あなたは、今の働き方や、日々の生活、人間関係、収入と支出に満足できているでしょうか。
ふと気がつくと、残業や休日出勤などで貴重な自分の時間が取られ、自分のために使える時間がほとんどないという人もいるのではないでしょうか。また、よく会う人は仕事の上の付き合いの人ばかりで、代わり映えのしない人付き合いの毎日。そして、来る日も来る日も一生懸命働いているはずなのに、お金に余裕があるとはいえないなんてことに心当たりがある人も多いはずです。
今回は、思い描いていた人生と少し違っている、なんだか毎日気分が浮かない、人生をもっと自分らしく生きていきたい、そんなあなたにオススメの一冊をご紹介いたします。
学校を出て、仕事を始め、充実していた日々のはずだったのが、ふと立ち止まった時に「何かが違う」と感じてしまった。仕事や人間関係を抱え込みすぎて息苦しくなっている。もし、あなたがそんな違和感に悩まされたことがあるなら、この本を読み進めてください。
ここで伝えたいのは、自分らしく自由に生きることです。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
何を捨て何を残すかで人生は決まる|本田直之
ご紹介する本は、本田直之さんの著書である『何を捨て何を残すかで人生は決まる』です。
本田直之さんと言えば、『レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと 』などの数々ヒット作を持ち、「ノマドライフ」「TraveLife」「デュアルライフ」などの新しい働き方、生き方、ライフスタイルを提案し、今20代、30代の社会人にの間に絶大な人気を誇っています。1年の約6ヶ月をハワイで大好きなサーフィンなどをして過ごし、残りの半分は日本を含めた世界各地を旅をしながら、好きな場所で好きな仕事を好きな時に好きな仲間とすることで、生計を立てています。
本書は、本田直之さんが、現代社会に疲れ、自分を見失っている人たちに、「持たない生き方」という新たな視点、そしてこれからの時代に必要とされる能力、考え方などをまとめた一冊です。
持たない生き方とは、持ち物を減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。大事なのは、物を減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れること。
つまり、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案。それが持たない生き方です。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
「したくないこと」を考えよう
まず、自分が何に幸せを感じ、何を望んでいるかを明確にすることが重要だと言います。なぜなら、これからの時代は、自分で正しいと思うものを選択する能力が必要であり、周りがなんと言おうと自分が望むものを選び抜かなければなりません。日本全体が、衰退している現状を見れば、周り同じことをしていれば、タイタニック号と同じように、みんな沈んでしまいます。
中には自分が何を望んでいるかということをわからないという人もいると思います。そんな方は、まずは紙に自分が「やりたくないこと」「したくないこと」を書き出すことがオススメだと、本田直之さんは言います。
まずは、「やりたくないこと」だけを紙に書き出してみましょう。
ルールはシンプルです。
「何々だけはしたくない!」と叫んでいる、心の声に耳を傾けてみてください。
自分で家を出る時間を決められない暮らしはしたくない。
満員電車に揺られたくない。
愛想笑いと気疲ればかりの飲み会には出たくない。
ローンを払うためだけの労働はしたくない。
他人を蹴落とすことは考えたくない。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
人にどう思われてもいい、そう思えた時道が開ける
本田直之さんは、持たない生き方を実践する中で、世間の常識や価値観とズレた行動を取らなければならない時や、周りに理解してもらえない瞬間がくると言いますが、そんな時はしっかりと自分の覚悟で自分で決断することが重要であり、そうしたことを乗り越えることで大きく成長することができ、自分の望む人生に大きく近づくはずです。
自分らしいライフスタイルを築いて行きたいと本気で思うなら、「人からどう思われてもいい」というくらいの覚悟を持つこと。持たない生き方に必要なのは、「自分を持つ」という覚悟です。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
6:3:3
この数字は、本田直之さんの1年間の過ごし方を数字で表したものです。
