて話すパフォーマンスをしたりもします。博物館や科学館などの公共施設でのガイドツアーも行うようになるといいます。
麻酔科医
非常に高収入で知られる麻酔科医は、長年賃金抑制の標的とされてきました。その長年高給取りの代表格であった、麻酔科医が未来が危ぶまれています。
それは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したロボットであるセダシスというロボットです。
麻酔科医が、検査に関与すると通常、費用に600ドルから2000ドルが上乗せされるといいます。しかし、このセダシスが導入されると、一回当たりの検査費用はたった150ドルになるといいます。一回数ドルほどの鎮静剤など以外の費用がたった150ドルになるのです。
ホテルマン
カリフォルニア州にあるアロフトホテルでは、新しい従業員を招き入れました。彼らのおかげで顧客サービスが強化されています。
名前は、Botlr。Butler(執事)とRobotを組み合わせた名前のロボットです。
シリコンバレーにあるスタートアップであるSaviokeによって開発されました。
Botlrの仕事は、宿泊客から「タオルを持ってきてほしい」などといったリクエスト受け、依頼されたものを部屋までを届けること。
従業員が、Botlrの上部ポケットに依頼されたものを入れて、Botlrが自動で動いて客室まで移動するのです。Botlrは自分でエレベーターに乗ることができ、他の宿泊客とぶつかることなく、部屋までたどり着くことができます。用事が終わった後は、自分で充電スタンドまで戻っていきます。
シェフ
今、ロボットは、外食産業に革命を起こしています。
Foxbotと呼ばれる麺スライスロボットを、Dazzling Noodlesという名前の中国北部の山西省のオープンキッチンのチェーン展開するレストランで見ることが出来ます。
完璧なカットされた麺をつくるだけでなく、どの人間よりも早く麺をカットすることができ、自分自身を綺麗に清掃までします。もちろん、人を単純作業の麺を切るという作業を黙々とやり続けることができます。
他にもロボットのシェフがすでに活躍しています。20個のモーター、 24個の関節、129個のセンサーで作られたシェフロボットは、カニのビスクを作る事が出来ます。Moley Roboticsによって開発された、このロボットは、複雑な料理も30分で作ることができ、プレートプレート料理などまで作成可能だとといいます。
受付
記者
AP通信社は、2014年6月以降、各四半期においてアメリカ企業の決算に関する記事を3000記事以上を、ロボットによって作成しています。各企業の決算記事を、自動生成することによって、作成できる記事数が圧倒的に増加するといいます。
また、ロボットによって作成された記事は、人間が執筆した記事に比べ、大幅にミスが少ないといいます。
AP通信社以外でも同様の試みは行われており、LAタイムズでは、記者が地震の揺れで目覚め、慌ててパソコンを立ち上げると、既に「地震発生」の記事が完成されていたといいます。
記者の大量解雇時代が訪れることを、多くの人が予想しています。
販売員
東芝が開発した、『地平アイこ』は、顔や両腕など43ヶ所を動かすことができ、人間のような素振りを見せるロボットです。地平は、地球平和の略だといいます。
2015年4月には、実験的に、日本橋三越本店にて2日間に渡って、受付係を務めました。
また、ネスレ社は、大ヒット商品のネスカフェをソフトバンクが開発したPepperが、店頭で販売することに決めました。今は、人間のスタッフがついていますが、将来的には、家電量販店に販売員は配置せず、すべてPepperが販売するようにするとのことです。
家電量販店やその他の小売店から、人間の販売員が消える日も近いかもしれません。
警備員
ALSOKは、『ガードロボ』と呼ばれる警備ロボットを開発しています。
バーミンガム大学では、『ボブ』と呼ばれる警備ロボットを導入しています。ボブは、3DセンサーとHDカメラを駆使しながら校内をパトロールします。
兵士
2000年以降、アメリカ軍では『タロン』と呼ばれる爆発物処理ロボットが大活躍しています。
ロボット兵士の開発やテストが繰り返し行われ、最近では30年以内に、実際の兵士のうちの4分の1はロボットに置き換わるといわれています。
まとめ
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