誰もがTraveLifeが出来る時代~本田直之・四角大輔トークショー @Apple Store 表参道 2015年11月3日

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誰もがTraveLifeが出来る時代~本田直之・四角大輔トークショー @Apple Store 表参道 2015年11月3日イベント・講演会・セミナー
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2015年11月3日、Apple Store 表参道で開催された本田直之さんと四角大輔さんのトークライブ、その名も「TraveLife」。

本田直之さんの著書『TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと』と同タイトルのトークライブでしたが、本田さんと四角さんのTraveLifeを実感できる1時間の内容でした。

本田直之さんと言えば、『レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』といった著書が非常に有名ですが、1年の半分をハワイで好きなサーフィンをし、残りの半分を日本を含めた世界中好きなところで旅をしながら仕事をしています。世界中の好きな所で仕事や生活をするノマドライフ、ハワイと日本のデュアルライフ、そして旅をしながら生活するTraveLifeを実現しています。

四角大輔さんは元大手レコード会社のプロデューサーであり7回のミリオンセラー、20回のオリコン1位、合計2000万枚以上の販売を記録。絢香、Superfly、CHEMISTRY、平井堅など超一流アーティストをプロデュースし続け大活躍するも、会社を退職。今はノマドライフを実現され、今や1年の半分をニュージーランドの湖畔で自給自足の生活をするデュアルライフ、そして世界中を旅しながら仕事をするTraveLifeを手に入れています。著書に『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』などがあります。

熱狂的なApple信者という2人がApple製品と、世の中のテクノロジーの進化、そしてTraveLifeをテーマに語り合いました。

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テクノロジーが旅を豊かにしてくれた

お二人に共通していることは、世の中のテクノロジーの進化が、旅を豊かにしてくれおり、TraveLifeを実現することが容易になったということ。

本田さんはその生活を記した『TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと』を発売しています。

お二人は旅をしながら生きていると言います。

本田さんは、2007年からハワイと日本のデュアルライフスタートし、四角さんは2010年からニュージーランドと日本のデュアルライフをスタートしたと言います。

本田さんは最初はハワイと日本の半々生活でしたが、どんどん移動が加速し、今では1年のうちハワイ6ヶ月、日本3ヶ月、ヨーロッパ2ヶ月、残りの1ヶ月はニュージーランドなどで過ごしていると言います。四角さんは、本田さんの2、3年後を追いかけているような感じと語りました。

 

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TraveLifeには、計画が必要

本田さんは、非常に綿密な計画を立てると語っており、もう既に来年の計画も立てたと語り、会場を驚かせました。

一方、四角さんは、なかなか計画を立てるのが苦手なようでしたが、本田さんから何度も計画の重要性を語られ、最近は計画を立てるようになったといいます。何故なら、プランニングをしっかりと行い、世界各国で行われるイベントや音楽フェスなどの催し物に合わせることで、旅のクオリティが格段に上がるからだそうです。本田さんと四角さんは海外で合流することもよくあると言っており、日本人の友達と海外で合流して遊ぶというのはなんとも羨ましい日々だと感じます。

本田さんの来年の計画では、1年のうち2ヶ月くらいは東京、その他の2ヶ月を日本の他の場所を訪れることを考えており、日本の中でもまだまだたくさん素敵な場所があると言います。毎年半分はハワイで過ごしていますが、そのハワイの比率を少し下げようかということも計画しているよう。

四角さんは、自身のニュージーランドの湖畔での自給自足の生活を森の生活と呼んでいますが、四角さんも半年間をニュージーランドで過ごす生活は譲れないと言います。30種類の野菜と7〜8種類の果物を、ご自身の畑で育ててるから、その期間は畑を離れられないからだと語りました。

 

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移動しながら仕事できるようになったのはテクノロジーの進化

誰もが羨む自由なライフスタイルを手に入れられた要因として、本田さん、四角さんが共通して感じていることは、『テクノロジーがなければ、なにもできなかった。』ということ。数年前までは、これほどまでに仕事がいろんなところで出来るようになる時代が来るとは思わなかったと言います。テクノロジーの進化と共に、旅をしてながら仕事するライフスタイルを手に入れたのです。