1年間のうち、6ヶ月はハワイ、3ヶ月は日本、3ヶ月はヨーロッパやアジア、オセアニアなど、世界中を旅をして暮らしています。
こうしたライフスタイルに憧れる人が非常に多いと思ういますが、その反面「それは本田直之だから出来るんだろ?」と感じる人も多いと思います。それに対し、本田直之さんは、努力と覚悟次第で誰もが実現可能な世の中になっていると言います。つまり、本気で本田直之さんのような生活を目指している人が少ないだけなのです。
かつては、良い大学に入り、良い会社に入れば、住宅ローンを組んでマイホームを買い、定年まで勤め上げるという人生が、常識のように言われてきました。しかし、常識というものは、時として、誰かの都合の良いように歪められており、あなたの幸せとは関係がありません。ましてはこの常識は、日本が右肩上がりに成長を続けるという上での常識であり、日本が衰退の一途を辿る今の時代には、全く当てはまらない常識です。
住宅ローンは、日本人の幸せのためではなく、住宅メーカーと金融機関が儲けるために作られた空想のイメージであり、買った当初は良いものの子供が家を出れば夫婦二人には大きすぎる家だけが残り、35年ローンを組んでしまえば、定年退職をして収入がないにも関わらず、ローンを払わなければならないという悲惨な状況に陥っている人も大勢います。
人生は一度きりです。
なんとなく「こういうものだ」と信じている常識を疑わずに生きてしまうのは、もったいないことではないでしょうか。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
本物の人脈を作ろう
本田直之さんが、「持たない人生」を実践し、自分の理想の人生を歩んでいくためには、「本物の人脈」を持つことが重要だと言います。
本物の人脈は、会社や学校などに「用意された人脈」のことではなく、一緒に成長できる仲間パートナーなどのことを言います。
勤めている会社でつくることのできるつながりは、上司や部下といった関係を起点とした「縦の人脈」が中心になります。しかし、本物の人脈となるのは出会いの時点で、肩書きも関係なく、利害関係もない「横の人脈」です。
本田直之|何を捨て何を残すかで人生は決まる
本物の人脈を作るのには、社外の異業種の人が集まる場に行くしかないと言います。しかし、名刺交換会や異業種交流会は、ただ名刺を交換して終わりという、非常に生産性が低く、そこから本物の人脈が生まれることは全くといって良いほどありません。
本物の人脈を作るには、テーマ性のある、質の高い、社外の場に参加することが重要です。また、知り合いの紹介できている人が多い場は、誰かにオススメしたくなるほど質が高いことの証明でもあるため、非常にオススメです。
まとめ
今の仕事、生活について、100%満足できているという人は、ほとんどいないと思います。また、自分がやりたくないことを思い浮かべた時に、毎日の生活の中でやりたくないことばかりをしなかればいけない人生になっているという人も多いと思います。
しかし、本書の内容を実践していくことで、やりたくないことをやらなくても良い人生を手に入れられる可能性は格段に高まるはずです。そもそもほとんどの人は、やりたくないことをやらなくて良い人生なんて手に入らないと思っています。しかし、それは大きな間違いだということに、本書は気がつかせてくれます。あなたの望む自由な人生を手に入れるきっかけの一冊になるはずです。
東京アキバ読書会は、本田直之さんのいう、「本物の人脈」が得られる場の一つです。毎週東京の秋葉原で、20代、30代の読書会を開催しており、様々な業種、業界の人にご参加いただいております。また内容も読書会のため、本をテーマに行なっているため、名刺交換会のような一瞬話して終わりといった質の低い会ではなく、参加者それぞれが本という共通言語を元にダイアログを行うことで、参加者同士が非常に仲良くなることができます。
読書会に参加された方の、ほんの一部を下記にご紹介いたします。
一回でも東京アキバ読書会に参加された方は、読書会の学びの多さ、奥深さ、そして楽しさに魅了され、何度も参加したくなるという方がほとんどですので、毎回参加するごとにどんどん「本物の人脈」と出会うことが出来る可能性が高まります。
読書会に参加したことがないという方は、緊張や不安があると思いますが、東京アキバ読書会には毎回読書会に初めて参加するという方も多数ご参加されておりますので、ご安心してご参加ください。読書会の進行は、初参加の方に合わせて、進めさせていただきます。
東京アキバ読書会に、少しでも興味がおありの方は、イマスグ下記よりお申し込みをお願いいたします。
最近では東京以外からも読書会の人気を聞きつけご参加される方もいらっしゃるため、満席になり次第お申込みを締め切らせていただいています。
満席になる前に、ご希望の日程のお申込みをお忘れないようにご注意ください。