インフルエンサーという新たな職業を誰もが認める時代になり、自分もインフルエンサーとして働けたら楽しそうと思う人も少なくないと思います。
少し前に小学生のなりたい職業ランキングの上位にYouTuberがランクインしたことが話題になりましたが、若い女性の中ではインフルエンサーへの憧れが強いのではないでしょうか。
元HKT48のゆうこすこと、菅本裕子(すがもと ゆうこ)さんは、「SNSアドバイザー」にも任命され、今や多くの女性が憧れる日本を代表するインフルエンサーのお一人です。
2016年から自分のやりたいことを失敗と成功を繰り返しながらSNSで一人で発信し続け、2019年2月現在、SNSの総フォロワー数は150万人を超えました。そして、元アイドルですがフォロワーの約8割が女性です。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る|ゆうこす
ゆうこすさんの『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』は、次のような方にオススメです。
- SNSを普段使っている方
- ゆうこすさんのSNSを見るのが好きな方
- SNSを通じて仕事をしていきたい方
- インフルエンサーに憧れる方
- SNSで夢を叶えたい方
日頃からSNSに触れる機会が多い現代の全ての人にお読みいただきたい一冊です。
普段なんとなく投稿しているSNSが、何気ない毎日をメイクアップし、新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
自分で言うのもなんですが、お金もコネもない 20代前半の女の子がSNSだけで、同世代の女の子から起業家、企業のマーケティング担当者にいたるまで様々な人から応援して頂けているって、とても夢のある話だと思います。書いていて、波乱万丈な人生すぎてずっと笑っていました(笑)。
この本を手に取って下さった方が、読んだ後に「ゆうこすがやってるんだから、自分にもできるかもしれない!」と、一歩を踏み出すきっかけになれたらと思っています。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
本書では、具体的にインスタグラムなどの使い方、タグの使い方、フォロワーの増やし方などのノウハウから、どのようにコアなファンを増やし、仕事に繋げていくかまで事細かに書かれています。
そして、テクニックだけではなく、ゆうこすさん自身がどのような想いでSNSを投稿しているかという、心の奥底にあるものを知ることができます。
SNSの自分作り
SNS、インフルエンサーと聞くと、多くの人が「どうしたらフォロワーが増えるのか?」と言うことを考えてしまいがちだと思います。
しかし、ゆうこすさんは、フォロワーを増やすテクニックはあるが、ノウハウを真似るだけではダメだと言います。
自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことがどんなテクニックよりも、一番大事なのです。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
ゆうこすさん自身、「料理アイドル」という肩書きで活動をした時期もあったと言いますが、全く成果が上がらず仕事も来なかったと告白しています。
その原因として、2つの事をあげています。
「料理アイドル」としては、まったく稼ぐことができなかった敗因は、「ビジョンが描けていなかったこと」だと思います。
(中略)
さらに成功できなかった理由は、もう一つあります。
それは、私が心からワクワクできるテーマを選べていなかったことです。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
SNSは、発信する人の熱量がそのままフォロワーに伝わってしまうため、大切なことは、自分がワクワク出来て、寝食を忘れて熱中出来るようなテーマを見つけることだということを大前提に考えなければいけないようです。
漫画のようにセルフプロディース
SNSのアカウントを持ち、投稿をしていると、フォロワーの人たちは自分の投稿の全てを見てくれているような感覚に陥ることもあると思います。
しかし、ゆうこすさんは、次のように言っています。
自分のことって、自分が想像している100倍くらい、実は相手に伝わっていない。
このことを理解しておかないと、SNSの世界では戦っていけないと思っています。
発信しているのは自分なので、相手も全部見てくれている気になってしまう。
けれど、相手は自分の投稿全てを追っているわけではない。自分が思ってる以上にしっかりと自分のことを伝えないといけないと思います。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
一つひとつの投稿に丁寧に思いを乗せていかなければ、自分のメッセージはフォロワーの方々には届いていかないようです。
大切なことは、一回だけではなく、いろいろな場面で言葉にして届けていくことで、よりフォロワーの人たちに伝わっていくのかもしれません。
SNSをやる上で、自分をどのようにセルフブランディングしていこうかと考えると思いますが、ゆうこすさんは次の3つのことを意識して設定していると言います。
私はSNSの自分をブランディングする際、
❶ どんな主人公なのか
❷ どんなストーリーなのか
❸ どんな人に見てほしいのか
と、まるで漫画の設定のように考えています。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
1 あなたはどんな主人公?