本田さんが、2005年、2010年、2015年の仕事の仕方の変化を語ってくれました。

 

2005年

ご自身の会社であるレバレッジコンサルティングを設立した翌年である2005年。

仕事の8割はデスクトップのパソコンで行っており、2割がノートパソコンで行っていたと言います。モバイル環境も今ほど整っておらず、通信速度は非常に遅く、常時繋げてるは不可能だったとそうです。WiFi端末使って、ノートパソコンで仕事をしようとしましたが、通信費が非常に高くて仕事にならず、結局オフィスで仕事をすることがほとんどたったといいます。

 

2010年

本田さんは、当時日本ではまだ発売されていなかった初代iPhoneを、2007年にアメリカで発売された直後購入し使い始めたといいます。初代iPhoneは、今では考えられないですが、コピペもできなかったと思い出を語っていましたが、それでもiPhoneをすごいと感じたといいます。
2010年頃に、iPhoneでコピペができるようになり、ちょうどその頃からデスクトップのパソコンを使わなくなったと言います。その頃から、MacBook Air使い始め、仕事の8割がMacBook Airになり、2割はiPhoneで仕事をするようになったと言います。

 

2015年

最近は、なんとMacBookを開けない日が出てきたそうで、iPhoneだけで仕事が出来る時代になってきたと言います。今では、仕事の全体の7割〜8割をiPhoneだけで行っているそうです。

MacBook Proは映像や原稿の確認のためになどに多少使用するとの事ですが、基本的には家で使うだけであり、一昔前のデスクトップの役割をMacBook Proが担っていると言います。

今は、MacBook Airではなく、MacBookをモバイル用、外用として使用しているとのこと。

こうした仕事の仕方の変遷を辿ってみると、テクノロジーの進化と本田さんの仕事のデバイスの変化の割合があっており、デスクトップの時は移動をしながら仕事をするなんて想像もできなかったといいます。

四角さんも、今ではiPhoneで仕事をする割合が増えてるおり、全体の6〜7割をiPhoneで行っているといいます。四角さんも、本田さん同様MacBook開かない日があると言います。

 

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斜陽産業でも、進化し続けるApple

四角さんは、12インチのMacBookは最強だと語りました。重量が1kgを切ってるのは、もちろんですが、何と言ってもキーボードが凄いと言います。今までのキーボードのテクノロジーと全く違うキーボードであり、12インチのMacBookは、13インチのMacBook Airに比べ、重さは軽く、画面は大きく、キーボード自体も大きくなっており、キータッチも今までのものとは全く違うと、12インチのMacBookの凄さを語りました。

パソコン業界全体を見ると、誰もがパソコンを持つ時代となり斜陽産業であることは否定できません。そんな時、大企業は、キーボードを進化させるといった細かなテクノロジーには普通投資を行わないと言います。

しかし、Appleはこんな時代でもキーボードを進化させるという姿勢に表れているように、とことん良いもの作りたいといった思いを感じると、四角さんは語りました。

 

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仕事は『クリエイティビティ』が命

四角さんは、今はMacBookをメインで使用しているといいますが、最近ではMacBookを開くことすら億劫に感じる時があると言います。気が重いとクリエイティビティは下がり、仕事に支障が出てしまうため、そういう時はiPhoneを使用するといいます。そして、今はどれだけパソコンを開くのを減らせるかということを意識して、仕事をしているといいます。

四角さんは、iPhone6sプラスとApple Watchの組み合わせは最高だと感じ、これからはiPhoneすらも使わずApple Watchを使い仕事する比率が上がってくると感じるといいます。

いかに自分のクリエイティビティが高い状態で仕事をするかということが重要です。

 