自分という主人公を考えていくに当たって、自分自身はどんな人やどんなアカウントをフォローしたり、応援しているのかを考えてみるのも重要のように思います。
自分すらも見たくないようなアカウントを作ったところで、他の人が見てくれるはずがありません。
夢や願望だけを投稿するようなアカウントでは、誰も見向きもしてくれないことは、明らかです。
では、夢や願望だけでなく、何をプラスして発信すると〝共感〟 を生めるのか。
それは、〝理由〟 や〝想い〟 だと思います。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
理由や想いも、とにかく深く自分と向き合い「何で?何で?」と何度も何度も問いかけて、自分の心の奥深くまで辿っていくことが重要だと思います。
パッと思いついたようなものを並べたところで、誰も応援してくれません。
2 どんなストーリーにする?
ワクワクしながら見てくれる為にも、ストーリーの設定が重要だと言います。
ストーリーと聞くと、初めから考えて、最後にエンディングを考えていくことをイメージしたり、自分には漫画や小説のようなストーリーなんて考えられないと感じてします人もいるかも知れません。
しかし、ストーリーを設定することで、自分の中で計画性を持って発信していくことができる為、後から振り返るって反省することがしやすいと言います。
大切なことは、最初にエンディングを設定することです。
主人公が夢を叶えたようなエンディングを先に設定し、そこから今何をすべきかというところへ逆算していくべきだと言います。
最終回が決まったら、今度はどうすればそのラストを迎えられるかを考えます。
夢を叶える方法を考えるというと、難しく捉えがちですが、ゴールから逆算すればやるべき行動がはっきりします。
「夢」を分解することで、その夢を叶えるために必要な「目標」を細かく設定することができるのです。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
3 どんな人に見てもらう?
主人公、ストーリーが決まったら、最後に設定するのが、見てもらう人、つまりペルソナです。
メッセージが届いて欲しい相手の顔を想像して思い浮かべながら、相手の気持ちを考えながら投稿をしていくと、共感を生みやすいそうです。
設定したターゲットが決まったら、そのターゲットの人たちがどんなものに興味があるのかをリサーチし続けることです。
自分のターゲットの層は、どんなブランドが好きで、どんなインスタグラムを見ていて、どんな有名人が好きなのかなどを調べていくと、次第に流行のようなものが見えてきます。
少し年代がズレるだけで価値観が大きく異なることもあるので、しっかりと情報をリサーチし、時代に乗り遅れないようアップデートし続けていく必要があります。
写真の加工方法や、美容アイテム、人気の食べ物などを知っておくことでアンテナも張りやすくなります。「届けたい層が何を考えているかよくわからない」というお悩みがある方は、とにかく色んなアカウントを見まくることをオススメします。
SNSはその時々の独自の流行があるので、 発信する上でも時流にあわせてアップデートしていかないと、いつの間にか古臭い雰囲気のアカウントになってしまいます。
ゆうこす|共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
まとめ
世界中で数十億人が使用しているSNSは、ある意味で一つの国以上の人数が同じプラットフォーム上に暮らす世界最大の国とも言えるかも知れません。
誰もが生活の一部に手軽に利用できる一方、何の取り柄もなかった女の子がSNSというプラットフォームを使い、人生を大きく好転させるようなことも珍しくなくなりました。
後半では、誰もがフォロワー0人から始まりますが、それをどのように増やしていき、どのようにインフルエンサーへ近づいていくかということについてもわかりやすく触れられています。
SNSに普段触れている方に、是非お手に取っていただきたい1冊ですし、本書を読んでSNSへのイメージが一変したという人が生まれてきたら、嬉しく思います。
SNSで毎月の通信料にお困りの方は、SNS使い放題のLINEモバイルがオススメです。
インスタグラムなど主要なSNSのデータ通信量がカウントされません。
データ通信量がかさみがちな、インスタライブもカウントされない為、外出中にお気に入りのインフルエンサーのインスタライブをデータ通信量を気にせず、見ることが可能です。