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テクノロジーをいかに効率的に使い倒すか

iPhoneやMacBook、その他パソコンなどのテクノロジーをいかに効率的に使うかが重要だと言います。

本田さんは、アメリカで初めてパソコンを使ったとき、最初やったことはタイピングの練習だったと語り、iPhoneを初めて購入した時も、仕事をしたり旅するためには文字の入力遅いのは致命的だと感じフリック入力を練習するためのゲームを1週間くらいやりまくってたと言います。フリック入力をやらないともったいないし、フリック入力が遅いとiPhoneを十分使いこなせないと言います。様々なデバイスを使う際も常に『自分のライフスタイルをより豊かに、ライフスタイルをよくするための工夫』が重要だと言います。

 

また、本田さんと四角さんは、共にユーザー辞書を非常に多用しているそう。本田さんは、ATOKを入れて登録しまくるそうです。

『あ』と入力したら『ありがとうございました。』とすぐに予測変換に表示されるといったちょっとしたことで、人生がより楽になるのです。

『じゅ』と入力すれば、日本の家の住所、日本のオスィス、ハワイのオフィスまで表示されるように登録しているようで、お二人はご自身のことを究極の面倒くさがりと語りました。

究極の面倒くさがりが、日々の生活をいかに楽に過ごすかを考える工夫に変わっているのです。人生で、『よろしくお願いします。』と 『ありがとうございます。』という言葉を何回使うかを考えれば、ユーザー辞書に登録するという一瞬がその後の人生の時間を大幅に短縮してくれることがわかります。今は、ユーザー辞書に登録するのも非常に楽になっており、文字を選択すればユーザー辞書に登録するというショートカットが表示され、そこで登録したものは同期した他のデバイスで表示され、iPhoneだけでなく、MacBookやiPadでも入力が格段に楽になります。

ちょっとしたことだけど、旅しながら仕事するのは、楽をしないと無理。

というのがお二人の考えのようです。

 

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テクノロジーの進化は物凄いスピードでやってきている

四角さんが、ニュージーランドに住みたいと思ったのは、学生の時。今は、45歳になられていますが、学生の時には、まさかこんなにテクノロジーが発達した世の中が来るとは思わなかったと言います。

当時は、移動しながら仕事するのは、著名な小説家かとんでもない金持ちくらいで10万人に1人くらいしかおらず、移動しながら仕事をしている人といえば大橋巨泉さんくらいしか思い浮かばなかったため、本田さんも四角さんもノマドライフに参考にしたのは大橋巨泉さんだと言います。

 

インターネットとデバイスの両方が進化したことで、誰もがでも移動しながら仕事ができるようになりましたが、それも誰もがやらない時代からテクノロジーの勉強やテクノロジーを使いこなすトレーニングをちまちまやり続けた結果だと語り、今の時代そうした準備やるかやらないかで、ライフスタイルがとてつもなく変わってくると言います。

お二方とも、iPhoneを初めて手に入れた当時はiPhoneを仕事で使いにくいと思ってる時から使っていたと言いますが、その根底にあったのは、『どうせテクノロジーは良くなるから。』といった考えだったと言います。練習や勉強と思って、実験のつもりでいろいろなことにチャレンジしてみることが重要です。

 

四角さんは、iPhone3Gが発売されるまで、シャープが当時発売していたザウルスを使っていたそうですが、iPhone3Gが発売されてすぐにiPhone3Gを購入したそうです。機能面で言えば、当時は圧倒的にザウルスのが便利だったそうですが、いろいろな場面で、iPhoneを使うように心掛けたと言います。その理由として、iPhone3Gに可能性を感じ、めんどくさくても使い続けようと信じたと言います。

ザウルスは、開いた瞬間にテンション下がってクリエイティビティ下がるように感じたそうですが、iPhoneはどこかクリエイティビティを感じ、当時はとても使いにくかったにもかかわらずiPhoneを使うことを選びました。結果、皆さんもご存知のように、ザウルスは時代の変化についていくことが出来ず淘汰され、iPhoneは世界中で愛されるデバイスとなりました。

 

本田さんは、人生は壮大な実験と語りました。本田さんは人生において、常に実験し続けてきたと言います。ノマドライフを実践したくても、当時の日本には参考になる人もいないし、それに関連する本もない。準備はしてきたけど、最後は自分自身で実践してやってみるしかないと感じ、自分の知らない世界に飛び込んだと言います。

本田さんは、デュアルライフやノマドライフを実現するために10年以上準備に費やしたと言いますが、テクノロジーが急激に進化した今の時代は10年も必要ないと考えれ、ノマドライフ、デュアルライフ、TraveLifeを実現できるかどうかは、全ていかにテクノロジーを取り入れ、実験するにかかっていると言います。今がサラリーマンだろうと1年の中で少しでも良いから今までとは、ちょっと違う生活をしてみることが全てのスタートだと言います。

本田さんや四角さんが、ノマドライフの実現のために準備していた時代は、通信コストも移動にかかかる費用も非常に高額でした。本田さんは、アメリカのアリゾナに留学していた際に日本のご家族との電話代が節約したにもかかわらず、10万円以上もしたと言いますが、今はLCCもあり、通信費も非常に安く、電話はLINEでもSkypeでもグーグルハングアウトでも何でも無料でできる時代となりました。
今までは、何かにチャレンジする際に、人生をかけて一か八かで挑戦しなければいけなかったのに対し、今は誰でも挑戦ができ、挑戦しないともったいない時代だといいます。

 

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これから10年後どうなるのか

2015年Apple Watchが発売されて、ウェアラブル端末を身に付けることが当たり前の時代が始まりました。Apple Watchにはまだまだ改善の余地はあるかもしれませんが、iPhoneが世の中に出てからまだたった8年しか経っていないことを考える、ここ数年のテクノロジーの進化は目を見張るものがあります。

本田さん、四角さんともに、Siriを舐めていたと感じるそうで、最近はSiriが非常に高性能で、めっちゃ使えると感じ始め、意識してSiriを使うようにしてるといいます。

このペースでSiriが進化を続けていけば、自分たちの工夫次第で、キーボードがいらない時代がもう目の前かもしれません。

『そういえば、歩きスマホとか問題になったよね?』と笑う世の中が来て、歩きスマホという単語も過去のものになるかも知れません。つまり、歩きながら話せば、原稿が書けて、メールが打てて、仕事になる時代も近いように感じるというのがお二人の実感のようです。

音声翻訳も物凄い進化を遂げており、中でもSkypeの逐次通訳の進化は非常にお二人も注目されてると言います。また読めない外国語の文字をカメラで写すと、画面上で翻訳されるというサービスも存在しており、語学力がなくても世界中で遊べて、世界中で仕事ができる時代が近いように感じます。

 

トークショーは、最後に本田さん、四角さんの師匠でもある、ロバート・ハリスさんも会場にお越しになられていて、ロバート・ハリスさんを含め会場の全員と記念撮影をして終了となりました。非常に内容が濃く、学びの多い、あっという間の一時間でした。

 

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まとめ

旅が、遊びであり、仕事であり、人生そのものになるのが今の時代。

旅先で使う、デバイス、インターネット、アプリをどう使うかが生活そのものになるといいます。

 

それも全てテクノロジーの進化がもたらしたものであり、テクノロジーをどう使い、自分の人生を、どう豊かに、どう自由していくか、そういう風にテクノロジーを使い倒して欲しいとお二人は語りました。

テクノロジーは、より人間を豊かに、より自由に、よりクリエイティビティを上げるためにあると言いますが、一方で気をつけてテクノロジーの進化に注目していないと、時代に置いていかれテクノロジーに人生をぐちゃぐちゃにされちゃう可能性もあります。

テクノロジーは、人生を拡張するためにある。

といった人がいると言います。

一昔前までは、テクノロジーを使えたら得な時代でしたが、今はテクノロジーを使わなければ損な時代。そんな時代に皆さんはテクノロジーをどう使いこなしますか。ノマドライフ、デュアルライフ、そしてTraveLifeは、テクノロジーの使い方次第で誰でも手に入れられる時代です。全てはテクノロジーの使い方次第です。

 

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